はじめに
外でごうごうと強い風が吹き荒れて、大雨がざあざあ降る台風。学校が休みになって「やったー!」と思うこともあるかもしれないけれど、外に出ると看板が飛んできたり木が倒れたりして、とても危ない自然の力を持っています。
でも、あんなに巨大な雨雲と強い風のかたまりは、いったいどこで、どうやって生まれてくるのでしょうか。なぜ真ん中には風のない「目」があるのでしょうか。
台風のひみつと安全に過すルールを、一緒にわかりやすく解き明かしていきましょう!
俺、台風が近づいてくると外の様子が気になっちゃうんだよな!でも本当にすごい風だし、どうやって生まれるのか不思議だぜ!
ふふ、外を見に行ったら絶対にダメよ。台風は南の海で生まれる巨大な雲の渦巻きなの。仕組みを知ると、どうして危ないのかもよくわかるわよ!
台風はどうやって生まれるの?
台風は、日本から遠く離れた南の暖かい海で生まれます。
海の水が太陽の光で温められて海面水温が27度以上になると、海からたくさんの水蒸気がもくもくと立ち上ります。この水蒸気こそが、台風をぐんぐん大きくする「エネルギーの源」です。
暖かい水蒸気が空高く昇っていくと、冷やされて巨大な積乱雲になります。この雲がたくさん集まって合体し、地球がぐるぐる回る力(自転)に引っ張られることで、巨大な渦巻きへと成長していくのです。
台風が生まれて巨大化する3つのステップ
① 南の暖かい海から水蒸気が湧き上がる!
海面水温が27度以上のあたたかい海で、大量の水蒸気が空に向かってぐんぐん昇っていきます。これが台風のエネルギーになります。
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② たくさんの積乱雲が集まって合体する!
水蒸気が空の上で冷やされて雲になるときに熱を出します。この熱でまわりの空気を吸い上げ、巨大な雨雲のかたまりへと成長します。
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③ 地球の回転でぐるぐる渦を巻き始める!
地球が回る力(自転)の影響を受けて雲が反時計回りに激しく回転を始め、猛烈な「台風」へと変身します。
台風は海の上を進みながら水蒸気をたっぷり吸い込んで強くなりますが、日本などの陸地に上陸すると、エネルギー源である水蒸気の補給が減るため、だんだん弱まっていきます。
海のお湯から出る湯気みたいな水蒸気が、あんなに巨大な台風のエネルギーになってるなんてびっくりだぜ!
そうなのよ。だから水蒸気がたっぷりある南の暖かい海でどんどん大きくなって、日本へ向かってやってくるのね。
台風の目と危険なエリアの秘密
台風の中心には、「台風の目」と呼ばれる特別な場所があります。
台風の目はぽっかりと雲に穴があいたようになっていて、激しい暴風雨のなかにありながら、風がピタッと止まり青空が見えることさえあります。これは、中心に向かって猛スピードで吹き込む空気が強い遠心力で外側に引っ張られ、真ん中に入り込めずに上から下へ空気が押し出される(下降気流)ためです。
ただし、目のまわりを取り囲む「アイウォール(目の壁)」と呼ばれる積乱雲の壁は、台風のなかで最も風と雨が激しい超危険エリアです。目が通り過ぎると、今度は反対側から猛烈な風が吹き荒れるので絶対に油断してはいけません。
さらに、台風の進む向きによっても風の強さが大きく変わります。
危険半円(進行方向の右側)
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台風が回る風の向きと、台風が前に進むスピードが「同じ向き」に合体する!
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風の力が足し算されて猛烈な強風になり、大雨の被害も大きくなりやすいエリア。
可航半円(進行方向の左側)
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台風が回る風の向きと、台風が進むスピードが「逆向き」にぶつかって打ち消し合う。
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右側に比べると少し風が弱まるけれど、それでも強い嵐なので油断は禁物!
ちなみに、台風は生まれる場所によって世界中で呼び名が変わります。日本やアジア周辺では「台風(タイフーン)」、アメリカ大陸の近くでは「ハリケーン」、インド洋やオーストラリア周辺では「サイクロン」と呼ばれますが、すべて同じ熱帯低気圧の仲間です。
台風の進行方向の右側は、風のスピードが足し算されて特に強くなるんだな!天気予報で進路を見るときは右側かどうかチェックするぜ!
ええ、その通りよ!ハリケーンやサイクロンも正体は同じ仲間だけど、場所によって名前が変わるのも面白いわね。
台風から身を守る大切なルール
台風が近づいてきたときは、身を守るための正しい行動をとることが何よりも大切です。
風が強くなると、外に置いてある植木鉢やゴミ箱が吹き飛ばされて凶器になります。台風が来る前におうちの人と一緒に外の片付けをしておきましょう。
そして、台風が来ている最中に絶対に守るべき3つの重要ルールがあります。
台風が近づいたときの3大安全ルール
🚫 川や海、用水路に近づかない
増水や高波に巻き込まれる危険!
「川の水かさが増えていないかな?」と見に行くのは絶対に禁止!上流で降った大雨によって、一瞬で水が押し寄せて足元をすくわれてしまうよ。
🪟 窓ガラスから離れて過す
強風で飛んできた物が突き破る危険!
外の植木鉢や看板が猛烈な風で飛ばされ、窓を割って飛び込んでくることがあるよ。雨戸やカーテンをしっかり閉め、窓から離れた部屋にいよう。
🔦 停電や断水に備えておく
懐中電灯や充電をチェック!
電線が切れて電気が消えてしまうことがあるよ。懐中電灯の場所を確認し、スマホやタブレットを充電しておこう。飲み水の準備も大切だよ。
学校が休みになっても外に遊びに行ったり、増水した川を見に行ったりするのは絶対にダメなんだな!家の中で安全に過すぜ!
ええ、おうちの中で家族と一緒に落ち着いて過すのが一番大切よ。懐中電灯や水の準備も前もって確認しておきましょうね!
まとめ
📝 今日のまとめノート
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要点1: 台風は南の暖かい海(水温27度以上)から湧き上がる水蒸気をエネルギーにして生まれる!
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要点2: 台風の目は穏やかだけど周りの雲の壁が一番危険!進行方向の「右側(東側)」は特に風が強くなる!
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要点3: 台風が来たら川や海には絶対に近づかず、カーテンを閉めた安全な部屋で過そう!
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台風ができる仕組みから身を守る方法までバッチリわかったぜ!次の台風のときは家族みんなでしっかり備えるぞ!
ふふ、頼もしいわね!自然の仕組みを正しく知って、危険なときはしっかり身を守る行動をとりましょうね!
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