はじめに
テレビやインターネットのニュースを見ていると、「外国で戦争が始まった」「ミサイルが発射された」といった深刻なニュースを目にすることがあります。 画面に映る壊れた建物や、悲しそうな表情をしている人々の姿を見て、「どうしてこんなことが起きるのだろう」「遠い国のことだけど、なんだか怖いな」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
日本に住んでいると、毎日学校に通って友達と遊んだり、温かいご飯を食べたりすることが当たり前に思えるかもしれません。しかし、世界には今この瞬間にも争いに巻き込まれ、普段通りの生活を送ることができなくなっている子どもたちがたくさんいます。
戦争とは、国と国、あるいは大きなグループ同士が、武器を使って命をうばい合う激しい争いのことです。決してゲームや映画の中だけの出来事ではありません。 なぜ人間は争いを始めてしまうのか、戦争が起きると世界はどうなってしまうのか、そして平和な毎日を守るために私たちには何ができるのかを、一緒に考えていきましょう。
ニュースで戦争の映像を見たとき、すっごく胸が苦しくなったぜ……。どうして国同士で武器を使った大ゲンカになっちゃうんだ?遠い国の話だけど、他人事とは思えないよな!
そうよね。怖くて目をそらしたくなるけれど、なぜ争いが起きてしまうのかを知ることは、平和な未来をつくるための大切な第一歩なのよ。一緒に順番に学んでいきましょう!
テレビから流れるニュースを家族で真剣に見ているシーン。
なぜ国同士の争いが起きるの?
学校やクラスでも、友達同士で意見が合わずにケンカになってしまうことがありますよね。 実は、国と国との争いも、きっかけは身近なケンカと似ている部分があります。ただし、国同士の争いには何万人、何千万人というたくさんの人々やお金、そして将来の安全が関わっているため、問題がとても複雑で大きくなってしまうのです。
国同士が争いを始めてしまう主な理由は、大きく分けると3つあります。
戦争が起きる3つの主なきっかけ
🌍 資源や土地のうばい合い
石油や水、食べ物を育てる大切な土地をめぐって「自分たちのものだ」とゆずり合えないこと。
🤝 考え方や宗教のちがい
信じている宗教や国のルール、大切にしている歴史や考え方が合わずにトラブルになること。
📜 過去の歴史や不信感
昔の争いや約束のトラブルから、「相手を信じられない」とお互いに疑ってしまうこと。
なるほどな……。土地やエネルギーの取り合いだけじゃなくて、お互いの疑いや考え方のちがいがこじれて、あんなに激しい争いになっちゃうのか!
そうなのよ。話し合いで解決できれば一番いいのだけれど、お互いに意地を張ったり相手を信じられなくなったりすると、力でねじ伏せようとしてしまうのが戦争の本当に悲しいところなのよね。
意見がぶつかり合ってしまい、困っている様子を象徴するイメージ。
戦争が起きるとどうなるの?
戦争が始まってしまうと、兵士だけでなく、まったく争いに関係のない一般の市民や子どもたちが最も大きな被害を受けます。 当たり前だった毎日の暮らしが一瞬にして奪われてしまうのです。
いつもの平和な毎日
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安心して学校に通って勉強やスポーツができる
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家族や友達とおいしいご飯を食べて楽しく過ごせる
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夜は自分の温かいベッドでぐっすり眠れる
戦争が起きてしまったとき
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家や学校がこわされ、勉強も遊びもできなくなる
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食べ物や水が手に入らなくなり生活が苦しくなる
・
安全な場所を求めて遠い場所へにげなくてはならない
街や学校が壊され、命や健康がおびやかされる
爆弾やミサイルによって、人々が暮らす家やマンション、学校、病院、道路、水道や電気の設備などが粉々に破壊されます。 水道が止まれば清潔な水が飲めなくなり、電気が止まれば夜は真っ暗で寒さや暑さをしのぐことも難しくなります。病気やケガをしても病院で十分な手当てを受けられず、命を落としてしまう人がたくさん出てしまいます。
「難民」となって故郷を離れなければならない
自分の家や街が戦場になってしまうと、危険から逃れるために、住み慣れた家や思い出の品、大好きなペットを残して、着の身着のままで逃げ出さなければなりません。 このように、命を守るために自分の国や故郷を離れて避難する人々のことを「難民」と呼びます。難民となった子どもたちは、新しい避難先で言葉が通じなかったり、安心して眠れる場所がなかったりと、とても不安で厳しい生活を強られます。
世界中の暮らしにも影響が広がる
戦争の影響は、戦っている国の中だけにとどまりません。 たとえば、戦争が起きている地域で作られていた小麦や野菜が届かなくなったり、石油やガスの値段が高くなったりして、遠く離れた日本でもパンやお菓子、電気代が値上がりするなど、世界中の人々の生活に大きな影響が広がります。地球上の国々は貿易や経済で強くつながっているため、地球のどこかで戦争が起きると世界全体が困ってしまうのです。
学校に行けなくなったり、家族と離れ離れになって逃げなきゃいけなくなったりするなんて、想像しただけでもすげーつらいぜ……!絶対に戦争なんて起きちゃいけないぞ!
ええ、本当にそうよね。戦争で一番傷つくのは、いつも罪のない普通の人たちや私たちと同じ子どもたちなのよ。だからこそ、世界中で二度と戦争を起こさないための仕組みが作られてきたの。
壊れた街並みと、生活が大変になってしまった人々の様子を表現するイメージ。
平和な世界をつくるための工夫
これまでの歴史の中で、世界中の人々は数多くの悲惨な戦争を経験してきました。 その反省から、「二度とこんな悲劇を繰り返してはならない」という強い決意のもと、争いを防ぐための様々な仕組みや国際的なルールが作られています。
Q
国同士のケンカを止める仕組みはあるの?
A
国際連合(国連)などの話し合いの場があるよ!
1. 国際連合(国連)による話し合いとルールづくり
第二次世界大戦という大きな戦争が終わった後、世界の国々が集まって「国際連合(国連)」という組織を作りました。現在、世界中のほとんどの国(193カ国)が加盟しています。 国連では、国同士の対立が起きたときに武器を使うのではなく、代表者がテーブルについて言葉で話し合い、平和的に解決することを目指しています。また、戦争中であっても病院や学校を攻撃してはいけないという「国際的な決まり(国際法)」も作られています。
2. 困っている人々を助ける支援活動
国連や民間の支援団体(NGOやNPO)は、戦争で傷ついた地域に医師や看護師を派遣したり、食べ物や毛布、テントなどの物資を届けたりする活動を行っています。 また、避難所でも子どもたちが勉強を続けられるように仮の教室を開くなど、子どもたちの未来を守るための支援が世界中で続けられています。
3. 私たち自身が毎日の生活でできること
「世界平和」と聞くと、政治家やリーダーたちだけが考える遠い話のように思えるかもしれません。しかし、平和な世界の基礎は、私たち一人ひとりの毎日の過ごし方の中にあります。
- ちがいを認めて尊重する: 自分と違う意見や好きなもの、文化を持つ友達をからかったり否定したりせず、「そういう考え方もあるんだな」と受け止めること。
- 暴力ではなく言葉で伝える: 嫌なことがあったりイライラしたりしたときに、手を出したり乱暴な言葉を使ったりせず、落ち着いて自分の気持ちを言葉で説明し、相手の言い分もしっかり聞くこと。
- 世界の出来事に関心を持つ: ニュースを見て世界の国々の事情を学んだり、困っている人々に心を寄せたりすること。
学校や家庭で「相手を思いやり、話し合って解決する」という小さな平和を積み重ねることが、やがて争いのない平和な社会をつくる大きな力につながります。
クラスで意見が合わないときも、カッとなって怒鳴るんじゃなくて、相手の言い分をしっかり聞いて話し合うのが大切なんだな!俺たちにもできる平和への第一歩だぜ!
ふふ、その通りよ!身近な友達を思いやる優しい心は、世界平和への願いとしっかりつながっているの。一人ひとりの思いやりが、争いのない明るい未来を作っていくのよね。
クラスメイト同士で笑顔で握手をして仲直りしているシーン。
まとめ
📝 今日のまとめノート
・
戦争は土地や資源のうばい合い、考え方のちがいなど複雑な理由で起きてしまう
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戦争が起きると家や学校がこわされ、子どもたちの笑顔や日常がうばわれる
・
平和への第1歩は、身近な友達と話し合い、お互いのちがいを思いやること
🖍️ ✏️
戦争の恐ろしさだけじゃなくて、平和を守るために世界中が協力していることや、俺たちにできる身近な行動がよーく分かったぜ!まずは友達の話をしっかり聞くことから実践するぞ!
素晴らしい意気込みね、はると!平和な世界を守るためには、正しい知識を持って自分にできることを考え続けるのが大切なのよ。これからも周りのみんなへの優しさを大切にしていきましょうね!
平和を願って青空に向かって折り鶴を飛ばしているイメージ。
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