星の色って、どうして違うの?
夜空を見上げると、キラキラと輝く星たち。よく見ると、星の色って一つ一つ違うよね。赤っぽく見える星、白っぽく見える星、青っぽく見える星…。まるで宝石箱をひっくり返したみたい!
どうして星の色は違うんだろう?実は、星の色は、その星の「温度」で決まるんだ。熱いものほど青白く、冷たいものほど赤っぽく光る性質があるんだよ。
カラフルな色の星

はると
ええっ!?星の色って温度で決まるのか!じゃあ、すげー熱い星は青白くて、ちょっと冷たい星は赤っぽいってこと?

ひまり
そうみたいね。なんだか不思議。私たちがお風呂に入る時みたいじゃない?熱いお湯だと湯気で白っぽく見えるし、ぬるいお湯だと普通の色に見えるし…。
身近なもので考えてみよう!
例えば、ガスコンロの火を思い浮かべてみて。火がついたばかりの時は、炎は赤っぽいよね。でも、火力が強くなってくると、だんだん青白くなってくる。これは、温度が低いと赤っぽく、温度が高いと青白く見えるからなんだ。
星も、これと全く同じ。表面温度が高い星は青白く、低い星は赤っぽく見えるんだ。
いろいろな星の色を見てみよう!
- 青白い星:すごく熱い星!温度は1万℃以上もあるんだ。
- 白い星:熱い星!温度は6000℃から1万℃くらい。
- 黄色い星:私たちの太陽もこの仲間。温度は5000℃から6000℃くらいだよ。
- オレンジ色の星:ちょっと冷たい星。温度は3500℃から5000℃くらい。
- 赤い星:冷たい星。温度は3500℃以下なんだ。
星の色を観察すれば、その星がどれくらい熱いのかが分かっちゃうなんて、すごいよね!
オーロラの色は、どうしてあんなに綺麗なの?
北極や南極の近くで見られるオーロラ。空にゆらめく、緑やピンク、赤色の光のカーテンは、息をのむほど美しいよね。このオーロラの色は、一体どうやってできるんだろう?
オーロラ
太陽からのプレゼント
実は、オーロラは太陽からのプレゼントなんだ。太陽からは、「太陽風」っていう、目に見えない小さなつぶつぶ(粒子)が、いつも地球に向かって吹いているんだ。
この太陽風が、地球の空気のつぶつぶ(酸素や窒素など)とぶつかると、光を放つことがある。これが、オーロラの正体なんだ!
空気と太陽風で色が変わる!
オーロラの色は、ぶつかる空気のつぶつぶの種類によって変わるんだ。
- 緑色:酸素のつぶつぶとぶつかると、緑色に光るよ。
- 赤色:高いところにある酸素のつぶつぶとぶつかると、赤色に光るんだ。
- ピンク色や紫色:窒素のつぶつぶとぶつかると、ピンク色や紫色に光るよ。
オーロラの色は、地球の空気と太陽風が作り出す、自然の芸術作品なんだね!
宇宙全体って、何色なの?
星の色、オーロラの色…と見てきたけど、じゃあ、宇宙全体は何色なんだろう?
宇宙には、数えきれないほどの星や銀河があるよね。これらの光をぜーんぶ混ぜ合わせると、一体何色になるんだろう?
宇宙の色は「コズミック・ラテ」!
2002年、アメリカの研究者たちが、宇宙全体の色は「コズミック・ラテ」っていう、ベージュ色に近い色だと発表したんだ。カフェラテみたいに、ちょっと白っぽい色なんだって!
たくさんの星の光が集まると、なぜベージュ色っぽくなるんだろう?それは、いろんな色の光が混ざり合うと、特定の色が強く出るのではなく、全体的に薄まって、落ち着いた色になるからなんだ。
でも、宇宙の色については、まだまだ研究が続いているんだ。もしかしたら、新しい発見があるかもしれないね!
コズミック・ラテ色の宇宙
宇宙の色は、不思議がいっぱい!
星の色、オーロラの色、そして宇宙全体の色。宇宙には、たくさんの「色」があって、それぞれに面白い秘密があったね。
今度夜空を見るときは、ぜひ星の色を観察してみてね。「あの星は、すごく熱いんだな」「あの星は、太陽と同じくらいの温度かな?」なんて、考えながら見ると、もっと楽しくなるよ!
そして、オーロラが見られる場所に住んでいる人は、ぜひ本物のオーロラを見てみてほしいな。自然が作り出す光のショーは、きっと忘れられない思い出になるはず!
宇宙の色は、まだまだたくさんの謎を秘めている。これからも、宇宙の不思議を一緒に探求していこう!

ひまり
ねえ、はると、宇宙の色ってどんな色だと思う?

はると
うーん、宇宙の色かぁ…カレーライス色…じゃないな。えーと、ひまりの好きな、いちごミルクの色とか?

ひまり
ふふ、宇宙がピンク色だったら可愛いけど、この記事には『コズミック・ラテ』色って書いてあったよ。カフェラテみたいな色だって。

はると
コズミック・ラテ…?へー、なんか美味しそうな名前だな。今度ひまりにカフェラテおごってもらおうっと!
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