小学生でもわかる！「ブラックホール」

はじめに

宇宙うちゅうは、広ひろがり無限むげんで、たくさんの不思議ふしぎがいっぱい詰つまっています。星ほしや惑星わくせい、彗星すいせい、そして宇宙うちゅうの怪物かいぶつとも言いわれる「ブラックホール」など、さまざまなものが宇宙うちゅうを彩いろどっています。今回こんかいは、その中なかでも特とくに神秘的しんぴてきで興味深きょうみぶかい存在そんざい、「ブラックホール」についてわかりやすく説明せつ めいしていきます。

ブラックホールの基本きほん

ブラックホールは、宇宙うちゅうのなかでとても重力じゅうりょくが強つよい場所ばしょのことを言います。この重力 じゅうりょくが強つよすぎて、光ひかりさえも逃にげることができないんですよ。ブラックホールは、大おおきな星ほしが寿命じゅみょうを迎むかえて爆発ばくはつし、その後あとに小ちいさくて重おもいものになることで生うまれます。星ほしが死しんで小ちいさくなると、その重おもさが一点いってんに集あつまり、ブラックホールができあがるんです。

ブラックホールの名前なまえの由来ゆらいは、重力じゅうりょくが強つよすぎて光ひかりさえ逃にげられないため、真まっ黒くろに見みえることからきています。なんて不思議ふしぎなんでしょう！

ブラックホールの特徴とくちょう

ブラックホールの一いち番外ばんそと側がわには、入口いりぐちのような場所ばしょがあります。これを「イベントホライズン」と言います。一度いちどこの入口いりぐちを通とおると、もう戻もどることはできなくなってしまいます。ブラックホールの中心ちゅうしんには、すごく小ちいさくて重おもい点てんがあります。これを「特異点とくいてん」と言います。特異点とくいてんのまわりを物ものがぐるぐると吸すい込 こまれていくんです。

そして、ブラックホールの近ちかくでは、時間じかんが遅おそくなるという不思議ふしぎな現象げんしょうも起おこります。これは「時間じかんの歪ゆがみ」とも言いわれていて、宇宙うちゅうの法則ほうそくを感かんじることができる現象げんしょうなんですよ。

ブラックホールの研究けんきゅう

ブラックホールは宇宙うちゅうの謎なぞを解とく鍵かぎとも言いわれています。科学者かがくしゃたちは ブラックホールを観測かんそくして、宇宙うちゅうの法則ほうそくを理解りかいしようとしています。そして、驚おどろくことに2019年ねんには、人類じんるい初はつとなるブラックホールの写真しゃしんが撮影さつえいされました。この写真しゃしんは、ブラックホールの周まわりの光ひかりの輪わを捉とらえていて、宇宙うちゅうの深ふかい謎なぞに一いち歩ほ近ちかづく手てがかりとなりました。

ブラックホールとは宇宙うちゅうの謎なぞを解とくカギ

ブラックホールは、宇宙うちゅうの謎なぞを解とく大切たいせつなカギとなっています。宇宙うちゅうの法則ほうそくや、重力じゅうりょくの働はたらきをもっと知しることで、私わたしたちは宇宙うちゅうの起源きげんや進化しんかについて理解りかいを深ふかめることができます。ブラックホールが教おしえてくれることは、これからの宇宙うちゅうの研究けんきゅうにとってとても重要じゅうようなんです。

おわりに

宇宙うちゅうは広ひろがり無限むげんで、ブラックホールのような不思議ふしぎな存在そんざいが私わたしたちに多おおくのことを教おしえてくれます。ブラックホールの研究けんきゅうを通つうじて、宇宙うちゅうの謎なぞを少すこしずつ解明かいめいしていくことは、これからも続つづいていくでしょう。さあ、宇宙うちゅうの冒険ぼうけんはまだまだ続つづきます！