こんにちは!今日は「雷が落ちやすい場所」について、みんなにわかりやすく説明するね。雷はとってもすごいパワーを持っていて、どこに落ちるのかを知っておくことは、自分の身を守るためにとても大切なことなんだ。ぜひ最後まで読んでね!
そもそも雷ってどうやってできるの?
雷は、空の雲の中で生まれる強力な電気なんだ。冬に服を脱ぐときに「パチッ」となる静電気を感じたことがあるよね?雷はその静電気が何億倍も大きくなったものだと思ってみよう!

はると
雷って静電気の超大盛りバージョンなんだ!俺、冬にセーター脱ぐ時めっちゃパチパチなるからわかるー!

ひまり
はると、その例えはちょっと…(笑)でも確かに、雲の中で氷の粒がぶつかって電気ができるなんて、自然ってすごいわね
雷の正体は電気の大ジャンプ!
雲の中では、小さな氷の粒や水滴がたくさん動き回っているんだ。これらがぶつかったり、上に上がったり下に落ちたりすると、プラスとマイナスの電気が生まれるよ。雲の上の方にはプラスの電気、下の方にはマイナスの電気がどんどん集まっていくんだ。
そして、このプラスとマイナスの電気の差が大きくなりすぎると、「もう我慢できない!」というところまで来て、一気に放電するんだ。これが私たちが見る「ピカッ」という光と「ゴロゴロ」という音の正体なんだよ。
雷はどこを目指して落ちるの?
雷は、電気を通しやすいところを探して落ちてくるんだ。特に高いものや、とがったものが大好きなんだよ。それは、地面と雲の間の距離が短くなるから、電気が流れやすくなるんだ。
電気を通しやすいものには、金属や水などがあるよ。だから、金属でできた高い建物や、水分をたくさん含んだ高い木などは、雷にとって「ここに来てね!」と言っているようなものなんだ。
雷が落ちやすい危険スポットランキング!
それでは、雷が特に落ちやすい場所を、危険な順に見ていこう!
第1位:高い建物やタワー
一番雷が落ちやすいのは、高いビルや電波塔、鉄塔などだよ。東京スカイツリーや東京タワーのような高い建物は、毎年何度も雷に打たれているんだ。
どうして高い建物は一番危ないの?
高い建物は空に向かって突き出ているから、雷雲からの距離が近いんだ。それに、多くの高い建物は鉄骨などの金属でできているので、電気を通しやすいんだよ。雷は「一番近くて、電気を通しやすいところ」を選ぶから、高い建物は格好の的になってしまうんだ。
実は、高い建物には「避雷針」という雷を安全に地面に逃がす装置がついているよ。これのおかげで、建物が雷で壊れるのを防いでいるんだ。
避雷針
第2位:高い木や一本木
公園や山にある高い木、特に周りに何もなくてポツンと立っている木は、雷が落ちやすい場所なんだ。
どうして木に雷が落ちるの?
木は地面から水分を吸い上げているから、中には水分がたくさん含まれているよ。水は電気を通しやすいから、雷は木を通って地面に行こうとするんだ。特に、周りに他の高いものがない場所にある木は、雷にとって「ここしかない!」という目印になってしまうんだよ。
だから、雨の日に雷が鳴り始めたら、絶対に木の下に隠れちゃダメだよ!特にカシの木やポプラのような背の高い木は危険だから気をつけてね。
第3位:広い平地や運動場
学校の校庭や野球場、サッカー場などの広くて開けた場所も、雷が落ちやすい場所だよ。

はると
えー!?運動場が3位!?じゃあサッカーしてたら俺が一番高い的ってこと!?やばい、ヘディング練習してる場合じゃない!

ひまり
はると、その発想が危ないわよ!…でも私、図書室で本読んでる方が安全そうで安心したわ☺
どうして開けた場所は危ないの?
広い場所には高いものがないから、雷は「じゃあ一番近いものに行くしかないな」と思って落ちてくるんだ。もし、広い場所に人がいたら、その人が一番高いものになってしまうから、雷に打たれる危険があるんだよ。
特に注意が必要なのは、野球やサッカーのような屋外スポーツをしているときだよ。雷が鳴ったら、すぐに体育館や校舎など、安全な建物の中に入るようにしよう。
第4位:水辺(海・川・プールなど)
海や川、プールなどの水辺も雷が落ちやすく、とても危険な場所なんだ。
どうして水辺は危ないの?
水は電気をとてもよく通すんだ。もし雷が水面に落ちると、電気は水の中を広がって流れていくから、水の中にいる人は感電してしまう危険があるよ。海水は特に電気を通しやすいから、海水浴中に雷が鳴り始めたら、すぐに海から上がって建物の中に避難しよう。
夏休みのプール遊びや川遊びのときも同じだよ。雷が鳴り始めたら、水から出て安全な場所に行くことが大切だよ。
第5位:ゴルフ場や田んぼ
ゴルフ場や田んぼのような広くて開けた場所も、雷が落ちやすい場所として知られているよ。
どうしてゴルフ場や田んぼは危ないの?
ゴルフ場は広くて開けた場所に、木が点々と生えていることが多いんだ。それに、ゴルフをする人はゴルフクラブという金属の棒を持っているから、雷を引き寄せやすくなってしまうんだよ。
田んぼも同じように広くて開けていて、水がたくさんあるから雷が落ちやすいんだ。昔から「田んぼで作業中に雷に打たれる」という事故が多かったんだよ。
雷から身を守るための5つの方法
雷が鳴り始めたら、どうすればいいのかな?安全に過ごすための方法を5つ紹介するね。
1.頑丈な建物の中に入ろう!
一番安全なのは、鉄筋コンクリートでできた建物の中だよ。学校や公共施設、ショッピングモールなどが該当するね。家にいるときは、窓から離れた場所にいると安心だよ。
なぜ建物の中が安全かというと、建物に雷が落ちても、電気は建物の外側を通って地面に流れるからなんだ。これを「ファラデーケージ効果」というんだよ。難しい言葉だけど、「電気は金属の箱の中に入れない」という自然の法則なんだ。
2.車の中も安全ゾーン!
もし近くに頑丈な建物がなくても、車があれば車の中に入ろう。車は全体が金属でできているから、雷が直接当たっても、電気は車の外側を通って地面に流れていくんだ。ただし、窓は全部閉めて、金属部分には触れないようにしようね。
3.こんな場所は絶対ダメ!
雷が鳴っているときは、絶対に以下の場所にいてはいけないよ:
- 木の下(特に一本だけ立っている大きな木)
- 電柱の近く
- 金網フェンスの近く
- 高いところ(山の頂上や展望台など)
- 開けた場所(校庭や広場など)
- 水辺(海、川、プール、田んぼなど)
これらの場所は雷が落ちやすいか、または落ちた雷の電気が伝わりやすい場所なんだ。
4.避難できる場所がないときは?
どうしても建物や車に避難できないときは、以下のことを守ろう:
- 体を小さく丸めて、地面にしゃがむ
- かかとをつけて足を揃える(電気が体を通りにくくなる)
- 頭を低くして、手で耳をふさぐ
- 金属のものは体から離す(傘、釣り竿、ゴルフクラブなど)
これは「ライトニングポジション」と呼ばれる姿勢で、雷から身を守るための最終手段だよ。
5.雷が鳴り始めたらすぐに行動!
雷は突然強くなることがあるから、雷鳴が聞こえ始めたらすぐに安全な場所に移動することが大切だよ。「雷が鳴ったら遊びはおしまい」と覚えておこう!
どれくらい近くに雷が落ちているか知る方法
雷が近くに落ちているかどうかを知る簡単な方法があるよ。雷が光ってから音が聞こえるまでの秒数を数えるんだ。
1秒は「いち、に、さん」と数えるくらいの時間だよ。光を見てから3秒後に音が聞こえたら、雷は約1キロメートル離れた場所に落ちたということになるんだ。
音の速さは1秒間に約340メートル進むから、3秒だと約1キロメートルになるね。10秒以内に音が聞こえたら、かなり近くに雷が落ちているから、すぐに安全な場所に避難しよう!
雷の驚きの豆知識!
雷についての面白い事実をいくつか紹介するね!
- 世界中で、毎秒約100回の雷が落ちているんだって!
- 雷の温度は約30,000℃もあるんだ。これは太陽の表面よりも熱いんだよ!
- 雷が砂に落ちると、「フルグライト」という特別なガラスができることがあるよ。
- 日本で雷が多いのは夏だけど、世界には冬に雷が多い地域もあるんだ。新潟県の「雷発生観測所」は、冬の雷を研究しているよ。
- 雷は植物の成長に役立つこともあるんだ。雷が落ちると窒素が作られて、それが雨と一緒に地面に落ちて、植物の栄養になるんだよ。
まとめ:雷から身を守ろう!
雷は自然の大きなパワーで、私たちにとても大切なことを教えてくれるね。それは「自然の力を知って、うまく付き合っていくこと」の大切さだよ。
雷が落ちやすい場所と、雷から身を守る方法を知っておけば、雷が鳴っても焦らずに行動できるね。家族や友達にも今日学んだことを教えてあげて、みんなで安全に過ごそう!

はると
雷が鳴ったらカレー屋に逃げ込むのが最強だな!金属のスプーン持ってるけど大丈夫かな…?

ひまり
スプーンは持たないほうがよいかもね(笑)…でも、カレー屋さんなら私もついて行くわ。雷よりパクチーの方が怖いもの
もし雷のニュースを見たり聞いたりしたときは、「あ、今日勉強したことだ!」と思い出してみてね。知識は、実際に使ってこそ本当の力になるんだよ。
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