みなさん、こんにちは!今日は、毎日見上げる空に浮かぶ「雲」のお話をしたいと思います。雲の作り方を知ると、空を見上げるのがもっともっと楽しくなりますよ!

はると
なんだか面白そう!でも、はるとはすぐ飽きちゃうんじゃないの~?
雲の正体を知っていますか?
「雲って何でできているんだろう?」そう思ったことはありませんか?
実は雲の正体は、とっても小さな「水滴」や「氷の粒」なんです。これらが空中にたくさん集まって浮かんでいるのが、私たちの目には白い雲として見えているんです。
でも、ちょっと待って!「水は重いのに、どうして空に浮いているの?」「どうして白く見えるの?」そんな疑問が浮かんできますよね。
今日は、そんな雲の不思議を一緒に探検していきましょう!
雲ができる3つの材料
雲ができるには、3つの大切な材料が必要です:
- 水蒸気:お風呂から立ち上る湯気のように、目に見えない水の粒です。
- チリやホコリ:空気の中を漂う、とても小さなゴミの粒です。
- 冷たい空気:上空にある冷たい空気のことです。
この3つが揃うと、雲が生まれる準備が整います!
雲ができるまでの冒険物語
では、雲ができるまでの冒険を見ていきましょう。
Step1:水蒸気が空へ旅立ち
まず、地面や海、湖から水が蒸発して、目に見えない「水蒸気」になります。暖かい空気は軽いので、水蒸気を連れて空高く昇っていきます。
これは、お風呂場で見る湯気と同じです。熱いお湯から立ち上る湯気を見たことがありますよね?あれも水蒸気が空気中に広がっていく様子なんです。
Step2:高い空は寒い!
上に昇った暖かい空気は、だんだん冷えていきます。これは、高い山に登ると寒くなるのと同じです。富士山の頂上に雪があるのも、上空が冷たいからなんです。
Step3:水蒸気が水滴に変身
冷えた水蒸気は、空気中を漂うチリやホコリにくっつきます。このとき、目に見えない水蒸気が、目に見える小さな水滴に変身します。
これは、冷たい窓ガラスに息を吹きかけると曇るのと同じ仕組みです。温かい息(水蒸気)が冷たいガラスに当たって、水滴になるんです。
Step4:水滴が集まって雲に
たくさんの水滴が集まると、ついに雲の形になります!水滴が集まれば集まるほど、雲は大きく成長していきます。
雲の種類を知ろう!
雲には、形や高さによっていろいろな種類があります。それぞれの雲には、面白い特徴があるんですよ。
1. 積雲
まるで綿菓子やカリフラワーのような形をした雲です。晴れた日によく見かける、真っ白でモコモコした雲です。夏の青空に浮かぶ積雲を見ると、なんだかアイスクリームが食べたくなりませんか?
積雲
2. 層雲
空全体を覆うような、グレーの薄い布のような雲です。まるで空にグレーのカーテンを引いたみたいですね。
層雲
3. 巻雲
空高く、すじ状に広がる薄い雲です。まるで白い羽のような形をしています。風で引き伸ばされたような形が特徴です。
巻雲
4. 乱層雲
真っ黒な雨雲です。この雲が現れたら、雨や雪が降ってきます。空全体が暗くなって、少し怖い感じがしますね。
乱層雲
家で雲を作ってみよう!
実は、家でも雲を作ることができるんです。大人の人と一緒に、ぜひやってみましょう!

はると
えっ、家で雲が作れるの!?マジか!しかもマッチ使うって、めっちゃワクワクするじゃん!

ひまり
ちょっと、はると!マッチは危ないから、絶対に大人の人と一緒じゃないとダメよ!また何か爆発させたら大変なんだから!
【必要なもの】
- ペットボトル(透明な1.5Lくらいのもの)
- お湯
- マッチ(必ず大人の人に扱ってもらいましょう)
【作り方】
- ペットボトルに少しお湯を入れて振り、中を暖めます
- お湯を捨てます
- マッチの煙を少しだけ入れます
- ペットボトルのふたをしめます
- ペットボトルを強く押してから、急に手を離します
すると…ペットボトルの中に小さな雲ができます!
これは本物の雲と同じ仕組みでできているんです。ペットボトルを押すと中の空気が冷えて、水蒸気が水滴になり、マッチの煙(チリの役割)にくっついて、小さな雲になるんです。
雲から天気を予想しよう
雲を観察すると、明日の天気を予想することもできます:
- 積雲がたくさん見えたら→そのまま晴れが続くことが多い
お弁当を持って公園に行くのにぴったりな天気です!
- 巻雲が現れたら→2〜3日後に天気が崩れるかも
傘の準備をしておくといいですね。
- 乱層雲が見えたら→まもなく雨が降りそう
急いで洗濯物を取り込みましょう!
雲の驚くべき事実
雲には、まだまだ驚くような事実がたくさんあります:
- 雲は1日で何度も生まれ変わっています
朝見た雲と、夕方見た雲は別の雲なんです!
- 雲の中の温度はマイナスになることもあります
とても寒いんですね。
- 1つの雲の重さは、ゾウ30頭分もあります
でも、空気中に浮かんでいるから落ちてこないんです。
- 雲は地上から見上げると白く見えますが、宇宙から見ると灰色に見えます
宇宙飛行士は、違う色の雲を見ているんですね!
ゾウの形をした雲
さいごに〜雲の観察員になろう!〜
雲は、私たちの目の前で毎日「水の冒険」を見せてくれています。これからは空を見上げるたびに、「今、水の粒が集まって雲になったんだな」と想像してみてください。
雨が降る日も、晴れの日も、空には素晴らしい物語が広がっているんです。
今日から1週間、毎日どんな雲が見えるか観察してみませんか?朝と夕方で雲の形が変わっていないか、天気予報と比べてみるのも面白いですよ。
みなさんも、雲の観察員になって、空の不思議を見つけてみましょう!

はると
よし!明日から俺は雲の観察員だ!毎日空を見上げて、天気予報を当てまくるぞ!

ひまり
ふふ、頑張ってね!私は、はるとの天気予報が当たるかどうか、記録係になるわ!…でも、あんまり期待はしないでおこうかな~。
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