はじめに
みんなは、晴れた日に外に出ると「太陽の光ってあたたかいな」と感じたことはないかな?
実は、そのあたたかくてまぶしい太陽の光には、ものすごいパワーがかくされているんだ。そのパワーを使って、私たちが毎日使っているゲームやテレビ、あかりを動かす「電気」をつくることができるんだよ。
それが、今回紹介する「太陽光発電」という仕組みなんだ。学校の屋根や、お家の屋根、あるいは広い空き地に、青くて四角い板がたくさん並んでいるのを見たことはないかな?あれが、太陽の光をつかまえて電気に変える特別な板なんだよ。
今回は、太陽光発電がどうやって電気をつくっているのか、そのひみつを一緒に探ってみよう!

はると
あ!あの青い板、近所の家の屋根で見たことあるぜ!あれって電気をつくっていたんだな。ただの飾りかと思ってたぜ!

ひまり
もう、はるとったら。ただの飾りなわけないでしょ。太陽光パネルって言って、地球にやさしい電気をつくるための大切な道具なのよ。
太陽光発電ってなぁに?
私たちが家や学校で使っている電気は、どうやってつくられているか知っているかな?
多くの電気は、石炭や石油、天然ガスといった「燃料」を燃やして、その熱で大きな機械を回してつくられているんだ。これを「火力発電」と言うよ。でも、燃料を燃やすと、地球を温めてしまう「二酸化炭素」というガスが出てしまうんだ。さらに、石炭や石油は使い続けるといつかはなくなってしまうという問題もあるんだよ。
そこで登場したのが「太陽光発電」なんだ。太陽光発電は、太陽の光を直接電気に変える方法なんだよ。
何かを燃やす必要がまったくないから、地球を温めるガスを出さないクリーンな発電方法なんだ。太陽は、あと何十億年も輝き続けると言われているから、エネルギーがなくなってしまう心配もないんだよ。

はると
へぇー!燃やさないで電気をつくるのか。じゃあ、煙も出ないし、空気も汚れないからすげーいいじゃん!

ひまり
そうなの。太陽の光はタダだし、どこにでも降り注ぐから、とっても便利なエネルギー源として世界中で注目されているのよ。
どうやって電気をつくるの?
太陽の光を浴びるだけで、どうして電気が生まれるんだろう?そのひみつは、あの青くて四角い板「太陽光パネル(ソーラーパネル)」の中にあるんだ。
太陽光パネルは、シリコンという特別な物質でできた「半導体」という薄い板を重ねてつくられているよ。この半導体は、光が当たると、電気のもとになる小さな粒(電子)が動き出すという不思議な性質を持っているんだ。
もっとわかりやすく言うと、パネルの中に電気のつぼみがあって、そこに太陽の光が当たると、つぼみが開いて電気の粒たちが元気に走り出すようなイメージだよ。走り出した電気の粒たちが一方向へ流れることで、「電気の流れ」が生まれるんだ。
こうしてつくられた電気は、お家で使える電気の形に変えられて、みんなのテレビや冷蔵庫に届けられているんだよ。

はると
光が当たるだけで電気が走り出すなんて、すごい仕組みだな!俺のサッカーボールも光を当てたら勝手に転がらないかな?

ひまり
それは無理よ、はると。太陽光パネルは科学の力で電気をつくる特別な仕組みなんだから。でも、本当に不思議で面白い仕組みよね。
太陽光発電のいいところ
太陽光発電には、地球にとっても私たちにとっても、うれしいメリットがたくさんあるんだ。
①地球温暖化を防ぐ
一番のメリットは、電気をつくるときに二酸化炭素をまったく出さないこと。地球の気温が上がりすぎて、異常気象が起こるのを防ぐお手伝いができるんだ。
②どこでも電気をつくることができる
電線がつながっていない山の中や、災害で電気が止まってしまった場所でも、太陽の光さえあればその場で電気をつくることができるんだ。家の屋根に乗せておけば、自分たちの家で使う電気を自分たちでまかなうこともできるよ。
③音がしなくて静か
火力発電所や風力発電のように、大きな機械を回すわけではないから、電気をつくるときにまったく音がしないんだ。住宅街の家の屋根に置いても、近所の人たちに迷惑がかからないのは素晴らしいことだよね。

はると
音がしないのはいいな!夜遅くに電気をつくっていても、うるさくて眠れないなんてことがないんだな!

ひまり
そうね。それに、お家の電気を自分たちでつくれば、電気代が安くなることもあるから、家計にもやさしいのよ。
太陽光発電のたいへんなところ
とても便利で地球にやさしい太陽光発電だけど、実はまだいくつかの「たいへんなところ(課題)」があるんだ。
①天気に左右される
一番大きな弱点は、お天気によってつくれる電気の量が大きく変わってしまうことなんだ。晴れている日はたくさん電気をつくれるけれど、曇りや雨の日はつくれる電気が少なくなってしまう。そして、太陽が出ていない「夜」は、電気をまったくつくることができないんだよ。
②広い場所が必要になる
太陽光パネル1枚がつくる電気の量はそれほど多くないから、学校や工場、街全体で使うようなたくさんの電気をつくるためには、ものすごく広い場所にたくさんのパネルを並べなければならないんだ。そのため、山林を切り開いてパネルを置くことで、逆に自然を壊してしまうという問題も起こっているんだよ。
③電気をつくる道具(パネルや蓄電池)が高い
太陽光パネルを設置したり、夜に使うために昼間つくった電気をためておく「蓄電池」という大きなバッテリーを買うには、たくさんのお金がかかるんだ。これもみんなが使いやすくするための課題になっているよ。

はると
そっか、夜は電気がつくれないのか。俺、夜にゲームをすることが多いから、それだと困っちゃうぜ!

ひまり
だから、昼間につくった電気を大きなバッテリーにためておいたり、他の発電方法と組み合わせたりして、いつでも電気が使える工夫がされているのよ。
まとめ
太陽光発電は、太陽という自然のめぐみを使って電気をつくる、地球の未来を守るための大切な技術なんだ。
天気に左右されたり、広い場所が必要だったりする課題もあるけれど、最近では、ビルの壁に貼れるくらい薄くて軽いパネルや、電気をたくさんためられる高性能なバッテリーなど、新しい技術がどんどん開発されているんだよ。
みんなが大人になるころには、もっといろいろな場所で太陽光発電が使われているかもしれないね。太陽の光という身近なエネルギーに関心を持って、地球にやさしい暮らしについて考えてみよう!

はると
よし!俺もこれからは無駄な電気を使わないようにして、地球にやさしい男になるぜ!まずはゲームの時間をちょっと減らすかな?

ひまり
あら、はるとにしては良い心がけね。太陽光発電のような新しいエネルギーのことを知りながら、みんなで未来の地球を守っていきましょうね!
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