小学生でもわかる!「ネイマール」

ネイマール

はじめに

相手の頭の上をボールがふわりと飛び越える!? まるで手品のようにボールを自由自在に操る、天才的なサッカー選手を見たことがありますか?

サッカーの試合を見ていて、「うわあ、すごい!」「あんな技、どうやってやるの!?」とテレビの前で思わず叫んでしまったことがある人も多いはずです。

世界中にはたくさんの素晴らしいサッカー選手がいますが、その中でもひときわ輝くテクニックで世界中のファンをワクワクさせてくれるのが、ブラジル代表の至宝「ネイマール選手」です。

まるでダンスを踊っているかのような軽やかなステップ、相手の頭上をふわりと越すアクロバティックな足技、そしてピッチの上で見せるキラキラした笑顔。ネイマール選手のプレイには、見る人を元気にするエネルギーがたっぷり詰まっています。

「ネイマール選手って、どれくらいすごいの?」 「なんであんなにドリブルが上手なの?」 「どうやって世界のトッププレイヤーになったの?」

今回は、そんな疑問を持っているみんなのために、ネイマール選手の驚きのプレイの秘密や子ども時代のエピソード、夢をかなえるヒントをわかりやすく解説します!

はると
はると
ネイマールだ!俺、ネイマールのドリブル集を動画で何回も見て練習してるんだよな!相手をクルッと抜き去る技、マジでかっこいいよ!
ひまり
ひまり
ふふ、はるとは本当にサッカーが大好きね。でも、ただカッコいいだけじゃなくて、たくさんの工夫や努力をしてきた選手なのよ。一緒に秘密を探ってみましょう!

ネイマールってどんなサッカー選手なの?

ネイマール選手(本名:ネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオール)は、サッカー王国と呼ばれる南米のブラジルで生まれました。

ポジションは主にフォワードやウイングで、敵のゴールに近い場所で相手を切り崩し、自分でシュートを決めたり、味方に決定的なパスを出したりする大役を担っています。

ネイマール選手のすごさを語るうえで外せないのが、残してきた驚異的な記録の数々です。

「サッカーの王様」の記録を塗り替えた大エース!

ブラジルには、かつて「サッカーの王様」と呼ばれた伝説の英雄ペレ選手がいました。長年、ブラジル代表の歴代最多得点記録(77ゴール)はだれにも破られないと言われていましたが、なんとネイマール選手はその大記録を塗り替え、ブラジル歴代単独トップのスコアラーとなったのです!

強豪国がひしめく世界中の大会で、プレッシャーを跳ね返してゴールを奪い続けてきた実績は、まさに本物のスーパースターの証拠です。

世界最高峰のクラブを渡り歩いた華々しいキャリア

ネイマール選手は、ブラジルの名門「サントスFC」で10代のころから大活躍し、その後ヨーロッパの強豪クラブへとステップアップしていきました。

スペインの「FCバルセロナ」では、アルゼンチン代表のメッシ選手、ウルグアイ代表のスアレス選手とともに「MSN」と呼ばれる最強の攻撃トリオを結成。ヨーロッパ最強を決める大会(UEFAチャンピオンズリーグ)で優勝を果たしました。

その後、フランスの「パリ・サンジェルマン(PSG)」へ史上最高額の移籍金で移籍し、リーグ優勝などたくさんのタイトルを獲得しました。さらに現在はサウジアラビアの「アル・ヒラル」に所属するなど、常に世界中の注目を集め続けています。

はると
はると
メッシと一緒に大暴れしていたバルセロナ時代は伝説だよな!世界のトップ中のトップで結果を出し続けるなんて、やっぱり半端じゃないよな!
ひまり
ひまり
国の歴代最多ゴール記録を持っているなんて本当に偉大な選手なのね。チームを勝たせるだけじゃなくて、世界中の人を引きつける魅力があるのね。
ブラジル代表のエースとしてピッチに立つネイマール選手
▲ ブラジル代表のエースとしてピッチに立つネイマール選手(出典: Wikimedia Commons)

相手を翻弄する「神技ドリブル」の秘密とは?

ネイマール選手の一番の魅力といえば、相手ディフェンダーを一瞬で置き去りにする「神技のようなドリブル」です。

ディフェンダーがいくら体を寄せてボールを奪おうとしても、ネイマール選手はスルスルとすり抜けてしまいます。なぜそんなことができるのでしょうか?そこには、3つの大きな秘密があります。

足の裏を自由自在に操るテクニック

普通のサッカーでは、足の甲(インステップ)や足の内側(インサイド)でボールを蹴ることが多いですが、ネイマール選手は「足の裏」をものすごく上手に使います。

ボールの上に足を乗せて手前に引いたり、横へ転がしたりすることで、相手ディフェンダーが足を出せない絶妙な位置にボールをコントロールします。

サンバのリズムと重心の移動

ブラジルには「サンバ」という陽気な伝統の音楽やダンスがあります。ネイマール選手のステップは、まるでサンバを踊っているかのようにリズムが独特です。

肩や腰を小刻みに揺らしながら、「右に行くぞ」と見せかけて相手が重心を傾けた瞬間に、パッと左へすり抜けます。鬼ごっこで急にフェイントをかけられたときのように、相手は自分の体のバランスを崩してしまい、追いつけなくなってしまうのです。

見る人をワクワクさせる遊び心(シャペウ&ヒールリフト)

ネイマール選手は、相手の頭上をふわりと越す「シャペウ(ポルトガル語で帽子の意味)」や、かかとでボールをすくい上げて相手の背後へ飛ばす「ヒールリフト」など、誰も予想しないびっくり技を大舞台で繰り出します。

勝つことだけでなく、「サッカーは楽しむものだ!」というブラジル人らしい情熱が、そのプレイ一つひとつに宿っています。

ドリブルスタイルのちがい
直線のスピードドリブル
広いスペースへボールを大きく蹴り出し、走る速さで一気に相手を抜き去るスタイル!
スピードに乗ると強力だけど、走るコースを読まれると体で止められてしまうことがある。
変幻自在のサンバドリブル
足の裏や細かなタッチでボールを常に足元にキープし、相手をギリギリまで引きつける!
体の揺さぶりで相手の逆を突き、狭い隙間でもまるで水のようにすり抜ける!
はると
はると
ヒールリフト、俺もグラウンドで何回も練習したけど、実戦で相手ディフェンダーの頭の上を通すなんて神技すぎるよな!度胸もハンパないよ!
ひまり
ひまり
相手の動きや重心をすごく冷静に見極めているのね。ただ足が速いだけじゃなくて、頭の回転の速さと豊かな発想力があるからこその技なのね。
華麗なステップで相手ディフェンダーを抜き去るサッカー選手のイラスト

天才はどう生まれた?子ども時代と家族の絆

今では世界的な大スターとなったネイマール選手ですが、最初から何不自由のない恵まれた環境にいたわけではありませんでした。

子どものころはどんな少年時代を過ごし、どのようにして才能を伸ばしていったのでしょうか。

ろうそくの火で過ごした貧しい少年時代

ネイマール選手はブラジルのサンパウロ州にある小さな町で育ちました。家庭はとても貧しく、電気代が払えなくて夜はろうそくの火を灯して過ごすこともあったそうです。

それでも、お父さんやお母さんは家族の愛情を絶やさず、ネイマール少年の夢を全力で応援しました。

元プロサッカー選手だったお父さんは、幼いネイマール選手の一番のコーチでした。お父さんは仕事で疲れていても、毎日欠かさずボールの蹴り方や足の使い方を熱心に教え込みました。

狭い部屋が最高の練習場だった!

家の中が狭くても、ネイマール少年はお構いなしでした。部屋に並べたマットレスや家具をディフェンダーに見立てて、隙間を縫うようにドリブルの練習に没頭しました。

また、狭いコートで少人数で行う「フットサル」にも夢中になりました。フットサルはサッカーよりもボールが小さくて重く、相手との距離が近いため、素早い判断力と足裏を使った細かな技術が自然と身についたのです。

STEP 1 狭い部屋やストリートで毎日ボールと「友だち」になる!
家の中でも足元からボールを離さず、足の裏、つま先、太ももなど体積の小さな場所でもボールをピタッと止める感覚を磨きました。
STEP 2 フットサルで狭いスペースでの瞬発力を鍛える!
相手がすぐ目の前に迫るフットサルで、一瞬のスキを見つけてパスやシュートを判断する「頭と足のスピード」を養いました。
STEP 3 「大胆さと喜び」を胸に失敗を恐れず挑戦する!
どれだけ相手が大きくてもひるまず、新しい技をピッチで試すチャレンジ精神を子どものころからずっと大切にしました。
はると
はると
部屋の中でマットレスを相手にドリブルしてたのか!俺も部屋でボールを触っててお母さんに怒られたことあるけど、工夫次第でどこでも練習できるんだな!
ひまり
ひまり
ふふ、家の中で物を壊しちゃダメだけどね。でも、お金持ちじゃなくても、お父さんと一緒に毎日工夫してボールを触り続けたからこそ、今の才能が開花したのね。
満面の笑顔を見せるネイマール選手

困難をどう克服した?怪我と戦う強いメンタル

華やかなプレイで観客を沸かせるネイマール選手ですが、その道のりは決して平坦なものではありませんでした。数々の重いケガや、世界中からのプレッシャーという大きな壁に何度もぶつかってきたのです。

背骨の骨折!選手生命の危機を乗り越えて

ネイマール選手にとって最大の試練の一つが、2014年に自国ブラジルで開催されたワールドカップでした。

チームを引っ張る大エースとして大活躍していた準々決勝の試合中、相手選手の激しいタックルを背中に受け、なんと「背骨を骨折」するという重傷を負ってしまったのです。

「あと数センチずれていたら、二度と歩けなくなっていたかもしれない」と医師に告げられるほどの恐ろしい大ケガでした。

ワールドカップの舞台から去らなければならず、涙を流したネイマール選手でしたが、過酷なリハビリを乗り越え、驚異的な回復力で見事にピッチへ帰ってきました。そして2年後の2016年リオデジャネイロ五輪では、キャプテンとしてブラジル男子サッカー史上初となる悲願の金メダルをもたらしたのです!

合言葉は「オウサジア・エ・アレグリア(大胆さと喜び)」

ネイマール選手の足首には、ポルトガル語で「Ousadia(オウサジア=大胆さ)」と「Alegria(アレグリア=喜び)」という言葉が刻まれています。

どんなにプレッシャーがかかる大一番でも、強気で大胆に挑むこと。そして何より、サッカーを楽しむ喜びを絶対に忘れないこと。この強い信念があるからこそ、ネイマール選手はどんな逆境に立たされても立ち上がり、笑顔でプレイし続けることができるのです。

Q. ネイマール選手はファウルを受けたとき大げさに倒れているように見えるのはなぜ?
A. 超一流のスピードでドリブルしているときに激しいタックルを受けると、大ケガにつながる危険があるんだ。うまく転がって衝撃を逃がす「受け身」を取ることで、自分の大切な体をケガから守る技術でもあるんだよ。もちろん、ファウルをアピールしてチームを助けようとする勝負師としての一面もあるんだ。
はると
はると
背骨を骨折するような大ケガから復帰して、オリンピックで金メダルを取るなんて本当にかっこいいよな!どんなに倒されても立ち上がる心の強さを見習いたいな!
ひまり
ひまり
看護師を目指す私から見ても、大ケガのあとに恐怖心を乗り越えて再び世界の頂点に立つなんて本当にすごい精神力だと思うわ。体を守る工夫も大切なプロの技なのね。
2016年リオ五輪で悲願の金メダルを獲得したネイマール選手
▲ 2016年リオ五輪で悲願の金メダルを獲得したネイマール選手(出典: Wikimedia Commons)

まとめ

世界中のサッカー少年・少女の憧れの的、ネイマール選手のすごさの秘密について紹介してきました。

華麗なドリブルや驚きのフェイントの裏には、少年時代からの地道な練習と、家族との強い絆、そして絶対に諦めない不屈の精神がありました。

📝 今日のまとめノート
1 サッカー王国ブラジルの大エースで、ペレを超える歴代最多ゴールを記録した世界的スーパースター!
2 フットサル仕込みの足裏テクニックとサンバのリズムで、見る人をワクワクさせる変幻自在のドリブルを繰り出す!
3 貧しい子ども時代から工夫してボールを触り続け、「大胆さと喜び」を胸に大ケガや困難を乗り越えてきた努力の人!
🖍️ ✏️

サッカーの練習をするときや、勉強・夢に向かって頑張るとき、ネイマール選手のように「大胆に挑戦すること」と「楽しむ心」をぜひ思い出してみてくださいね!

はると
はると
ネイマールのすごさは、技のかっこよさだけじゃなくて、サッカーをとことん楽しむ心にあるんだな!今日のサッカー練習、俺も新しい足技に思いっきり挑戦してみるぞ!
ひまり
ひまり
ふふ、失敗を恐れずに挑戦する気持ちはとても大切ね!でもはると、練習に行く前に今日の宿題のプリントをしっかり終わらせておきなさいよ?
はると
はると
うっ……!宿題もネイマールみたいに華麗なドリブルで素早く突破してみせるぞ……!
ひまり
ひまり
うふふ、宿題はドリブルじゃ解けないわよ。さあ、机に向かって集中集中!
ネイバーズスポーツ
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