小学生でもわかる!「モーツァルト」

モーツァルト

はじめに

学校の音楽室の壁にズラリと並んでいる、昔の音楽家たちの肖像画。リコーダーのテスト中、あの「くりくりの巻き毛かつらをかぶって、すました顔をしているおじさん」と目が合って、なんだか緊張して指が震えてしまったこと、ありませんか?

あの肖像画の人物こそが、歴史上もっとも有名な天才作曲家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトです。

「モーツァルトって、教科書に載っている昔のすごい人でしょ? 自分にはあんまり関係ないかな」と思うかもしれません。でも実は、みなさんはすでにモーツァルトの音楽を絶対に耳にしているはずです。

たとえば、誰もが一度は歌ったことがあるあの有名な「きらきら星」。あの親しみやすいメロディをテーマにして、かっこいいピアノ曲を作ったのがモーツァルトです。この曲は『きらきら星変奏曲』という名前で世界中で愛されています。

さらに、テレビ番組やCM、お店のBGMで必ず流れる「チャチャチャチャンチャ〜ン、チャラララチャラララチャンチャンチャン♪」という軽快な名曲『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』も彼の作品です。

そんな大天才モーツァルトですが、気難しそうな肖像画とはまったく違う、驚くべき素顔を持っていました。なんと、5歳で曲を作り始めるほどの超天才だったのに、普段はおならやうんちの冗談ばかり言っている「超お調子者」だったのです!

今回は、知れば知るほど親しみがわく、天才音楽家モーツァルトのすごさと面白い素顔をわかりやすく紹介します!

はると
はると
音楽室の肖像画ってすました顔して近寄りがたいけれど、「きらきら星」のアレンジを作った人なのか! サッカーのリフティングみたいに軽快なリズムでめっちゃかっこいいよな!
ひまり
ひまり
ふふ、そうね。実はね、モーツァルトの音楽には心地よいゆらぎが多くて、病院でも患者さんの心を落ち着かせる音楽療法として使われているのよ。看護師を目指す私としても、すっごく気になる人なの!

5歳で作曲!?世界中を驚かせた「神童」モーツァルト

モーツァルトは、今から270年ほど前の1756年に、ヨーロッパのオーストリアにあるザルツブルクで生まれました。子どものころの彼は、まさに周りの大人たちが腰を抜かすほどのスーパー天才少年。神さまのように優れた才能をもつ子どもという意味で、「神童」と呼ばれていました。

どれくらいすごかったのか、彼の天才伝説を3つ紹介しましょう。

  1. 3歳でピアノを弾き、5歳で曲を作った!
    お姉ちゃんがピアノのレッスンを受けているのを見て、モーツァルトはなんと3歳で鍵盤をポロポロと美しく弾き始めました。そして5歳になると、楽譜の書き方を教わる前に、自分で考えたメロディをすらすらと演奏して曲を作り始めたのです。サッカーで言えば、ボールを蹴り始めたばかりの幼稚園児が、いきなりプロ選手みたいなスーパーシュートを決めて新しい技を生み出したような大事件でした。
  2. 手元に布をかけられても目隠しをされても完璧に演奏できた!
    父親のレオポルトは、息子の才能をヨーロッパ中の王様や貴族に見せるため、モーツァルトを連れて各地の宮殿を回りました。
    大人たちは「本当にこんな小さな子が弾いているのか?」と疑い、モーツァルトにいじわるなテストをしました。鍵盤の上に布をかぶせて手元を見えなくしたり、目隠しをさせたりしたのです。
    ところがモーツァルトは、鍵盤がまったく見えない状態でも、普段どおりに1音も間違えずに美しい音色を響かせました。これには王様たちも立ち上がって大拍手しました。
  3. たった一度聴いた長い合唱曲を楽譜に完璧に書き起こした!
    モーツァルトが14歳のとき、イタリアのローマにある教会で、門外不出の合唱曲を聴きました。それは9つの歌声のパートが複雑に重なり合う、大人でも覚えるのが不可能な約15分の超大作でした。楽譜を教会の外に持ち出すことは法律で固く禁止されていました。
    ところがモーツァルトは、教会でたった一度その曲を聴いただけで、宿に帰ってから記憶だけを頼りにすべてのパートの楽譜を一音の間違いもなく完璧に書き写してしまったのです!
📌 神童モーツァルトのここがスゴい!
✔3歳で鍵盤を弾きこなし、5歳で自分の曲を作曲した!
✔目隠しや手元を隠されても、指の感覚だけで完璧に演奏できた!
✔15分もある複雑な合唱曲を一度聴いただけで、完全に楽譜に再現した!

天才モーツァルトの名前は瞬く間にヨーロッパ中に広まり、オーストリアの女帝マリア・テレジアの前でも演奏を披露しました。 宮殿のピカピカの床で滑って転んだモーツァルトを、のちにフランス王妃となる幼いマリー・アントワネットが助けてくれたとき、「ありがとう! 大きくなったら僕のお嫁さんにしてあげるよ」と言ったという有名なエピソードも残っています。

はると
はると
一回聴いただけで15分の複雑な合唱曲を全部覚えるなんて、ゲームの攻略法を一瞬で丸暗記するよりヤバいぜ! しかも転んで王妃様に「お嫁さんにしてあげる」って、どんだけメンタル強いんだよ! 俺なら恥ずかしくてダッシュで逃げ出すぜ……!
ひまり
ひまり
あはは、確かに子どものころから度胸満点よね。目隠しをされても弾けるなんて、鍵盤の場所や音の響きが体の中に完全に染み込んでいたのね。本当に神さまから特別な才能をもらったような少年だわ。
モーツァルト

実は変人!?学校では教えてくれないおもしろ素顔

教科書の肖像画を見ると、モーツァルトはとてもまじめで気品あふれる貴族のような人物に見えますよね。 でも実は、普段の彼はまったく逆でした。底抜けに明るくて、じっとしているのが苦手で、いたずらやへんてこな冗談が大好きな「超お調子者」だったのです!

おならやうんちの冗談が大好きだった!?

信じられないかもしれませんが、モーツァルトはお父さんやお姉さん、いとこに送った手紙の中で、おならやうんちを使ったふざけたダジャレを山のように書いています。 さらに、仲間たちと歌って大笑いするために、ふざけた歌詞の合唱曲まで大真面目に作ってしまいました。 歴史に名を残す大天才が、まるで休み時間の小学生男子のようなギャグで大爆笑していたなんて、急に親近感が湧いてきませんか?

「情熱と苦悩のベートーベン」と「お祭り気分のモーツァルト」

クラシック音楽の二大巨頭といえば、モーツァルトともう一人、耳が聞こえなくなる病気と闘いながら名曲を作った「ベートーベン」が有名です。 このふたりは、性格も曲の作り方もまるで正反対でした。

🔥 天真爛漫なモーツァルト
✔性格:明るくお調子者、おしゃべりやパーティー、買い物が大好き!
✔作曲スタイル:頭にメロディが勝手に溢れてきて、鼻歌を歌いながらスラスラ書き留める!
✔楽譜の見た目:修正跡がほとんどなく、誰かが清書したノートのようにピカピカ!
✔曲の雰囲気:キラキラして軽やか、聴くだけで心がウキウキして元気になる!
🛡️ 情熱と苦悩のベートーベン
✔性格:まじめで頑固、自分に厳しくストイック!
✔作曲スタイル:何度もピアノを叩き、頭を抱えてうんうん悩みながら命がけでひねり出す!
✔楽譜の見た目:インクのシミだらけで、紙が破れるほどグチャグチャに書き直されている!
✔曲の雰囲気:力強くてドラマチック、困難を乗り越えて勝利をつかむような迫力!

モーツァルトは、人気作曲家としてたくさんのお金を稼ぎましたが、大好きなビリヤードや高級な服、パーティーにすぐ使ってしまい、いつも「お金がないよ〜!」とお友達にお願いの手紙を書いていました。 決して教科書通りの完璧な聖人君子ではなく、ちょっとだらしなくて人間味あふれる性格だったからこそ、彼の作る音楽は親しみやすく、今でも世界中の人々に愛され続けているのです。

はると
はると
歴史に残る大天才がうんちギャグで爆笑してたなんて、急に親近感湧きまくりだよな! 完全に俺たちのクラスの友達じゃん! ベートーベンとの楽譜の差もめちゃくちゃ面白いな!
ひまり
ひまり
ちょっとはると、変なところで共感しないでよ! でも、ベートーベンが努力で壁を乗り越えるタイプなら、モーツァルトは湧き出る泉のように音楽を楽しむタイプね。お金の使いすぎは真似しちゃダメだけど!
明るくおちゃめな表情でピアノを弾くモーツァルト

35年で600曲以上!奇跡のメロディが生み出された秘密

モーツァルトは、35歳という若さで病気のためにこの世を去ってしまいました。 今の小学生から見れば大人の年齢ですが、人生全体で見ればとても短い時間です。 それにもかかわらず、モーツァルトが遺した作品の数はなんと600曲以上! これは、普通の作曲家が何十年もかけて一生懸命に作っても届かないほどの信じられない量です。

なぜ、そんなにたくさんの素晴らしい名曲を短い間に作ることができたのでしょうか。そこには、モーツァルトにしかない特別な秘密がありました。

頭の中で「曲が完全に完成していた」から!

普通の作曲家は、ピアノをポロンと鳴らしながら「うーん、次はどんな音にしようかな……」と悩み、楽譜に書いては消して書き直します。 しかし、モーツァルトは違いました。

モーツァルトの頭の中には、最初から最後まで、ピアノやバイオリン、フルートなどすべての楽器が合わさった完成版の音楽が最初から鳴り響いていました。 彼は手紙の中で「私にとって作曲とは、頭の中で出来上がった音楽を、ただ紙に書き写す作業にすぎない」と語っています。

つまり、音符を考える時間はゼロ! 食事をしながら、友達とおしゃべりをしながら、馬車に揺られながらでも、頭の中の音楽プレイヤーを再生して、それをノートにペンで書き写すだけで名曲が完成したのです。だからこそ、彼の直筆の楽譜には書き直しや修正の跡がほとんど残っていません。

📌 小学生におすすめ!モーツァルトの代表作3選
1アイネ・クライネ・ナハトムジーク
ドイツ語で「小さな夜の音楽」という意味の弦楽器の曲。イントロを聴けば誰もが「あ、知ってる!」と叫ぶ、軽快でさわやかな大名曲!
2トルコ行進曲
ピアノを習っている小学生が必ず一度は憧れるスピード感あふれる曲。太鼓やシンバルが鳴り響くようなリズミカルなテンポが最高に心地よい!
3オペラ『魔笛』
お芝居と歌が合体した劇音楽の傑作。夜の女王が超ハイトーンボイスで歌うスリリングな曲や、陽気な鳥刺しパパゲーノの歌など、楽しい仕掛けが満載!

モーツァルトの音楽には、聴く人の心をほっと落ち着かせたり、やる気を引き出したりする心地よいリズムがたくさん含まれています。勉強前の集中タイムや、夜寝る前のリラックスしたいときに聴くのにもぴったりです。

はると
はると
頭の中に曲が最初から全部完成していて、ただ書き写すだけって……どんな頭の構造してるんだ!? 俺もテストの答えが頭の中に勝手に浮かんでくれたらいいのに!
ひまり
ひまり
ふふ、はると、それはしっかり勉強しないと浮かんでこないわよ。でも、モーツァルトの音楽を聴きながら宿題をすると集中できるって言われているから、今度試してみたらどうかしら?
次々と浮かぶメロディを笑顔で楽譜に書き留めるモーツァルト

まとめ

今回は、世界中で愛される大天才作曲家モーツァルトのすごさと、意外なおもしろ素顔について紹介しました。今日の重要ポイントを振り返ってみましょう!

📝 今日のまとめノート
1 3歳で鍵盤を弾き5歳で作曲!目隠し演奏や一度聴いた曲を完全再現した「神童」!
2 まじめな肖像画の裏では、いたずらやおなら冗談が大好きな人間味あふれるお調子者!
3 頭の中で完成した音楽を書き写す超人的な能力で、35年の生涯に600曲以上の名曲を残した!
🖍️ ✏️

クラシック音楽と聞くと、「難しそう」「お行儀よく聴かなきゃいけないのかな」と身構えてしまうかもしれません。 でも、モーツァルト自身は「みんなに音楽を思いきり楽しんで、笑顔になってほしい!」という想いで、鼻歌を歌いながら楽しんで曲を作っていました。

みなさんもぜひ、勉強の合間やリラックスしたいときに、モーツァルトの軽やかで楽しいメロディを聴いてみてくださいね。きっと心がパッと明るくなりますよ!

はると
はると
モーツァルトのこと、音楽室の絵のイメージからガラッと変わってめっちゃ好きになったぜ! 今日の宿題はモーツァルトの曲をBGMにして、光の速さで終わらせてサッカー行くぞ!
ひまり
ひまり
うふふ、その調子で頑張ってね、はると! 宿題が終わったら、私も一緒に『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』を聴きながら美味しいいちごを食べようかしら。
楽天ブックス
¥1,813 (2026/10/19 15:24時点 | 楽天市場調べ)
タイトルとURLをコピーしました