小学生でもわかる！「鳥（とり）のひみつ」

みんな、こんにちは！今日きょうは、私わたしたちの身みの回まわりにいる「鳥とり」について、きっと「えっ！すごい！」と驚おどろくようなひみつをお話はなししていきます。

鳥とりは小ちいさな恐竜きょうりゅうだった！？

みなさんは恐竜きょうりゅうが大好だいすきですよね。ティラノサウルスやトリケラトプスみたいな大おおきな恐竜きょうりゅうたち。実じつは、今いま私わたしたちの周まわりにいる鳥とりたちは、その恐竜きょうりゅうの子孫しそんなんです！

約やく1億おく5000万まん年ねん前まえ、羽毛うもうを持もった小ちいさな恐竜きょうりゅうがいました。その恐竜きょうりゅうたちが、とても長ながい時間じかんをかけて今いまの鳥とりに進化しんかしたんです。だから次つぎにスズメやハトを見みかけたら、「この小ちいさな恐竜きょうりゅう、今いまは何なにをしているのかな？」と観察かんさつしてみてください。きっと新あたらしい発見はっけんがあるはずです！

鳥とりの体からだは空そらを飛とぶためにできている！

すごく軽かるい骨ほねを持もっているよ

鳥とりの骨ほねには、とっても面白おもしろい特徴とくちょうがあります。なんと中なかが空からっぽなんです！人間にんげんの骨ほねが鉄てつパイプみたいに中身なかみがぎっしり詰つまっているのに対たいして、鳥とりの骨ほねは飲のみ物ものを飲のむストローみたいに中なかが空洞くうどうになっています。これは、体からだを軽かるくして空そらを飛とびやすくするための工夫くふうなんです。

羽はねは最高さいこうの飛行ひこう道具どうぐ

鳥とりの羽はねは、とても精密せいみつな構造こうぞうをしています。一本いっぽんの羽はねには、小ちいさな枝えだのような部分ぶぶんがたくさんあって、それらがお互たがいにくっついて一枚いちまいの膜まくのようになっています。まるで小ちいさなファスナーがついているみたいですね。この仕組しくみのおかげで、軽かるくて丈夫じょうぶな翼つばさができるんです。

鳥とりたちのスーパーパワー

驚おどろくべき目めの力ちから

鳥とりの目めは、人間にんげんの目めとはまったく違ちがいます。例たとえばワシは、なんと1キロメートル先さきにいるネズミを見みつけることができるんです！これは、野球場やきゅうじょうのピッチャーマウンドから外野がいやフェンスの向むこうにいるネズミが見みえるくらいすごい視力しりょくです。

さらに面白おもしろいことに、多おおくの鳥とりは私わたしたち人間にんげんには見みえない紫外線しがいせんという光ひかりも見みることができます。鳥とりたちの目めには、私わたしたちが想像そうぞうもできないような色いろとりどりの世界せかいが広ひろがっているのかもしれませんね。

眠ねむりながら飛とべる鳥とりがいる

渡わたり鳥どりの中なかには、片方かたほうの脳のうだけを休やすませながら飛とび続つづけることができる鳥とりがいます。これを「半球はんきゅう睡眠すいみん」と呼よびます。まるでロボットみたいですが、本当ほんとうのことなんです。アルバトロスという鳥とりは、この能力のうりょくを使つかって何なん日にちも休やすまずに海うみの上うえを飛とび続つづけることができます。

鳥とりたちの賢かしこい生活せいかつ

巣す作づくりの名人めいじん技わざ

鳥とりの巣す作づくりの技術ぎじゅつは、まるで職人しょくにんさんのようです。ツバメは何なに百回ひゃっかいも泥どろを運はこんで、お椀わんのような形かたちの巣すを作つくります。カワセミは川岸かわぎしに穴あなを掘ほって巣すを作つくり、中なかにはベッドのように魚さかなの骨ほねを敷しき詰つめます。ニワシドリという鳥とりは、赤あかや青あお、黄色きいろの花はなや果物くだものを飾かざって、まるで小ちいさな庭園ていえんのような巣すを作つくるんです！

子育こそだての工夫くふう

親鳥おやどりは卵たまごを温あたためるとき、お腹なかの部分ぶぶんの羽はねが自然しぜんと抜ぬけ落おちます。これを「抱ほう卵らん斑はん」といいます。この部分ぶぶんから直接ちょくせつ体温たいおんを卵たまごに伝つたえることができるんです。まるでお母かあさんが赤あかちゃんを抱だきしめるように、大切たいせつな卵たまごを温あたためているんですね。

日本にっぽんで会あえる不思議ふしぎな鳥とりたち

フクロウの暗視能力あんしのうりょく

フクロウは夜よるの狩かりの達人たつじんです。首くびを270度ども回まわすことができ、まるでロボットみたいですね。でも、もっとすごいのは飛とび方かたです。フクロウの羽はねには特別とくべつな構造こうぞうがあって、飛とんでいてもほとんど音おとが出でないんです。これは、獲物えものに気きづかれないための秘密ひみつの武器ぶきなんです。
また、フクロウは、少すこしの光ひかりでも見みえる暗視能力あんしのうりょくに優すぐれています。これは、夜よるでも獲物えものを捕つかまえるために発達はったつした能力のうりょくです。

キツツキの特殊とくしゅ装備そうび

キツツキは、毎日まいにち何なん千せん回かいも木きを突ついています。でも、頭あたまが痛いたくならないんです。なぜでしょう？それは、キツツキの脳のうが特別とくべつなクッションに守まもられているからです。このクッションが振動しんどうを吸収きゅうしゅうしてくれるので、一日いちにち中木じゅうきを突ついても平気へいきなんです。まるで工事現場こうじげんばで使つかうヘルメットのような役割やくわりをしているんですね。

鳥とりたちと仲良なかよく暮くらすために

鳥とりたちは私わたしたちの暮くらしに、たくさんの喜よろこびを届とどけてくれます。朝あさ早はやく目めが覚さめたとき、窓まどの外そとから聞きこえてくる鳥とりのさえずり。空そらを優雅ゆうがに飛とぶ姿すがた。巣すで卵たまごを温あたためる親鳥おやどりの愛情あいじょう深ふかい姿すがた。

でも今いま、多おおくの鳥とりたちが困こまっています。森もりが減へったり、気候きこうが変かわったりして、住すむ場所ばしょや食たべ物ものが減へってきているんです。私わたしたちにできることはたくさんあります：

• ゴミは必かならずゴミ箱ばこに捨すてる（鳥とりが間違まちがって食たべてしまうかもしれません）
• 木きや森もりを大切たいせつにする（鳥とりたちの大切たいせつな住すみかです）
• むやみに近ちかづいたり餌えさをあげたりしない（鳥とりたちの自然しぜんな生活せいかつを守まもりましょう）

みんなで鳥とりを観察かんさつしてみよう！

さあ、今日きょうからあなたも鳥とりの観察かんさつを始はじめてみませんか？家いえの近ちかくの公園こうえんや学校がっこうの校庭こうていでも、きっと鳥とりに出会であえるはずです。観察かんさつするときのポイントを紹介しょうかいします：

• どんな色いろをしているかな？
• どんな鳴なき声ごえ？
• 何なにを食たべているのかな？
• どんなふうに飛とぶ？歩あるく？
• 一日いちにちのうちいつ活動かつどうしている？

観察かんさつ日記にっきをつけると、もっと鳥とりのことが好すきになるはずです。そして、あなたが見みつけた鳥とりのひみつを、家族かぞくや友ともだちに教おしえてあげてください。

鳥とりたちの世界せかいは、まだまだ私わたしたちの知しらないひみつでいっぱい。これからも、不思議ふしぎな鳥とりたちの世界せかいを一緒いっしょに探検たんけんしていきましょう！