小学生でもわかる！「立秋（りっしゅう）」

「立秋りっしゅう」って何なに？

こんにちは、皆みなさん。今日きょうは「立秋りっしゅう」についてお話はなしし ましょう。立秋りっしゅうとは何なにでしょうか？立秋りっしゅうは、一年いちねんを24等分とうぶんしてそれぞれの時期じきに名前なまえをつけた「二十四節気にじゅうしせっき」の一ひとつで、夏なつが一番いちばん盛り上がりもりあがり、秋あきの気配けはいが立たち始はじめる日ひを指さします。これは毎年まいとし8月7日はちがつなのかごろになります。

立秋りっしゅうの季節感きせつかん

立秋りっしゅうは夏至げしと秋分しゅうぶんの中間ちゅうかんで、この 日ひから立冬りっとうの前日ぜんじつまでが秋あきとなります。しかし、海 うみに囲かこまれた日本にっぽんは立秋りっしゅうを過すぎてもしばらくは暑あつい日ひが続つづくことが多おおいです。立秋りっしゅうからの暑あつさを「残暑ざんしょ」といい、手紙てがみや文書ぶんしょ等とうの時候じこうの挨拶あいさつなどで用もちいられます。「残暑ざんしょお見舞みまい申もうし上あげます」という言葉ことば、聞きいたことがありますよね？

立秋りっしゅうの七十二候しちじゅうにこう

立秋りっしゅうの期間きかんの七十二候しちじゅうにこうは以下いかの 通とおりです。七十二候しちじゅうにこうとは、一年いちねんをさらに細こまかく72等分とうぶんした季節きせつの区分くぶんです。

• 初はつ候こう:涼風すずかぜ至いたる（すずかぜいたる）:涼 すずしい風かぜが立たち始はじめる
• 次じ候こう:寒蝉ひぐらし鳴な（ひぐらしなく）:蜩ひぐらしが鳴なき始はじめる（日本にっぽん）
• 末すえ候こう:蒙霧升降ふかききりまとう（ふかききりまとう）:深ふかい霧きりが立たち込こめる

これらは立秋りっしゅうの時期じきの自然しぜんの様子ようすを表あらわしています。涼すずしい風かぜが吹ふき始はじめ、蜩ひぐらしが鳴なき始はじめ、深ふかい霧きりが立たち込こめる。これらの風景ふうけいを思おもい浮うかべると、秋あきの訪おとずれを感かんじることができますね。

立秋りっしゅうと日本にほんの文化ぶんか

立秋りっしゅうは日本にほんの文化ぶんかにも深ふかく関かかわっています。例たとえば、はがきや手紙てがみの挨拶あいさつに「残暑ざんしょお見舞みまい申もうし上あげます」と書かくのは、立秋 りっしゅうを過すぎた頃ころから始はじまります。また、全国高等学校野球選手権大会ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい（通称つうしょう：夏なつの甲子園こうしえん）も立秋りっしゅうの頃ころに開催かいさいされます。暑あつい中 なかで繰くり広ひろげられる熱戦ねっせんは、日本にっぽんの夏なつの風物詩ふうぶつしともなっています。

まとめ

立秋りっしゅうは、夏なつが終おわり秋あきが始はじまる象徴しょうちょう的てきな日ひです。しかし、実際じっさいの気温きおんはまだまだ夏なつの高温こうおんが続つづくことが多おおいです。それでも、涼すずしい風かぜが吹ふき始はじめ、蜩ひぐらしが鳴なき始はじめ、深ふかい霧きりが立たち込こめるなど、自然しぜんは少すこしずつ秋あきへと移うつり変かわっていきます。立秋りっしゅうを過すぎると、夏なつの終おわりと秋あきの始はじまりを感かんじる季節きせつがやってきます。それぞれの季節きせつを大切たいせつに感かんじて、一年いちねんを楽たのしみましょう。