はじめに
みんなは、毎月おうちの人からお小遣いをもらったり、お正月にお年玉をもらったりしたときに、どんな気持ちになりますか?「やった!何を買おうかな!」「欲しかったあのおもちゃやゲームが買えるかもしれない!」と、とてもワクワクして嬉しい気持ちになりますよね。お金を手に入れると、すぐに使いたくなってしまうのは、子供も大人もみんな同じです。
しかし、もしももらったお小遣いを、その日のうちにすべて使ってしまったらどうなるでしょうか。あとからもっと欲しいものが見つかったり、友達と遊ぶ約束ができたりしたときに、「お金が足りない!」と困ってしまうかもしれません。そんなときにみんなを助けてくれるのが「貯金」です。今回は、小学生のみんなに知ってほしい「貯金の大切さ」や、上手にお金を貯める方法について、分かりやすく解説します。

はると
ひまり!今月のお小遣いをもらったから、さっそく新しいゲームの追加データを全部買っちゃおうと思うんだ!すごく強くなれるからワクワクするよな!

ひまり
ちょっと待ってはると!今月のお小遣いを全部一度に使っちゃうの?来週、みんなでサッカーの試合を見に行く約束をしていたじゃない。その時の乗り物代や飲み物代はどうするの?少しは貯金しておかないと困っちゃうわよ。
貯金ってなに?どうしてお金をためるの?
「貯金」という言葉は、みんなもよく聞くと思います。貯金とは、もらったお金をすぐに使わずに、将来のために大切に残しておくことです。お金は使わなければ減ることはありません。とても簡単なことのように思えますが、手元にお金があると、ついつい使いたくなってしまうため、実は意識して残しておくことは少し難しいことでもあります。
では、どうしてお金をすぐに使わずに貯めておく必要があるのでしょうか。貯金をすることには、実はたくさんの良いことがあります。ここでは、大きな3つの理由を紹介します。
1.すぐには買えない「本当に欲しいもの」が買えるようになる
もしもみんなが、3000円のサッカーボールや、5000円のゲームソフトが欲しいと思ったとします。毎月のお小遣いが1000円だとしたら、もらったその日には買うことができませんよね。でも、毎月お小遣いの中から少しずつお金を貯めていけば、3ヶ月後や5ヶ月後には、自分のお金でその欲しいものを買うことができるようになります。貯金は、欲しいものを手に入れるための階段のようなものです。
2.困ったトラブルがあったときに自分を助けてくれる
生活していると、予想もしなかった困ったことが起きることがあります。例えば、大切にしていた文房具をなくしてしまったり、自転車のタイヤがパンクしてしまったり、友達のお誕生日にプレゼントを贈りたくなったりすることがあります。そんなとき、もしも貯金があれば、おうちの人に頼るだけでなく、自分のお金で解決したり、必要なものをすぐに用意したりすることができます。貯金は、いざというときに自分を守ってくれる「お守り」になります。
3.将来やりたいことや夢を叶える力になる
みんなには「将来、こんな仕事がしたい!」「こんな場所に行ってみたい!」という大きな夢はありますか?プロのスポーツ選手になるために特別なスクールに通ったり、宇宙について勉強するために本を買ったり、大きくなってから世界をまわったりするためには、どうしてもお金が必要になります。小学生のうちからお金を大切に扱い、貯金する習慣を身につけておくと、大人になったときに自分の夢を叶えるためのとても強い味方になってくれます。
おこづかいはどうやって貯めたらいいの?「貯金の仕方」のコツ
貯金がとても大切なことは分かったけれど、実際にどうやってお金を貯めたらいいのか分からないという人も多いと思います。机の引き出しにお金を入れたままだと、お菓子やガチャガチャ、小さなオモチャなどを見かけたときに、ついつい「少しくらいなら使ってもいいや」と使ってしまいますよね。そこで、小学生のみんなでも今日から実行できる、上手な「貯金の仕方」の2つのコツを紹介します。
コツ1:「目標」を具体的に決める
ただなんとなく「お金を貯めよう」と思っているだけでは、目の前のお菓子などの誘惑に負けてしまいます。貯金を成功させるためには、「何のために」「いつまでに」「いくら貯めるか」をはっきりと決めましょう。例えば、以下のように紙に書いてみるのがおすすめです。
- 目標:3ヶ月後の誕生日に、3000円の図鑑を買う
- そのために:毎月のお小遣いから1000円ずつ貯める
目標がはっきりしていると、途中で無駄遣いをしたくなったときでも、「いや、あの図鑑を買うために今は我慢しよう!」と、自分でブレーキをかけることができるようになります。
コツ2:「先取り貯金」で使ってしまう前に分ける
多くの人がやってしまいがちな失敗が、「今月はお金が余ったら貯金しよう」と考えることです。実は、お金が手元にあると、私たちはどうしても使いたくなってしまいます。そのため、月末になると「あれ?お金が全然残っていないや」ということになってしまいます。
これを防ぐための最強の方法が「先取り貯金」です。お小遣いをもらったら、まず最初に「貯金する分のお金」を別の場所に分けて、しまってしまいます。例えば、毎月1000円のお小遣いをもらうなら、もらった瞬間に200円を貯金箱に入れ、残りの800円だけで1ヶ月を過ごすようにするのです。最初から貯金用のお金を「なかったこと」にして別にしておくことで、使ってしまう心配が完全になくなります。

はると
なるほど!最初にお金を分けちゃえば、使っちゃう心配がないんだな!俺、いつも最後にお金が余ったら貯めようとして、結局月末には財布が空っぽになっていたんだ。

ひまり
そうなのよ、はると。手元にお金があると、どうしても欲しいものがたくさん出てきて使っちゃうのよね。最初から「このお金は最初からなかったもの」として別の貯金箱に入れておくのが、貯金の一番のコツよ。
お金の管理の最強の味方!「おこづかい帳」をつけてみよう
お金を上手に管理して、無駄遣いを減らすために、ぜひ使ってほしい道具があります。それが「おこづかい帳」です。おこづかい帳とは、自分がもらったお金と、使ったお金、そして今いくらお金が残っているかを記録するノートのことです。「ノートに毎回書くなんて面倒くさそう」と思うかもしれませんが、おこづかい帳をつける習慣がつくと、お金の使い方が驚くほど上手になります。
おこづかい帳に書く内容は、とてもシンプルで、以下の4つだけです。
- 日付:お金をもらったり、使ったりした日
- 内容:何でお金をもらったか(お小遣い、お手伝いのご褒美など)、または何にお金を使ったか(お菓子、ノートなど)
- 金額:もらったお金の量(プラス)、または使ったお金の量(マイナス)
- 残高:今、手元にいくら残っているか
これらを記録していくと、1ヶ月の終わりにノートを見直したときに、面白い発見がたくさんあります。「今月はお菓子にこんなにお金を使っていたんだな」「これを少し我慢していれば、もっと早く欲しい本が買えたかもしれない」といったことに、自分で気づくことができるようになります。
おこづかい帳は、ただ記録するだけでなく、自分の「お金の使い方」を振り返って、より賢い使い方ができるようにするための鏡のような役割をしてくれます。
まとめ
貯金とは、欲しいものを諦めるための「つまらない我慢」ではありません。本当に欲しいものを手に入れたり、将来の自分の夢を叶えたりするための「ワクワクする準備」です。
今日からできることとして、まずは以下の3つから始めてみましょう。
- 欲しいものの目標を紙に書いてみる
- お小遣いをもらったら、使う前に少しだけ別の貯金箱に分ける
- おこづかい帳を使って、お金の出入りを記録してみる
お金を大切に扱えるようになることは、自分の未来を大切にすることと同じです。少しずつで構いませんので、楽しみながら貯金とお金の管理を始めてみてくださいね。

はると
よーし!俺もさっそくおこづかい帳を買って、新しいサッカーボールを買うために貯金を始めるぜ!お小遣いが余るのを待つんじゃなくて、最初から分けるのがポイントだな!

ひまり
目標が決まると、お金を貯めるのもなんだかワクワクして楽しくなるわよね。まずは今日のお小遣いから、しっかりとノートに書いて記録していきましょうね!
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