はじめに
自分の胸の真ん中より少し左側に、手を当ててみてください。
「トクトク……ドクドク……」と、休むことなく動いているリズムを感じませんか?
これが、私たちの命を支えている大切な臓器、「心臓」の音です。
心臓は、大人のにぎりこぶしと同じくらいの大きさしかありません。しかし、私たちが寝ている間も、ご飯を食べている間も、遊んでいる間も、生まれてからずっと一度も休むことなく動き続けています。
一生のうちに打つ拍動の回数は、なんと約20億回から30億回以上!
今回は、このスーパーポンプ「心臓」の驚きの仕組みや働きの秘密を、わかりやすく解き明かしていきましょう!
胸に手を当てると、本当にドクドク動いてるな!こんなに小さな筋肉なのに、どうして生まれてからずっと休まずに動き続けられるんだ?
心臓は1日に約10万回もポンプのように動いて、体中に血液を送り届けているのよ。その驚きの仕組みを一緒に見てみましょう!
心臓ってどんな働きをしているの?
心臓の一番大切なお仕事は、体中に「血液」を力強く送り出す「ポンプ」の役割です。
血液の中には、私たちが元気に走ったり勉強したりするために欠かせない「酸素」や「栄養」がたっぷり詰まっています。
もし心臓が止まって血液が届かなくなると、体の細胞はすぐにエネルギー不足になって働けなくなってしまいます。そのため、心臓は片時も休まずに血液を押し出し続けているのです。
心臓が1日に送り出す血液の量は、なんと約8,000リットル!これはお風呂の水でいうと約40杯分、大きなドラム缶なら約40本分にもなるものすごい量です。
心臓から送り出された血液は、大きく分けて2つのルートを連携して巡回しています。
🔄 血液がめぐる「2つの大ルート」
① 肺で酸素をチャージする「肺循環」
全身から戻ってきた酸素の少なくなった血液が、肺へ行って呼吸で吸い込んだ新鮮な酸素をたっぷり受け取り、心臓へ戻ってくるルートです。
② 全身へ酸素を届ける「体循環」
酸素でいっぱいになった血液が、心臓の強力なポンプで頭から手足の指先まで、全身のすみずみへ勢いよく送り出されるルートです。
1日にお風呂40杯分も血液を押し出しているなんてすごいパワーだな!酸素をチャージするルートと配るルートのチームワークも完璧だぜ!
ふだん走ったり運動したりすると心臓がドキドキ速くなるのも、筋肉がたくさん酸素を欲しがるから、心臓が急いで血液を届けてくれているからなのよ。
「ドクドク」という心臓の音の正体は?
お医者さんが聴診器を胸に当てると、「トクトク」「ドクドク」と規則正しいリズムの音が聞こえます。
実はこの音、心臓の筋肉が伸び縮みする音ではありません。
心臓の中には、血液が逆戻りしないように開いたり閉じたりする「4つのドア(弁)」があり、そのドアが勢いよくバタンと閉まる音なのです!
心臓の中は左右ふたつ、上下ふたつの「合計4つの部屋」に分かれていて、部屋と部屋の間にはすべて一方通行のドアがついています。
🏠 心臓の中にある「4つの部屋とドア」
右心房
全身をめぐって酸素を配り終えた血液が戻ってくる最初の部屋。
左心房
肺でたっぷりと新鮮な酸素を受け取った血液が入ってくる部屋。
右心室
右心房から受け取った血液を、肺へ向かって力強く送り出す部屋。
左心室
全身へ血液を一気に送り出すため、4つの中で一番筋肉が分厚い最強の部屋。
💡 弁の大切な役割:血液が前に進むときは開き、押し戻されそうになると自動でピタッと閉まります。このドアのおかげで、血液は絶対に逆流しません。
ドクドクという音は、ドアがバタンと閉まる音だったんだな!左心室は全身に血液を届けるから、一番筋肉が分厚くて力持ちなんだぜ!
その通りよ!4つの部屋と弁が正確なリズムで連携しているからこそ、休むことなくスムーズに血液が全身へ循環するのね。
まとめ
📝 心臓のしくみ まとめノート
・
最強のスーパーポンプ:にぎりこぶし大の大きさで、1日に約10万回・お風呂40杯分の血液を休まず送り出している
・
2つの巡回ルート:肺で酸素をもらう「肺循環」と、全身へ酸素を届ける「体循環」が連携している
・
4つの部屋とドア:右心房・右心室・左心房・左心室に分かれ、弁(ドア)が血液の逆流を防いでいる
・
心臓の音の正体:ドクドクという音は、一方通行のドア(弁)が閉まるときの音
🖍️ ✏️
心臓の仕組みを知ると、自分の体の中でこんなにすごいポンプが毎日がんばってくれているんだって感動しちゃうぜ!
ええ!適度な運動やバランスの良い食事、そしてぐっすり眠る睡眠を大切にして、心臓をいつまでも元気に保ちましょう!
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