みなさん、こんな質問をしてみたいと思います。「もし明日、お米屋さんやスーパーでお米が買えなくなったら、どうしますか?」
実は日本には、そんな「もしも」の時のために、たくさんのお米を守っている特別なしくみがあるんです。それが「備蓄米」。今日は、このお米の秘密をみなさんに紹介したいと思います!

はると
えっ!お米屋さんでお米が買えなくなるの!?明日から大好きな卵かけご飯が食べられなくなっちゃうの!?

ひまり
もう、はるとったら。これは『もしも』のお話よ。大げさなんだから。落ち着いて!
備蓄米ってどんなお米?
備蓄米は、日本政府が大切に保管している特別なお米です。地震や台風などの災害が起きた時や、世界中で食べ物が不足した時のために、みんなの食事を守ってくれる、とても大切な存在なんです。
例えば、大きな災害で田んぼが被害を受けてお米が作れなくなったり、外国からの食べ物が届かなくなったりした時でも、備蓄米があれば安心。みんなのお腹を守る「食べ物の保険」なんです。
すごい!どのくらいのお米を保管しているの?
なんと、備蓄米の量は約100万トン!これってどのくらいの量かというと…
- 給食で使う大きな米袋(10kg)を1,000万個分
- 小学校の教室1,000個分
- 25メートルプール400個分
もっとすごいのは、この量のお米があれば、日本中の人が2週間以上食べられるんです!

はると
25メートルプール400個分!? マジかよ! それ全部おにぎりにしたら、毎日おにぎり食べ放題じゃん!

ひまり
ふふっ、はるとはお米のことになるとすぐ食い意地がはるわね。でも、小学校の教室1000個分って考えると、私たちの学校全部がお米で埋まっちゃうくらいね。
どうやって大切なお米を守っているの?
備蓄米は、とても特別な方法で守られています。
温度と湿度を完璧に管理
お米は生き物と同じで、暑すぎたり湿気が多すぎたりすると、おいしさが損なわれてしまいます。だから、備蓄米は15度以下の涼しい場所で保管されています。
特別な倉庫で保管
全国に約300か所ある備蓄倉庫は、とても頑丈な建物。地震にも火事にも強く、ネズミや虫も入れない特別な設計になっています。
いつも新鮮なお米を保つ工夫
古くなる前に新しいお米と交換する「ローテーション」という方法を使っています。古いお米は市場で売られ、新しいお米が補充されるので、いつでも新鮮なお米を備蓄できるんです。
備蓄米が活躍した実例を紹介!
東日本大震災での活躍
2011年3月11日に起きた大地震の時、多くの人が避難所で生活することになりました。その時、備蓄米が被災地に届けられ、たくさんの人の食事を支えたんです。
台風被害の時も大活躍
大きな台風で田んぼが被害を受けた時も、備蓄米のおかげで、お米の値段が急に高くなることを防ぐことができました。
災害時に配給される備蓄米
みんなの家庭でもできる備蓄
実は、みなさんの家でも小さな備蓄をすることができます。
おうちでの備蓄のコツ
- 3日分のお米を用意する
- 虫が入らないように、しっかり密閉する
- 涼しく乾燥した場所で保管する
- 古いお米から使って、新しいお米を買い足す
なぜ備蓄米は大切なの?
日本人の多くは毎日お米を食べています。カレーライス、おにぎり、お寿司…お米は私たちの大好きな食事には欠かせません。
でも時には、自然災害や世界の出来事で、急にお米が手に入りにくくなることがあります。そんな時のために備蓄米があれば、みんなが安心して生活を続けることができるんです。
みんなにできること
- 食べ物を大切にする
お米一粒一粒に、農家さんの努力が詰まっています。残さず食べることが、一番の感謝の気持ちです。
- 災害への備えを家族で話し合う
「もしも」の時のために、どんな準備が必要か、家族で話し合ってみましょう。
- お米を作ってくれる人々に感謝する
農家さんはもちろん、備蓄米を管理する人々など、たくさんの人が私たちの食事を支えてくれています。
まとめ
備蓄米は、私たちの食事を守る特別なお米です。見えないところで、たくさんの人が備蓄米の管理に関わって、私たちの生活を支えてくれているんです。
災害はいつ起こるか分かりません。でも、備蓄米があることで、私たちは安心して毎日を過ごすことができます。
今日学んだことを、ぜひ家族や友達に教えてあげてください。そして、毎日のご飯を、もっと大切に味わってみましょう!

はると
へぇ~、こんなに大切なお米が日本中にあったんだ!よし、今日からご飯3杯おかわりするぞ!

ひまり
ちょっと待ちなさい!3杯もおかわりしたら、またお腹壊すわよ? それに、まずは茶碗によそった分をちゃんと食べきりなさい!
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