小学生でもわかる！「ニュートン」

りんごが落おちた瞬間しゅんかんから始はじまった大発見だいはっけん！天才てんさい科学者かがくしゃニュートンのすごい物語ものがたり

みなさん、こんにちは！今日きょうは、科学かがくの歴史れきしで最もっとも有名ゆうめいな科学かがく者しゃの一人ひとり、アイザック・ニュートンのお話はなしをします。「りんごが木きから落おちる」という、当あたり前まえの出来事できごとから世界せかいを変かえる大発見だいはっけんをした人物じんぶつなんです。

James Thronill after Sir Godfrey Kneller, Public domain, via Wikimedia Commons

ニュートンってどんな人ひと？

1643年ねん、イギリスの小ちいさな村むらに生うまれたニュートン。お父とうさんは農家のうかでしたが、ニュートンが生うまれる前まえに亡なくなってしまいました。小ちいさい頃ころから「なぜ？」「どうして？」と考かんがえることが大好だいすきな子こどもだったそうです。

実じつは、学校がっこうの成績せいせきはあまり良よくなかったんです。でも、本ほんを読よんだり実験じっけんしたりすることが大好だいすきで、特とくに数学すうがくと科学かがくの勉強べんきょうに夢中むちゅうになっていきました。

すごい発見はっけんその1：地球ちきゅうの「引ひっ張ぱる力ちから」の秘密ひみつ

ニュートンの最もっとも有名ゆうめいな発見はっけんは「万有引力ばんゆういんりょく」という法則ほうそくです。これは少すこし難むずかしい言葉ことばですが、「宇宙うちゅうのすべてのものが、お互たがいを引ひっ張ぱり合あう力ちからを持もっている」ということなんです。

りんごと月つきの不思議ふしぎな関係かんけい

ある日ひ、ニュートンがりんごの木きの下したで休やすんでいると、頭あたまの上うえからりんごが「ポトン」と落おちてきました。普通ふつうなら「いたっ！」で終おわる話はなしですよね。でも、ニュートンは違ちがいました。

「どうしてりんごは必かならず下したに落おちるんだろう？」

「月つきは落おちてこないのに、りんごは落おちてくる。でも、もしかしたら月つきも地球ちきゅうに引ひっ張ぱられているのかな？」

この「もしかしたら」から、ニュートンは大おおきな発見はっけんをしました。地球ちきゅうの上うえのものが落おちるのも、月つきが地球ちきゅうの周まわりを回まわり続つづけるのも、実じつは同おなじ力ちからが働はたらいているんです！この発見はっけんは、後のちにロケットを宇宙うちゅうに飛とばすときにも大だい活躍かつやくすることになります。

すごい発見はっけんその2：虹にじの秘密ひみつを解とき明あかす

ニュートンは光ひかりについても大おおきな発見はっけんをしました。当時とうじ、白しろい光ひかりは純粋じゅんすいなものだと思おもわれていました。でも、ニュートンは「プリズム」という三角形さんかっけいの透明とうめいなガラスを使つかって実験じっけんをしてみました。

すると驚おどろいたことに、白しろい光ひかりが七色なないろの虹色にじいろに分わかれたんです！これは、白しろい光ひかりが実じつはたくさんの色いろの光ひかりが混まざってできていることを示しめしていました。

空そらの虹にじはどうしてできる？

雨上あめあがりに見みえる虹にじ。実じつは、空気くうき中ちゅうの小ちいさな水滴すいてきが自然しぜんのプリズムになって、太陽たいようの光ひかりを七なな色いろに分わけているんです。ニュートンは、この美うつくしい自然現象しぜんげんしょうの仕組しくみも説明せつめいすることができました。

すごい発見はっけんその3：物ものが動うごく時ときのルール

ニュートンは、物ものがどうやって動うごくのかという基本きほん的てきなルールも見みつけました。「運動うんどうの3つの法則ほうそく」と呼よばれるものです：

• 動うごいているものは、誰だれかが止とめない限かぎりずっと動うごき続つづけます
• 強つよく押おせば押おすほど、物ものは速はやく動うごきます
• 物ものを押おすと、必かならず反対はんたい向むきの力ちからが返かえってきます

この法則ほうそくは、今いまでも私わたしたちの生活せいかつのいろいろなところで使つかわれています。例たとえば：

• スマートフォンを落おとしても壊こわれにくいケースの設計せっけい
• 人工衛星じんこうえいせいが地球ちきゅうの周まわりをまわり続つづける計算けいさん
• ロケットを宇宙うちゅうに打うち上あげる時ときの設計せっけい
• 安全あんぜんな建物たてものを作つくるための計算けいさん
• スポーツ選手せんしゅの動うごきの分析ぶんせき

ニュートンの面白おもしろいエピソード

とっても忘わすれっぽい天才てんさい！

ニュートンは研究けんきゅうに夢中むちゅうになると、ご飯はんを食たべるのも忘わすれてしまうほどでした。朝あさから晩ばんまで同おなじ姿勢しせいで考かんがえ続つづけることもあったそうです。

猫ねこ大好だいすき科学者かがくしゃ

実じつは、ニュートンは猫ねこが大好だいすきでした。研究けんきゅうを邪魔じゃまされないように、扉とびらの中なかに小ちいさな穴あなを開あけて、猫ねこが自由じゆうに出入でいりできるようにしたんです。これが世界初せかいはつの「猫ねこ用ようドア」だったんですよ！

小学生しょうがくせいのみんなへ

ニュートンの物語ものがたりから、私わたしたちが学まなべることがたくさんあります：

• 当あたり前まえのことにも「なぜ？」と疑問ぎもんを持もつことは素晴すばらしい
• 失敗しっぱいしても諦あきらめない心こころが大切たいせつ
• 好すきなことに夢中むちゅうになることはとてもいいこと
• 学校がっこうの成績せいせきだけが全すべてではない

まとめ

ニュートンは、私わたしたちの「当あたり前まえ」を「なぜ？」と考かんがえ直なおすことで、世界せかいを大おおきく変かえる発見はっけんをしました。彼かれの研究けんきゅうは、300年ねん以上いじょうたった今いまでも、科学技術かがくぎじゅつの基礎きそとして使つかわれ続つづけています。

次つぎに空そらからりんごが落おちてくるのを見みたとき、ぜひニュートンのことを思おもい出だしてください。そして「なぜ？」という気持きもちを大切たいせつにしてくださいね。その気持きもちが、きっと新あたらしい発見はっけんにつながっていくはずです！

みなさんも、身みの回まわりの「不思議ふしぎ」に目めを向むけてみませんか？ニュートンのように、世界せかいを変かえる大発見だいはっけんができるかもしれませんよ！