はじめに
みんなは、今日の給食や晩ごはんで何を食べたかな? ごはん(お米)やお肉、お魚、お野菜など、私たちが毎日食べているものは、すべて「もともとは生きていた命」なんだ。
自然界にいる動物たちや植物たちも同じで、みんな何かを食べたり、だれかに食べられたりしながら命をつないでいるよ。 この「食べる・食べられるという命のバトンタッチのつながり」のことを「食物連鎖」と呼ぶんだ。
今回は、地球上のすべての生き物が生きていくために欠かせない、食物連鎖のふしぎな仕組みをいっしょに見ていこう!
ライオンがシマウマを食べるみたいに、強い動物が弱いやつを食べるだけのルールなのか?
ふふ、強いか弱いかだけじゃないのよ。植物や小さな虫、土の中の目に見えない生き物まで、みんなが大事な役目を持ってつながっているの。
食物連鎖ってなに?食べる・食べられる命のつながり
自然界では、草や木などの植物をバッタなどの虫が食べ、その虫をカエルが食べ、カエルをヘビが食べ、ヘビをタカなどの大きな鳥が食べる……というように、命がつながっているよ。
このように、生き物たちが「食べる・食べられる」という1本の鎖(チェーン)のようにつながっている関係を「食物連鎖」というんだ。
食べられた生き物の体は、食べた生き物の「エネルギー(生きる力や動く力)」になるよ。 つまり、食物連鎖とは「自然界の中でエネルギーが次の生き物へとバトンタッチされていく仕組み」のことなんだね。
なるほど!食べることで、前の生き物から元気のエネルギーをもらっているんだな!
そうなの!そして一番最初のエネルギーは、お日さま(太陽の光)からスタートしているのよ。
自然界の主役たち!生産者・消費者・分解者
食物連鎖の世界には、大きく分けて「3つの主役」がいるよ。 それぞれの役割を知ると、自然界がどれほど見事に助け合っているかがよくわかるんだ。
🌱 自然界をささえる「3大グループ」の役割
太陽の光と水、空気を使って、自分で栄養(食べ物)をつくり出す植物や植物プランクトンのこと。自然界のすべての命のスタート地点だよ!
自分で栄養をつくれないため、植物や他の動物を食べてエネルギーをもらう生き物(草食動物・肉食動物・雑食動物)。私たち人間も消費者だよ!
生き物の死がいや落ち葉、フンなどを細かくバラバラにして、豊かな土(栄養)にもどすキノコやカビ、ミミズ、土の中の微生物(バクテリア)だよ!
分解者が土にもどした栄養は、ふたたび植物(生産者)が根っこからすい上げて成長に使うんだ。 つまり、命は1本道で終わるのではなく、大きな輪のようにぐるぐると循環しているんだね。
キノコや土の中の小さな虫たちも、おそうじして次の命のごちそうを作ってくれていたんだな!
そうなの。だれか一つでも欠けると、地球はゴミだらけになって植物も育たなくなっちゃうのよ。
森と海でくらべてみよう!身近な生き物のつながり
食物連鎖は、緑いっぱいの森の中だけでなく、広い海や川、私たちの街の中でも休みなく続いているよ。 森と海では、どんな生き物たちがバトンをつないでいるのか比べてみよう!
森の食物連鎖
森では、木の葉っぱや木の実(生産者)をリスやシカ、イモムシ(草食動物)が食べるよ。 そして、そのイモムシを小鳥が食べ、小鳥をタカやキツネなどの肉食動物が食べるんだ。
海の食物連鎖
海の中では、目に見えないほど小さな「植物プランクトン(生産者)」が太陽の光を浴びて増えるよ。 それを「動物プランクトン」が食べ、さらに小さなイワシなどの魚が食べ、イワシを大きなマグロやサメ、イルカなどが食べるんだ。
海でも陸でも、「植物がつくったエネルギーを小さな動物が食べ、それをより大きな動物が食べる」という基本のルールはまったく同じなんだね。
海の中でも、スタートは小さなプランクトンが太陽の光で作ったごはんから始まっているんだな!
陸の森と広い海はぜんぜん景色が違うけれど、命のめぐり方はそっくり同じなのよね。
もし1つの生き物がいなくなったら?自然のバランス
自然界では、たくさんの種類の生き物が網の目のように複雑に関わり合っているよ。 これを「食物網」とも呼ぶんだ。
もし、人間が魚や動物を必要以上につかまえすぎたり(乱獲)、森を切り開いて生き物の住みかをうばったりするとどうなるかな?
たとえば、ある動物が絶滅してしまうと、それをエサにしていた生き物は食べるものがなくなって数が減ってしまうよ。 逆に、その動物に食べられていた生き物がふえすぎて、植物を食べつくしてしまうこともあるんだ。
ひとつの命がいなくなるだけで、ドミノ倒しのように自然全体のバランスが崩れてしまうんだね。
ひとつの種類が減るだけでも、まわりのたくさんの生き物に大ピンチが広がるんだな!
自然の豊かなバランスを守るために、生き物のすみかを汚さないように大切にしていこうね。
まとめ
📝 今日のまとめノート
・
食物連鎖は「食べる・食べられる」関係で命のエネルギーをつなぐ大切な仕組み
・
太陽から栄養をつくる「生産者」、食べる「消費者」、土にもどす「分解者」がぐるぐる循環している
・
ひとつの生き物が欠けるだけで全体のバランスが崩れるため、自然環境を守ることがとても大切
🖍️ ✏️
今日のごはんも、太陽やたくさんの命がバトンをつないで届けてくれたんだって実感したぜ!
命のめぐりに感謝して、残さずおいしく食べて、自然や生き物を大切に守っていきましょうね!
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