小学生でもわかる!「GPT-4o(ジーピーティ・フォー・オー)」

GPT-4o

はじめに

スマートフォンやスマートスピーカーに向かって話しかけたとき、「ちょっと待ってください……明日の天気は晴れです」と、少し間が空いたり、ロボットみたいな棒読みの声で返ってきたりした経験はありませんか?

「コンピューターとおしゃべりするのって、やっぱり人間と話すのとは違うよな」と感じていた人も多いはずです。

ところが2024年、世界中をあっと驚かせる最新AIが登場しました!大人気のChatGPT(チャットジーピーティー)を作ったアメリカの会社「OpenAI(オープンエーアイ)」が発表した「GPT-4o(ジーピーティ・フォー・オー)」です。

このGPT-4oは、スマホに向かって話しかけると、間髪を入れずに「うんうん、それでどうしたの?」「あはは、それすごく面白いね!」と、まるで隣にいる友だちのように笑ったり驚いたりしながら、超高速でおしゃべりしてくれます。

さらに、声で話すだけではありません。スマホのカメラでノートを映せば「お、算数の図形問題だね!底辺はどこかな?」と目で見ながら宿題のヒントをくれたり、英語を話す人とのおしゃべりをその場で同時通訳してくれたりするのです!

まるでアニメや映画に出てくる未来の相棒ロボットのような最新AI「GPT-4o」のすごさとひみつを、小学生のみんなにもわかりやすく解説していきます!

はると
はると
俺、スマホのAIって話しかけてもワンテンポ遅れてロボットっぽく返事するイメージだったんだよな。でもGPT-4oは、まるで教室の友だちみたいに笑いながらテンポよくおしゃべりできるのか!?すげー!
ひまり
ひまり
ふふ、そうなのよ。声だけじゃなくて、カメラで見せたノートや景色まで一瞬で見て理解してくれるの。まるでアニメの相棒キャラクターが現実の世界に飛び出してきたみたいよね!

「o(オムニ)」ってなに?全部入りの最新AI!

名前に付いている「GPT-4o」の最後の「o」って、一体なんのアルファベットなのでしょうか?

実はこの「o」は、英語やラテン語の「omni(オムニ)」という言葉の頭文字です。オムニには「すべて」「万能(何でもできる)」という意味があります。いろいろなジャンルの曲や物語がひとまとめに入った作品を「オムニバス」と呼んだりしますよね。

つまりGPT-4oは、「ぜんぶ入りの万能AI」という意味なのです!

これまでのAIは、文字(テキスト)を読む専門のAI、写真やイラストを見る専門のAI、マイクで声を聞き取る専門のAI…というように、それぞれの得意分野ごとにバラバラに分かれていました。

しかしGPT-4oは、文字を読む頭脳、写真や動画を見る「目」、音を聞く「耳」、声を出す「口」が、ぜんぶひとつの頭脳に合体したのです!専門用語では、このように複数の感覚をまとめて扱えるAIのことを「マルチモーダルAI」と呼びます。

ひとりの体に「目・耳・口・頭脳」が全部そろった!
これまでのAIは「見る係」「聞く係」「考える係」「話す係」が別々の部屋にいて、手紙をやり取りしながら作業していました。でもGPT-4oは、ひとりの人間と同じように、自分の目で見て、耳で聞きながら、同時に頭で考えて声を出せるようになったのです!

目も耳も口もひとまとめになったことで、私たちが普段友だちと話しているのと同じように、空気感やテンポを共有しながらコミュニケーションできるようになりました。

はると
はると
オムニって「全部入り」って意味だったのか!サッカーでいうなら、走るのもパスもシュートも全部超一流で、周りの状況も一瞬で見渡せるパーフェクトな選手みたいなもんだな!
ひまり
ひまり
ええ、まさにその通りね!目と耳と口がひとつの頭脳にまとまっているから、私たちが話しかけた言葉の雰囲気や、カメラで見せたものをまるごと受け止めてくれるのよ。
目・耳・口・頭脳が合体した万能AI

ここがすごい!これまでのAIとGPT-4oのちがい

「目や耳が合体しただけで、そんなに大きく変わるの?」と思うかもしれません。でも実は、これまでのAIと比べると「返事のスピード」と「声の感情表現」が劇的に進化しているのです!

これまでの音声AIは、いわば「バケツリレー」のように動いていました。

  1. あなたの声をマイクで拾い、文字に直す係(音声認識)に渡す。
  2. 出来上がった文字を、考える係(AI頭脳)に渡して返事を文字で作る。
  3. 返事の文字を、声に出す係(音声合成)に渡して読み上げさせる。

このように3つの係がリレーをしていたため、どうしても返事までに3秒から5秒ほど待たされていました。しかも、文字に直す途中で「嬉しそうに話している」「怒って焦っている」といった声のトーンやニュアンスが消えてしまい、平坦なロボット声になってしまっていたのです。

ところがGPT-4oは、バケツリレーをやめました!ひとつの頭脳があなたの声を直接耳で聞き、そのままダイレクトに声で返事をしてくれます。

その返事のスピードは、なんと平均で約0.32秒!これは人間同士が会話するときに相手の言葉に反応するスピード(約0.2秒〜0.3秒)とほぼ同じで、まさに「まばたき1回」する間に返事が返ってくる速さです。だから、待たされている感覚がまったくありません。

さらに、人間の声の高さや感情をそのまま感じ取れるので、「歌うように陽気に話して!」「ちょっとヒソヒソ声で内緒話をして」とお願いすると、笑い声を混ぜたり息づかいを変えたりしながら、表情豊かに話してくれるのです。人間同士のように、AIが話している途中で「あ、ちょっと待って!」と割り込んでも、AIはピタッと話をやめてこちらの言葉を聞いてくれます。

スピードと感情表現のちがいを比較!
これまでのAI(バケツリレー方式)
声を文字に直してから考えるため、返事まで3〜5秒かかる
声のトーンや感情が消えてロボットっぽい一本調子になる
AIが話している途中で割り込んで止めるのが難しい
最新のGPT-4o(一体型頭脳)
声を直接聞いて直接話すので、わずか約0.3秒で返事!
笑い声やヒソヒソ声、歌うような感情豊かな話し方ができる
人間同士のように自然に会話の途中で割り込める
はると
はると
0.3秒って、俺がパスを出す相手を判断するスピードより速いかもしれないぞ!話してる途中で「待って!」って割り込んでもちゃんと聞いてくれるなんて、本物の人間と電話してるみたいだな!
ひまり
ひまり
ふふ、感情を込めてお話ししてくれるのが本当に素敵よね。落ち込んでいるときは優しく励ましてくれたり、嬉しいときは一緒に喜んでくれたりするから、とっても温かみを感じるわ。
これまでのAIと最新GPT-4oのスピードのちがい

日常生活や勉強でどう活躍するの?

この万能なGPT-4oは、小学生の毎日の生活や勉強でどんなふうに活躍してくれるのでしょうか?代表的な3つのすごい使い方を紹介します!

カメラで見せるだけ!自分専属の「優しい家庭教師」

宿題をやっていて「この算数の図形問題、どうやって解けばいいのか全然わからない!」と悩んだとき、スマホのカメラでノートをパシャリと映して見せてみましょう。

GPT-4oのすごいところは、いきなり答えを教えるのではなく、ヒントを出して一緒に考えてくれることです。「この台形の上の辺と下の辺はどこかな?」「そう!じゃあ公式を思い出してみよう!」と、優しい先生のように優しくナビゲートしてくれます。

STEP 1 カメラでノートのわからない問題を写す!
スマホのカメラを起動して、ノートや教科書のつまずいた問題をAIに見せます。「この問題の解き方を一緒に考えて!」と声で話しかけましょう。
STEP 2 AIのヒントを聞きながら自分の頭で解く!
GPT-4oは答えをいきなり言わず、「どこまで解けた?」「この図の赤い線に注目してみて」とヒントをくれます。声で答えると「大正解!その調子!」と褒めてくれます!

世界中の人とペラペラ話せる「リアルタイム通訳」

外国から日本に遊びに来た人と話したいとき、GPT-4oを机の上に置いておくだけで、リアルタイムの同時通訳をしてくれます。

あなたが日本語で話せばすぐに流暢な英語で相手に伝え、相手が英語で話せばすぐに自然な日本語であなたに伝えてくれます。ボタンをいちいち押す必要もないので、言葉の壁を気にせず楽しくおしゃべりができます。

絵や身の回りのものから「アイデアを広げる相棒」

自分で描いた絵をカメラで見せて「このモンスターに似合う必殺技を3つ考えて!」と頼んだり、「冷蔵庫に卵と牛乳があるんだけど、どんなおやつが作れるかな?」と相談したりできます。目で見えるものなら何でも理解してくれるので、自由研究や工作のアイデア出しにも大活躍します!

はると
はると
答えをポンと教えられるんじゃなくて、ヒントを出して俺に解かせてくれるのか!それなら勉強が苦手な俺でも、ゲームのクエストをクリアするみたいで楽しく宿題が進みそうだよな!
ひまり
ひまり
私も英語の発音を教えてもらったり、読書感想文のアイデアを一緒に整理してもらったりしたいわ。いつでもそばにいて優しく見守ってくれる家庭教師がいるみたいで心強いわね。
家庭教師のように優しくヒントをくれるAI

使うときに気をつける「3つの約束」

とっても便利で賢いGPT-4oですが、魔法の道具のように何でもかんでも任せていいわけではありません。正しく安全に使いこなすために、小学生のみんなが守るべき「3つの約束」があります。

  1. 宿題の答えをそのまま丸写ししない!
    AIにぜんぶ答えを出してもらってノートに写すだけだと、自分の頭で考える力が育ちません。テストのときに困るのは自分自身です。サッカーの練習で他の人にドリブルやシュートをやってもらっても、自分がうまくならないのと同じですよね。「答えをもらう」のではなく、「考え方のヒントをもらう相棒」として使いましょう。
  2. 名前や住所などの「個人情報」は絶対に教えない!
    自分や友だちの名前、住んでいる場所、通っている学校名、電話番号、顔写真などは、カメラで見せたり話したりしてはいけません。インターネットにつながるAIを使うときの、とても大事なルールです。
  3. AIの言葉を100%信じ込まず、本や辞書で確かめる!
    AIはとても物知りですが、ときどき自信満々にウソの情報を言うことがあります。これを専門用語で「ハルシネーション(幻覚)」と呼びます。大切な調べ物やテスト勉強のときは、教科書や図鑑、図書館の本でも「本当に正しいかな?」と確かめる癖をつけましょう。
AIを使いこなす「スーパー小学生」になろう!
AIは「自分の代わりにぜんぶやってくれる魔法使い」ではなく、「自分の力を何倍にも伸ばしてくれる最高のパートナー」です。3つの約束を守って使うことで、勉強も趣味もぐんぐん上達します!
はると
はると
なるほどな!宿題を丸写ししたら、自分のシュート練習にならないのと同じだよな。ヒントをもらいながら自分の頭で考えてゴールを決めるのが一番かっこいいぜ!
ひまり
ひまり
ふふ、その意気よ、はると!個人情報をしっかり守って、本や図鑑で確かめる習慣をつければ、AIは私たちを大きく成長させてくれる素晴らしい味方になってくれるわね。
AIと約束を守って楽しく学ぶ小学生

まとめ

📝 今日のまとめノート
1 「o(オムニ)」は万能という意味!:目・耳・口・頭脳がひとつに合体した最新AI!
2 人間の会話と同じ0.3秒で返事!:笑い声やヒソヒソ声など、感情豊かな声でテンポよく話せる!
3 勉強や通訳の最高のパートナー!:カメラでノートを見せるとヒントをくれたり、英語を同時通訳してくれる!
4 3つの約束を守って使おう!:丸写ししない・個人情報は教えない・本で確かめるルールを守って賢く使いこなそう!
🖍️ ✏️
はると
はると
目も耳も口もついて、話すスピードも本物の人間と一緒なんて、未来の世界が本当にやってきた感じだな!俺もさっそく、今日の算数の宿題でヒントをもらいながら挑戦してみるぜ!
ひまり
ひまり
ええ、頑張ってね!でも、答えを丸写ししちゃダメよ?困ったときは上手にヒントをもらって、自分の力で解く楽しさをたくさん味わってみましょうね!
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