小学生でもわかる！「聖徳太子（しょうとくたいし）」

こんにちは、みなさん！今日きょうは日本にっぽんの歴史れきし上じょうとても重要じゅうような人物じんぶつ、聖徳太子しょうとくたいしについて学まなんでいきましょう。聖徳太子しょうとくたいしは約やく1400年ねんも前まえに生いきていた人ひとなのに、今いまでも多おおくの人ひとに尊敬そんけいされている偉大いだいな人物じんぶつなんです。まるで、昔むかしの日本にっぽんを助たすけたスーパーヒーローみたいな存在そんざいなんですよ！

聖徳太子しょうとくたいしって誰だれ？

聖徳太子しょうとくたいしは、574年ねんに生うまれ、622年ねんに亡くなった古代こだい日本にっぽんの政治せいじ家かです。本当ほんとうの名前なまえは厩戸皇子うまやどのおうじ（うまやどのおうじ）といいます。「聖徳太子しょうとくたいし」という名前なまえは、亡くなった後あとに人々ひとびとが尊敬そんけいの気持きもちを込こめてつけた名前なまえなんです。

聖徳太子しょうとくたいしの生おい立たち

聖徳太子しょうとくたいしは、今いまの奈良県ならけんにある「飛鳥あすか（あすか）」というところで、天皇家てんのうけの王子おうじ様さまとして生うまれました。生うまれた時ときから特別とくべつな子供こどもだったといわれています。

伝説でんせつによると、聖徳太子しょうとくたいしには驚おどろくべき能力のうりょくがあったそうです：

1. 生うまれてすぐに話はなせたんだって！
2. 同時どうじに10人にんの人ひとの話はなしを聞きいて、全部ぜんぶ理解りかいできたんだって！

これって、まるでスーパーヒーローの能力のうりょくみたいだよね！

小ちいさい頃ころから頭あたまがよく、たくさんの本ほんを読よんで勉強べんきょうしました。特とくに仏教ぶっきょうの教おしえに興味きょうみを持もち、熱心ねっしんに学まなびました。

どんなことをした人ひとなの？

1.十七条じゅうしちじょうの憲法けんぽうをつくった

聖徳太子しょうとくたいしは、日本にっぽんで最初さいしょの憲法けんぽうとされる「十七条じゅうしちじょうの憲法けんぽう」をつくりました。これは17の決きまりごとを書かいたもので、国くにをよりよくするためのルールブックみたいなものです。例たとえば、「和わを以もって貴とうとしと為なす」（わ をもってとうとしとなす）という有名ゆうめいな言葉ことばがあります。これは「みんなで仲良なかよく協力きょうりょくすることが大切たいせつだよ」という意味いみです。

2.冠位十二階かんいじゅうにかい（かんいじゅうにかい）をつくった

聖徳太子しょうとくたいしは「冠位十二階かんいじゅうにかい」という制度せいどを作つくりました。これは役人やくにんたちに階級かいきゅうを与あたえて、その人ひとの能力のうりょくに応おうじて位くらいを決きめる制度せいどなんだよ。これによって、優秀ゆうしゅうな人ひとが政治せいじに参加さんかできるようになったんだ。

3.遣隋使けんずいしを送おくった

聖徳太子しょうとくたいしは、中国ちゅうごくの隋ずい（ずい）という国くにに使節しせつ団だん（外交官がいこうかんのグループ）を送おくりました。これを「遣隋使けんずいし」（けんずいし）といいます。これによって、日本にっぽんは中国ちゅうごくの進すすんだ文化ぶんかや技術ぎじゅつを学まなぶことができました。例たとえば、文字もじの使つかい方かたや仏教ぶっきょうの教おしえなどを日本にっぽんに持もち帰かえったんです。

4.仏教ぶっきょうを広ひろめた

聖徳太子しょうとくたいしは仏教ぶっきょうを大切たいせつにし、日本中にほんじゅうに広ひろめました。仏教ぶっきょうは、「みんなが平等びょうどう で、思おもいやりの心こころを持もって生いきていこう」という教おしえなんだ。 聖徳太子しょうとくたいしは、この教おしえを広ひろめることで、争あらそいのない、平和へいわな国くにを作つくろうとしたんだよ。

有名ゆうめいな法隆寺ほうりゅうじや四天王寺してんのうじなど、たくさんのお寺てらを建たてたことでも知しられています。法隆寺ほうりゅうじは今いまでも世界せかい最古さいこの木造建築もくぞうけんちくとして残のこっていて、世界遺産せかいいさんにもなっているんですよ。

聖徳太子しょうとくたいしの業績ぎょうせきがもたらした影響えいきょう

聖徳太子しょうとくたいしの行おこなったことは、日本にっぽんの歴史れきしに大おおきな影響えいきょうを与あたえました。

1. 国くにづくりの基礎きそ：十七条じゅうしちじょうの憲法けんぽうによって、日本にっぽんの政治せいじや社会しゃかいの基本きほん的てきな考かんがえ方かたが形作かたちづくられました。
2. 能力主義のうりょくしゅぎの導入どうにゅう：冠位十二階かんいじゅうにかいによって、生うまれではなく能力のうりょくで役人やくにんを選えらぶ仕組しくみができました。
3. 国際交流こくさいこうりゅうの始はじまり：遣隋使けんずいしを送おくったことで、日本にっぽんは初はじめて本格的ほんかくてきに海外かいがいの国くにと交流こうりゅうするようになりました。これにより、日本にほんの文化ぶんかは大おおきく発展はってんしました。
4. 文化ぶんかの発展はってん：仏教ぶっきょうを広ひろめたことで、芸術げいじゅつや建築けんちく、そして人々ひとびとの考かんがえ方かたにも大おおきな影響えいきょうを与あたえました。

今いまに残のこる聖徳太子しょうとくたいしの足跡あしあと

聖徳太子しょうとくたいしは今いまから1400年ねん以上いじょうも前まえに生いきていた人ひとですが、今いまでも私わたしたちの生活せいかつの中なかに、その足跡あしあとを見みつけることができます。

• お札さつ：以前いぜんの1万円まんえん札さつには聖徳太子しょうとくたいしの肖像画しょうぞうがが描えがかれていました。
• 寺院じいん：聖徳太子しょうとくたいしが建たてた法隆寺ほうりゅうじは今いまでも奈良県ならけんに残のこっていて、多おおくの人ひとが訪おとずれる観光地かんこうちになっています。
• 教科書きょうかしょ：学校がっこうの歴史れきしの授業じゅぎょうで必かならず登場とうじょうする重要じゅうよう人物じんぶつです。

聖徳太子しょうとくたいしから学まなべること

聖徳太子しょうとくたいしの生いき方かたや考かんがえ方かたから、私わたしたちも多おおくのことを学まなべます。

1. 学まなぶことの大切たいせつさ：聖徳太子しょうとくたいしは小ちいさい頃ころからたくさん勉強べんきょうしました。知識ちしきを得えることで、世よの中なかをよりよくする力ちからが身みにつくんです。
2. 協力きょうりょくすることの重要性じゅうようせい：「和わを以もって貴とうとしと為なす」という言葉ことばが示しめすように、みんなで協力きょうりょくすることの大切たいせつさを教おしえてくれています。
3. 新あたらしいことに挑戦ちょうせんする勇気ゆうき：外国がいこくと交流こうりゅうしたり、新あたらしい考かんがえ方かたを取とり入いれたりするなど、聖徳太子しょうとくたいしは常つねに新あたらしいことに挑戦ちょうせんし続つづけました。
4. 平等びょうどうと思おもいやりの心こ ころ：仏教ぶっきょうの教おしえを通つうじて、みんなが平等びょうどうで、お互たがいを思おもいやることの大切たいせつさを広ひろめました。

まとめ

聖徳太子しょうとくたいしは、日本にっぽんの歴史れきし上じょうとても重要じゅうような人物じんぶつです。国くにづくりの基礎 きそを作つくり、海外かいがいとの交流こうりゅうを始はじめ、文化ぶんかを発展はってんさせました。今いまから1400年ねん以上いじょうも前まえの人 ひとなのに、その考かんがえ方かたや業績ぎょうせきは今いまでも私わたしたちの生活せいかつに影響えいきょうを与あたえています。

みなさんも、聖徳太子しょうとくたいしのことをもっと詳くわしく調しらべてみてください。歴史れきしを学まなぶことで、今いまの日本にっぽんがどうやってできたのか、そしてこれからの日本にっぽんをどうしていけばいいのかを考かんがえるヒントが見みつかるかもしれません。

歴史れきしは過去かこの出来事できごとを学まなぶだけでなく、未来みらいを考かんがえるためのツールでもあるのです。聖徳太子しょうとくたいしの生いき方かたから、みなさんも何なにか感かんじるものがあったでしょうか？これからの日本にっぽんを作つくっていく主役しゅやくは、みなさんなのです！