小学生でもわかる！「ローン」

ローンってなに？お金かねをかりるってどういうこと？

みんなは「ローン」という言葉ことばを聞きいたことがあるかな？もしかしたら、あんまり聞きいたことがないかもしれないね。でも、大人おとなになったら「ローン」を知しっていると、とっても役やくに立たつんだよ。だから今日 きょうは、わかりやすく説明せつめいしていくね！

ローンは、お金かねを「かりる」方法ほうほうのひとつ

まず、「ローン」って何なにかというと、簡単かんたんに言いえばお金かねを借かりることなんだ。たとえば、君きみたちがどうしても欲ほしいゲームやおもちゃがあるけれど、今いまはそのお金かねを持もっていないとするよね？その時とき、「ローン」を使 つかえば、そのおもちゃを買かうためのお金かねを誰だれか（銀行ぎんこうやお店みせ）から借かりて、あとで少すこしずつ返かえしていくことができるんだ。

でも、もちろんすぐにはそのおもちゃのお金かねを返かえさなくてもいいけど、そのかわりに毎月まいつき少すこしずつ返かえす約束やくそくをする必要ひつようがあるよ。そして、お金かねだけじゃなくて、「利子りし」という「おまけの料金りょうきん」も払はらわなきゃならないんだ。

どうして利子りしが必要ひつようなの？

さて、「利子りし」って何なに？と思おもったかな？これは、お金かねを貸かしてくれる人ひと（銀行ぎんこうとか）が、そのサービスのために取とる料金りょうきんのことなんだ。たとえば、100円えん借かりたら、その100円えんだけじゃなくて、110円えんとか120円えんみたいに少すこし多おおめに返かえさなきゃならない。それが「利子りし」なんだ。

銀行ぎんこうやお店みせがタダでお金かねを貸かしてくれるわけではなく、その分ぶんの手間てまやリスク（もし借かりた人ひとがお金かねを返かえせなくなっちゃったらどうしよう…とか）に対たいする報酬ほうしゅうとして、この「利子りし」を取とるんだよ。

例たとえ話ばなしで考かんがえてみよう！

もし君きみが友達ともだちから100円えん借かりたとするね。その友達ともだちはただ貸かすだけじゃなくて、「1週間しゅうかん後ごに返かえす時ときには110円えんでお願ねがい！」と言いわれたら、それが利子りしという仕組しくみなんだ。つまり、お金かねを借かりることで将来しょうらいちょっと多おおめに返かえさないといけないんだよ。

ローンにもいろんな種類しゅるいがある！

実じつは、一口ひとくちに「ローン」と言いっても、いろんな種類しゅるいのローンがあるんだよ。それぞれ少すこしずつ違ちがうから、それについても紹介しょうかいするね！

1.家いえを買かうためのローン：住宅じゅうたくローン

大おおきなお家うちって高たかいよね。普通ふつうのお家うちでも何千万円なんぜんまんえんもすることがあるから、一度いちどにそんな大おおきなお金かねを出だすのは大変たいへん！だから、多おおくの人ひとは「住宅じゅうたくローン」というものを使つかうんだ。このローンでは、銀行ぎんこうから大おおきなお金かね（何千万円なんぜんまんえんとか）を借かりて、自分じぶんのお家いえを買かうために使つかう。そしてその後ご、長なが～い時間じかん（20年ねんとか30年ねん！） かけて少すこしずつそのお金かねを返かえしていくんだ。

2.車くるまを買かうためのローン：自動車じどうしゃローン

車くるまもすごく高たかいものだから、多おおくの人ひとは車くるまのお金かねも一いち度どには払はらえないんだ。そこで「自動車じどうしゃローン」を使つかうんだけど、これも車代くるまだいのお金かねを銀行ぎんこうや車屋くるまやさんから借かりて、あとで分割ぶんかつして少すこしずつ返かえしていく方法ほうほうなんだよ。

3.カードで買かうものにも実じつはローン：クレジットカード

みんなのお父とうさんやお母かあさんがお店みせでクレジットカードというカードで支払しはらいするところ、見みたことあるかな？このクレジットカードは、一いち度どに全額ぜんがく払はらわずに済すむ便利べんりな道具どうぐなんだけど、その支払しはらい方かたによっては小ちいさな「ローン」と同おなじような仕組しくみになることもあるんだ。

つまり、その場ばですぐ全額ぜんがく払はらわなくても良よいかわりに、あとで少すこしずつ返かえしたり、その時ときにも利子りしという料金りょうきんが発生は っせいしたりする場合ばあいがあるよ。

ローンのメリットとデメリット

さて、「ローン」の仕組しくみについて少すこしわかったところで、それぞれの良よいところ（メリット）と気きをつけたいところ（デメリット）について考かんがえてみよう！

メリット：今いますぐ欲ほしいものが手てに入はいる！

一番いちばん大おおきなメリットは、お金かねが足たりなくても今いますぐ欲ほしいものや必要ひつようなもの（例たとえば家いえや車くるまなど）が手てに入はいること！本当ほんとうだったら何なん年ねんも貯ためてからじゃないと買かえないようなものでも、「ローン」を使つかえば今いますぐ手元てもとに置おけるんだ。

デメリット：あとでちゃんと返かえせなかったらどうなる？

でも注意点ちゅういてんもあるよ！一番いちばん気きを付つけたいのは、「あとできちんと全部ぜんぶのお金かね＋利子りしまで返かえせるかどうか」ということ。「ああ、お金かね返かえせない！」となったら困こまっちゃうよね…。そういう場合ばあい、大変たいへんなトラブルになっちゃうこともあるんだ。例たとえば、お家うちや車くるまなど高価こうかなものの場合ばあいは、それらを取とり上あげられてしまうことさえあるんだ。だからこそ、自分じぶんがちゃんと最後さいごまで返かえせるかどうか考かんがえてから使つかわなきゃならないんだよ。

ローンを上手じょうずにつかうコツ

最後さいごに、「ローン」を上手じょうずにつかうためのポイントについて教おしえるね！

1. 計画的けいかくてきにつかう！
   自分じぶんがお給料きゅうりょうなどでどれくらい稼かせげそうか、それともらったお金かねできちんと毎月まいつき払はらえるか考かんがえることが大事だいじ！無理むりして高額こうがくなものばっかり買かわないよう気きを付つけよう。
2. 利子りしについて理解りかいする！
   「この商品しょうひん にはどれくらい利子りしが付ついているかな？」というところもしっかり確認かくにんしよう。「安やすそうだから大丈夫だいじょうぶ！」と思おもった商品しょうひんでも、高額こうがくな利子りしによって最終的さいしゅうてきにはもっと高たかくなることもあるから要注意ようちゅうい！
3. 必要ひつよう以上いじょうにつかわない！
   本当ほんとうに必要ひつようなお買かい物ものだけに使つ かおう！むやみに色々いろいろ欲ほしい物ものばっかり買かっちゃうと、大変たいへんなお金かねになるよ。

まとめ

今日きょうは、「ローン」という仕組しくみについて学まなびました！「お金かねを借かりる」という行為こういには責任せきにんが伴ともないます。でも、その責任せきにんさえ守まもれば、とても便利べんりで助たすけになる道具どうぐでもあります。「欲ほしい物もの」があれば考かんがえなしに飛とびつくのではなく、自分自身じぶんじしんできちんと計画けいかく的てきに行動こうどうする力ちからも重要じゅうようです。この知識ちしき、小学生しょうがくせいのみんなにもきっと役立やくだつ日ひが来きますので、大切たいせつに覚おぼえていてくださいね！