心臓のふしぎ!みんなのからだを支える「命のポンプ」
こんにちは、みなさん!今日は、私たちの体の中で働いている、とってもすごい「命のポンプ」について、お話ししたいと思います。そう、それは「心臓」のことです!
心臓は、私たちが生きていくために欠かせない大切な臓器です。でも、みなさんは心臓がどんなふうに働いているか知っていますか?今日は、その不思議なしくみについて、くわしく見ていきましょう!
はると
心臓ってすげーのは知ってたけど、まさか『命のポンプ』って言われるほど大事なもんだとはなー。ちょっと格好いいかも。
ひまり
ふふ、はるとって心臓のこと、サッカーボールくらいにしか考えてなかったんじゃない?でも、命のポンプなんて表現、すごくぴったりね!
心臓ってどんな形?
まず、心臓の形について知っておくことが大切です。みなさんは、ハートマークを見たことがありますよね。でも、本当の心臓の形は、ちょっと違います。
実際の心臓は、握りこぶしくらいの大きさで、みかんのような形をしています。場所は、胸の真ん中あたり、少し左よりのところにあります。自分の左胸に手を当ててみてください。「ドクドク」と鼓動を感じますか?それが心臓の音なんです!
心臓は「ポンプ」みたいなもの
心臓は、「ポンプ」のような働きをしています。「ポンプ」というのは、液体を押し出したり引き込んだりする道具です。例えば、自転車のタイヤに空気を入れるための「空気入れ」を思い浮かべてみてください。それと似たようなことを心臓は毎日ずっと続けているんです。
でも、心臓が押し出しているものは空気じゃなくて血液なんです。この血液が全身に送られて、体中に必要な酸素や栄養を届けるんです。
心臓の中はどうなっているの?
心臓の中は、4つの部屋に分かれています。上の方に2つ、下の方に2つあります 。まるで小さな家みたいですね!
- 右心房:上の右側の部屋–体から戻ってきた、ちょっと疲れた血液が最初に集まる場所です。
- 右心室:下の右側の部屋–右心房から血液を受け取り、肺に送り出すための部屋です。
- 左心房:上の左側の部屋–肺で酸素をたっぷり吸った、元気いっぱいの血液が戻ってくる場所です。
- 左心室:下の左側の部屋–左心房から血液を受け取り、体全体に送り出すための部屋です。
これらの部屋は、とても強い筋肉でできています。そして、部屋と部屋の間には「弁」というものがあって、血液が逆流しないようになっています。
ひまり
心臓の中が4つの部屋に分かれてるなんて、まるでマンションみたい!
心臓の大切な仕事
心臓の一番大切な仕事は、体中に血液を送り出すことです。血液は、体のすみずみまで酸素や栄養を運んでいきます。そして、体の中で使われた二酸化炭素や老廃物を集めて、それらを処理する場所まで運びます。
例えば、みんなの大好きなハンバーグ。ハンバーグを食べた後、その栄養は血液によって体の隅々まで運ばれるんです。これは、心臓が頑張って血液を送り出しているおかげなんですね!
心臓は、1日に約10万回も収縮して血液を送り出しています。これは、1分間に約70回のペースです。すごいですね!
はると
えっ、心臓って1日に10万回も動いてんの!?サッカーの練習より大変じゃん!
心臓の中で血液はどう流れるの?
では、心臓の中で血液がどのように流れているのか、くわしく見ていきましょう。
- まず、体中を巡ってきた血液が右心房に入ってきます。この血液は、酸素が少なくなっています。
- 右心房にたまった血液は、右心室に流れ込みます。
- 右心室は収縮して、血 液を肺に送り出します。肺では、血液に新しい酸素がたくさん取り込まれます。
- 酸素をたっぷり含んだ血液は、左心房に戻ってきます。
- 左心房の血液は左心室に流れ込みます。
- 左心室は、とても強い力で収縮して、酸素たっぷりの血液を体中に送り出します。
このサイクルが、休むことなく繰り返されているんです。すごいですね!
血管も重要な仲間
心臓がポンプとして全身へ血液を送り出すけれど、その血液が流れていく道が必要になりますよね。それが「血管」というものなんです!
- 動脈(どうみゃく):動脈は、新しい酸素や栄養をたっぷり含んだ血液が全身へ運ばれるための道筋になります。
- 静脈(じょうみゃく):静脈は 、その後使われた血液、つまり二酸化炭素など不要なものが含まれた血液を再び心臓へ返すための道です。
この動脈と静脈という2種類の道路のおかげで、体中の細胞たちは必要なものを受け取ったり、不必要なものを捨てたりできる仕組みになっているんです!
心臓の音はどうしてするの?
みなさんは、お医者さんが聴診器を使って胸の音を聞くのを見たことがありますか?あの時聞いているのが、心臓の音なんです。
心臓の音は、「ルブダブ、ルブダブ」という感じです。この音は、心臓の弁が閉じるときに出る音なんです。「ルブ」は、上の部屋と下の部屋の間の弁が閉じる音。「ダブ」は、心室から血液が出ていくときの弁が閉じる音です。
心拍数とは?
「ドクドク」と感じる鼓動、これには名前があって、「心拍数」という言葉で表されることもあります。これは1分間に何回くらいドクドクと鳴るかという数字なんです。
例えば、小学生のみんなは1分間で70回から100回くらい鼓動することもあります!走ったり運動するともっと早くなるけれど、それだけ体中へ酸素やエネルギーを送らないといけないからなんですね。
心臓を健康に保つには?
心臓は、私たちの命を支える大切な臓器です。だから、健康に保つことがとても大切です。どうすれば心臓を健康に保てるでしょうか?
- 運動をする:適度な運動は心臓を強くします。走ったり、泳いだり、自転車に乗ったりするのがいいですね。
- バランスの良い食事をとる:野菜や果物をたくさん食べて 、脂っこいものは控えめにしましょう。
- 十分な睡眠をとる:睡眠中も心臓は働いていますが、ゆっくりとしたペースになります。これは心臓の休息になるんです。
- ストレスを減らす:ストレスが多いと、 心臓に負担がかかります。楽しいことをして、リラックスすることも大切です。
心臓のおもしろ豆知識
最後に、心臓についてのおもしろい豆知識をいくつか紹介します!
- 心臓は、生まれる前から働き始めています。お母さんのおなかの中にいるときから、もう心臓は動いているんです。
- 1日に心臓が送り出す血液の量は、なんとドラム缶約50本分!たくさんの血液を送り出しているんですね。
- 心臓の大きさは、その人の握りこぶしとほぼ同じくらいです 。だから、大人になるにつれて心臓も大きくなっていくんです。
- 運動選手の心臓は、普通の人よりも少し大きくなっています。それは、たくさん運動をしているので、心臓の筋肉が発達しているからです。
まとめ
心臓は、私たちの体の中で休むことなく働き続けている、とってもすごい臓器です。血液を全身に送り出して、私たちの命を支えてくれています。
だから、心臓に「ありがとう」の気持ちを込めて、大切にしていきましょう。運動したり、バランスの良い食事を食べたり、十分な睡眠をとったりして、心臓を健康に保つことが大切です。
みなさんも、自分の心臓の音に耳を傾けてみてください。「ドクドク」という音が聞こえたら、それはあなたの心臓が「がんばっているよ!」と言っているサインです。
心臓のことをもっと知りたくなったら、図書館で本を読んだり、科学館に行ったりしてみるのもいいですね。 きっと、もっとたくさんの発見があるはずです。
さあ、これからも元気いっぱい、心臓と仲良く過ごしていきましょう!
はると
心臓ってめちゃくちゃ大事なんだな!俺ももっと運動して、心臓を強くするぞ!
ひまり
そうね!心臓に感謝して、健康に気をつけないとね!はるとも、またケガしないように気をつけてね!
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