小学生でもわかる！「ごみのふしぎ」

こんにちは、みなさん！今日きょうは「ごみ」についてお話はなしします。「えー、ごみ？つまらなそう…」なんて思おもった人ひともいるかもしれませんね。でも、ちょっと待まってください！実じつはごみの世界せかいには、びっくりするようなふしぎがいっぱいあるんです。さあ、いっしょにごみのふしぎを探検たんけんしてみましょう！

ごみってなに？

まずは「ごみ」の定義ていぎから始はじめましょう。ごみとは、私わたしたちが「もういらない」と思おもって捨すてるものすべてのことです。例たとえば、食たべ残のこしや古ふるくなった服ふく、壊こわれたおもちゃなどがごみになります。でも、実じつはこの「いらない」という考かんがえ方かたが人ひとそれぞれ違ちがうんです。ある人ひとにとってのごみが、別べつの人ひとにとっては宝物たからものになることもあるんですよ。

ごみの種類しゅるいはいろいろ

ごみには、いろんな種類しゅるいがあります。大おおきく分わけると次つぎのようになります：

1. 燃もえるごみ（可燃かねんごみ）：紙かみやプラスチック、食たべ残のこしなど
2. 燃もえないごみ（不燃ふねんごみ）：金属きんぞくやガラスなど
3. 資源しげんごみ：リサイクルできる缶かんや瓶びん、古紙こしなど
4. 粗大そだいごみ：大おおきな家具かぐや電化製品でんかせいひんなど

これらのごみは、それぞれ違ちがう方法ほうほうで処理しょりされます。みなさんの家いえでも、ごみを分別ぶんべつして出だしていると思おもいます。これは、ごみを効率こうりつよく処理しょりしたり、リサイクルしたりするためなんです。

ごみのゆくえ

さて、みなさんが出だしたごみは、どうなるのでしょうか？多おおくの場合ばあい、次つぎのような流ながれをたどります：

1. 収集しゅうしゅう：ごみ収集車しゅうしゅうしゃが各かく家庭かていや事業じぎょう所しょを回まわってごみを集あつめます。
2. 中間ちゅうかん処理しょり：集あつめられたごみは、ごみ処理しょり施設しせつに運はこばれます。ここで、燃もやしたり、つぶしたり、分解ぶんかいしたりします。
3. 最終さいしゅう処分しょぶん：処理しょりされたごみは、 最終的さいしゅうてきに埋め立て地うめたてちに運はこばれます。

ただし、資源しげんごみはリサイクル工場こうじょうに運はこばれて、新あたらしい製品せいひんの材料ざいりょうになります。例たとえば、ペットボトルから新あたらしい服ふくができたりするんです！

ごみのふしぎその1：生分解性せいぶんかいせいプラスチック

プラスチックは便利べんりな素材そざいですが、自然界しぜんかいで分解ぶんかいされにくいという問題もんだいがあります。そこで登場とうじょうしたのが「生分解性せいぶんかいせいプラスチック」です。これは、土つちの中なかの微生物びせいぶつによって分解ぶんかいされる特殊とくしゅ なプラスチックなんです。

例たとえば、とうもろこしやさとうきびから作つくられる生分解性せいぶんかいせいプラスチックは、使つかい終おわった後あと、コンポスト（堆肥たいひ）にすると、数すうか月げつで完全かんぜ んに分解ぶんかいされてしまいます。まるで魔法まほうみたいですね！

ごみのふしぎその2：ごみから電気でんきを作つくる

ごみを燃もやすと、熱ねつが出でます。この熱ねつを利用りようして電気でんきを作つくることができるんです。これを「ごみ発電はつでん」と呼よびます。

ごみ処理しょり施設しせつで燃もやされたごみの熱ねつで水みずを沸わかし、その蒸気じょうきでタービンを回まわして電気でんきを作つくります。この電気でんきは、施設内しせつないで使つかわれたり、近ちかくの家庭かていに送おくられたりします。ごみが電気でんきに変 かわるなんて、すごいと思おもいませんか？

ごみのふしぎその3：海底かいていごみハンター

海うみにも多おおくのごみが捨すてられています。これらは海うみの生いき物ものたちに悪わるい影響えいきょうを与あたえるので、何なんとかしなければいけません。そこで登場とうじょうしたのが「海底かいていごみハンター」です。

これは、ロボットのような機械きかいで、海底かいていを這はいながらごみを集あつめます。カメラやセンサーを使つかって、ごみを見みつけると吸すい込こんで回収かいしゅうするんです。まるで海うみの掃除機そうじきですね！

ごみのふしぎその4：ごみから芸術げいじゅつが生うまれる

ごみは、アーティストたちの創造そうぞう力りょくをかき立たてる素材そざいにもなります。「ごみアート」と呼よばれる芸術げいじゅつの分野ぶんやがあるんです。

例たとえば、海岸かいがんに打うち上あげられたプラスチックごみを使つかって、巨大きょだいな魚さかなの彫刻ちょうこくを作つくったアーティストがいます。遠とおくから見みると美うつくしい魚さかなの形かたちに見みえますが、近ちかづくとプラスチックごみでできていることがわかります。これは、海洋かいようごみ問題もんだいについて考かんがえてもらうためのアート作品さく ひんなんです。

ごみのふしぎその5：リサイクルの驚おどろくべき変身へんしん

リサイクルについて、もう少すこし詳くわしく見みてみましょう。みなさんが普段ふだん使つかっているものの中なかにも、実じつはリサイクルされたものがたくさんあるんです。

• ペットボトルから洋服ようふくへ：ペットボトルを細こまかく砕くだいて、それを糸状いとじょうにしたものから服ふくが作つくられます。驚おどろきですね！
• 紙かみからまた紙かみへ：古ふるい新聞紙しんぶんしやダンボールは、水みずで溶とかしてから新あたらしい紙かみとして再生さいせいされます。再生さいせいされた紙かみはノートやティッシュペーパーになることもあります。
• アルミ缶かんの驚おどろくべき再利用さいりよう率りつ：アルミ缶かんは、なんと90%以上いじょうの確率かくりつでリサイクルされ続つづけていると言いわれています。これは「最もっとも多おおくリサイクルされた素材そざい」として有名ゆうめいなんです。

ごみに関かんする驚おどろきの事実じじつ

ごみに関かんする驚おどろきの事実じじつをいくつか紹介しょうかいしましょう：

1. 日本にっぽんでは毎年まいとしおよそ4,500万まんトン（象ぞう1億おく頭分とうぶん！）以上いじょうのごみが出だされています。
2. プラスチックごみの中なかには、海うみで数すう百ひゃく年ねんも分解ぶんかいされずに残のこるものがあり ます。
3. 1本ぽんのアルミ缶かんをリサイクルすると、テレビを3時間さんじかん動うごかせるくらいの電気でんきを節約せつやくできます。
4. 世界中せかいじゅうで1分間ぷんかんに100万まん本ぼん以上いじょうのペットボトルが売うられています。

これらの事実じじつを知しると、「どうすればもっとごみを減へらせるかな？」という疑問ぎもんがわいてきますね。

ごみを減へらすために私わたしたちにできること

ごみのふしぎを知しると、ごみって実じつはすごいものだと感かんじませんか？でも、ごみが増ふえすぎると環境かんきょうに悪影響あくえいきょうを与あたえてしまいます。だから、私わたしたちにできることから始はじめて、ごみを減へらす努力どりょくをすることが大切たいせつです。

1. 物ものを大切たいせつに使つかう：おもちゃや文房具ぶんぼうぐを丁寧ていねいに扱あつかって、長ながく使つかいましょう。
2. 必要ひつようなものだけ買かう：本当ほんとうに必要ひつようなものかよく考かんがえてから買かいましょう。
3. リユース（再使用さいしよう）する：使つかい終おわったものでも、別べつの用途ようとに使つかえないか考かんがえてみましょう。
4. ごみの分別ぶんべつをしっかりする：リサイクルできるものは、きちんと分別ぶんべつして出だしましょう。
5. マイバッグやマイボトルを使つかう：買かい物もの袋ぶくろやペットボトルのごみを減へらすことができます。
6. 食たべ物ものを無駄むだにしない：食たべ残のこしをなくし、必要ひつよう以上いじょうのお菓子かしを買かわないようにしましょう。
7. リサイクルマークを探さがす：商品しょうひんを買かうときは、リサイクル可能かのうなものを選えらびましょう。

これらのことを心こころがけるだけで、ごみはぐっと減へらすことができます。みなさんも、今日きょうからできることから始はじめてみませんか？

まとめ：ごみのふしぎを知しって、環境かんきょうにやさしい生活せいかつを

今回こんかいは「ごみのふしぎ」について、いろいろなことを学まなびましたね。ごみは単たんなる「いらないもの」ではなく、電気でんきを作つくったり、新あたらしい製品せいひんの材料ざいりょうになったり、さらには芸術作品げいじゅつさくひんになったりする可能性かのうせいを秘ひめています。

同時どうじに、ごみを減へらすことの大切たいせつさも分わかりました。私わたしたち一人一人ひとりひとりが、ごみを減へらす工夫くふうをすれば、地球ちきゅうの環境かんきょうをもっともっと良よくすることができるんです。

ごみのことを知しれば知しるほど、もっと知しりたくなりますよね。これからも、ごみや環境かんきょうのことに興味きょうみを持もち続つづけてください。そして、みんなで力ちからを合あわせて、きれいな地球ちきゅうを守まもっていきましょう！

ごみのふしぎな世界せかい、いかがでしたか？これからごみを捨すてるとき、「このごみはこの後あとどうなるんだろう？」「もっと環境かんきょうに優やさしい方法ほうほうはないかな？」と考かんがえてみてください。きっと、新あたらしい発見はっけんがあるはずです！