小学生でもわかる!「中学受験(ちゅうがくじゅけん)」

中学受験

はじめに

放課後に友達を誘って「サッカーしようぜ!」「公園で遊ぼう!」と声をかけたとき、「今日は塾があるから遊べないんだ」「受験勉強があるから帰るね」と言われたことはありませんか?

「受験って高校生や大学生になる時のことじゃないの?」 「どうして小学生のうちからテストを受けて、別の学校に行くの?」

そんな疑問を持ったことがある人も多いはずです。実は今、東京などの大都市圏では4〜5人に1人が挑戦していると言われるほど、全国でたくさんの小学生が「中学受験」という大きな挑戦をしています。

でも、中学受験とはそもそもどんな仕組みなのでしょうか? いつも通っている小学校の友達と別れて、別の学校へ行くことにはどんな理由があるのでしょうか?

この記事では、中学受験の基本的な仕組みから、選ばれる理由、合格に向けた準備の流れ、そして何よりも大切な「挑戦する気持ち」まで、わかりやすく解説します!

はると
はると
サッカー仲間の友達が「受験勉強があるから」って、放課後の練習が終わるとすぐ塾へ走っていったんだよな。中学って、みんな近所の学校へ行くものだと思ってたからびっくりしたぞ!
ひまり
ひまり
私のクラスでも、休み時間に分厚いテキストを開いて勉強している友達がいるわ。中学受験をすると、自分が学びたいことにぴったりの学校を選べるみたいなの。どんな仕組みなのか一緒に確かめてみましょう!

「中学受験」ってどんなこと?

日本では、小学校を卒業した子どもたちは全員が中学校へ進学します。中学校までの教育は、みんなが大人になるために必要な基礎を学ぶ「義務教育」と法律で決められているからです。

ふだんは、自分が住んでいる地域ごとに通う学校(地元の公立中学校)があらかじめ決まっていて、特別な試験を受けなくても全員が進学できます。

これに対して「中学受験」とは、小学6年生の冬(1月〜2月ごろ)に入学試験(入試)を受けて、自分で選んだ中学校を目指すことを言います。

試験を受けて入る中学校には、主に3つのタイプがあります。

  1. 私立中学校:学校ごとに独自の教育方針があり、英語教育やICT(パソコン)、スポーツなどに力を入れています。多くの学校が高校までセットになった「中高一貫校」です。
  2. 公立中高一貫校:都道府県や市町村が運営する公立の学校ですが、中学と高校の6年間をひとまとめにして計画的に学びます。教科のテストではなく「適性検査」という総合的な考える問題が出ます。
  3. 国立中学校:国立大学の付属校で、新しい教育方法の研究や教育実習などを行う先進的な学校です。

地元の公立中学校と、受験して入る私立・中高一貫校の違いを比べてみましょう。

地元の公立中学校
試験を受けずに、地域の友達と一緒にそのまま進学できる!
家から歩いて通える距離にあり、安心感がある!
中学3年生のときに「高校受験」で自分に合った高校を選べる!
私立・中高一貫校
入学試験に合格して通う、特色あるカリキュラムの学校!
充実した実験設備や部活動、英語教育など独自の魅力が多い!
高校受験がないため、6年間じっくり好きな学びに打ち込める!
はると
はると
なるほどな! 近所の中学校にみんなと通うのも安心だけど、自分の行きたい学校を選んでテストを受けるのが中学受験なんだな。
ひまり
ひまり
そうなの。高校受験を挟まずに6年間を同じ仲間と過ごせるから、自分のやりたい勉強や将来の夢に向かってじっくり時間を使えるのも大きな特徴なのよね。
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どうして中学受験をする人がいるの?

小学生のうちから毎日遅くまで机に向かったり、休日に塾のテストを受けたりするのは、とても大変なことです。それでも、中学受験に挑戦する人が増えているのはなぜでしょうか?

そこには、「こんな学校生活を送りたい!」「将来の夢をかなえたい!」という熱い理由があります。代表的な3つの理由を見てみましょう。

夢や興味に合わせた特別な環境で学べるから

私立や中高一貫校には、普通の学校にはない特別な施設や授業が揃っている学校がたくさんあります。

たとえば、大学の研究室のような本格的な理科実験室がある学校、外国人ネイティブの先生がたくさんいて日常的に英語が飛び交う学校、天体望遠鏡のある天文台を持つ学校、さらにはプロ仕様の人工芝グラウンドや温水プールを備えた学校もあります。

「将来は科学者になりたい」「英語を自由自在に話せるようになりたい」「本格的な環境で部活動を極めたい」という人にとって、自分の興味をどこまでも伸ばせる最高の環境が整っています。

高校受験がなく、6年間をゆったり使えるから

通常の中学校に通うと、3年後には全員が「高校受験」を迎えます。中学3年生の夏になると部活動を引退し、受験勉強に専念するのが一般的です。

しかし中高一貫校なら、高校へ進むための受験がありません。中学1年生から高校3年生までの6年間をひとつのつながりとして考えられるため、部活動や趣味、生徒会活動、留学などにじっくり腰を据えて打ち込むことができます。

同じ目標や強い熱意を持った仲間と出会えるから

受験を乗り越えて集まってくる生徒たちは、みんな「この学校に入りたい!」という高い目標を持って努力してきた仲間です。

勉強が好きな友達、科学やロボットに夢中な友達、音楽やスポーツを極めたい友達など、お互いに刺激し合える仲間と出会えます。同じ目標に向かって切磋琢磨した経験は、卒業した後も一生続く深い友情になります。

Q. 小学校のテストと中学受験の試験って何が違うの?
A. 小学校のカラーテストは「習った基礎知識をきちんと覚えているか」を確かめるテストですが、中学受験の入試問題は「覚えた知識を使って、どう考えて解決するか」という応用力が試されます。大人でも頭をひねるような長文読解や、パズルのように条件を整理して解く算数の難問が出題されるんだよ!
はると
はると
大学みたいな実験室があったり、本格的なグラウンドがある学校なんて憧れるぜ! 6年間ずっと大好きなことに打ち込めるのも、サッカーの練習に集中できそうでかっこいいな!
ひまり
ひまり
ふふ、私も看護師を目指すために、生物の実験やボランティア活動に力を入れている学校があったらすごくワクワクしちゃうわ。高い目標があるからこそ、大変な勉強も頑張れるのね。
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受験に向けてどんな準備をするの?

中学受験の入試問題は、小学校の教科書の内容をただ丸暗記しているだけではなかなか解けません。

たとえば算数では、ツルとカメの足の数からそれぞれの数を当てる「つるかめ算」や、歩く速さやすれ違う時間を考える「旅人算」、立体図形を頭の中で回転させて考える問題などが出題されます。頭のやわらかさを使うナゾ解きパズルのようで、解き方がひらめいた瞬間は最高にワクワクする面白さがあります! 国語でも、大人向けの小説や説明文を読んで、登場人物の細かな気持ちの変化を自分の言葉で説明する記述問題が求められます。

そのため、中学受験を目指す人の多くは、小学校3年生の2月(新小学4年生)ごろから進学塾に通い、約3年間をかけてコツコツ準備を進めます。

どのようなステップで準備を進めていくのか、大まかな流れを見てみましょう。

STEP 1 小学4年生:毎日の学習習慣と基礎の土台をつくる!
まずは机に向かって毎日勉強するリズムを身につける時期です。塾の授業を受け、宿題を計画的にこなす習慣をつくります。知らなかった新しい解き方や知識を学ぶ面白さを知ることが、大切な第一歩です!
STEP 2 小学5年生:本格的な応用力と解く粘り強さをきたえる!
勉強する範囲が一気に広くなり、問題の難易度もぐんと上がります。テストの点数に一喜一憂せず、間違えた問題を「なぜ間違えたのか」「どうすれば解けるか」と納得できるまで復習する粘り強さをみがきます!
STEP 3 小学6年生:志望校の過去問演習と本番への総仕上げ!
行きたい学校(志望校)の過去の入試問題を何年分も解いて、出題の傾向や時間配分の感覚をつかみます。冬の入試本番に向けて、早寝早起きの生活リズムや健康管理を整えて最高の状態で挑みます!

努力した経験は、結果に関係なく一生の宝物になる!

3年間におよぶ受験勉強は、決して楽な道のりではありません。放課後に友達と遊びたい気持ちをガマンしたり、模試の成績が思うように伸びなくて悔し涙を流したりすることもあります。

でも、「自分で高い目標を決めて、それに向かって全力で努力を続けたこと」は、合否の結果に関係なく、何ものにも代えがたい大きな力になります。

自分を信じて最後までやり抜く力、計画を立てて物事に取り組む力は、大人になっても自分を支えてくれる「一生の宝物」になるのです。

はると
はると
3年間もコツコツ計画を立てて準備するのか! サッカーの試合で勝つために毎日リフティングやパス練習を重ねるのと同じで、毎日の地道な積み重ねが一番大切なんだな。
ひまり
ひまり
ええ、まさにその通りね。途中でくじけそうになることもあるけれど、いつも応援してくれる家族や先生、一緒に励まし合える仲間がいるからこそ、一歩一歩前へ進めるのよ。
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まとめ

中学受験について、その仕組みや魅力、準備の流れがよくわかりましたね! 今日の大切なポイントをノートにまとめておきましょう。

📝 今日のまとめノート
1 中学受験は、試験を受けて自分で選んだ私立や中高一貫校を目指すチャレンジ!
2 充実した設備や独自の授業があり、高校受験なしで6年間好きなことに打ち込める!
3 合格するためには、小学校の内容を超えた「深く考える力」をコツコツ鍛える準備が必要!
4 受験する道も地元の中学校へ進む道も、どちらも素晴らしい未来への第一歩!
🖍️ ✏️

受験に挑戦して新しい環境へ飛び出す道もあれば、地元の中学校へ進学して部活動や近所の仲間との絆を深める道もあります。

大切なのは、「どちらの道が偉いか・正しいか」ではありません。「自分はどんな中学校生活を送りたいか」「どんなことに夢中になりたいか」を自分でしっかり考え、選んだ道に向かって前向きに進むことです。

もし周りに受験勉強を頑張っている友達がいたら、「すごいな、応援してるよ!」と温かい声をかけてあげてくださいね。そしてあなた自身も、自分の夢や大好きなことに向かって、今日できる一歩を全力で踏み出してみましょう!

はると
はると
受験する友達も、地元の中学へ進む俺たちも、目指す道が違うだけでそれぞれ未来に向かって走ってるんだよな! ひまり、もしこれから何か挑戦したいことができたら、俺が一番に応援するぞ!
ひまり
ひまり
ふふ、ありがとう、はると! 自分の未来にワクワクしながら、お互い毎日の勉強もスポーツも全力で楽しんでいきましょうね!
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