こんにちは、みなさん!今日は「ごみ」についてお話しします。「えー、ごみ?つまらなそう…」なんて思った人もいるかもしれませんね。でも、ちょっと待ってください!実はごみの世界には、びっくりするようなふしぎがいっぱいあるんです。さあ、いっしょにごみのふしぎを探検してみましょう!
はると
えー、ごみの話かー。サッカーの練習行きたいなー。
ひまり
ごみのことも知っておくと、将来役に立つかもよ?
ごみってなに?
まずは「ごみ」の定義から始めましょう。ごみとは、私たちが「もういらない」と思って捨てるものすべてのことです。例えば、食べ残しや古くなった服、壊れたおもちゃなどがごみになります。でも、実はこの「いらない」という考え方が人それぞれ違うんです。ある人にとってのごみが、別の人にとっては宝物になることもあるんですよ。
ごみの種類はいろいろ
ごみには、いろんな種類があります。大きく分けると次のようになります:
- 燃えるごみ(可燃ごみ):紙やプラスチック、食べ残しなど
- 燃えないごみ(不燃ごみ):金属やガラスなど
- 資源ごみ:リサイクルできる缶や瓶、古紙など
- 粗大ごみ:大きな家具や電化製品など
これらのごみは、それぞれ違う方法で処理されます。みなさんの家でも、ごみを分別して出していると思います。これは、ごみを効率よく処理したり、リサイクルしたりするためなんです。
ごみのゆくえ
さて、みなさんが出したごみは、どうなるのでしょうか?多くの場合、次のような流れをたどります:
- 収集:ごみ収集車が各家庭や事業所を回ってごみを集めます。
- 中間処理:集められたごみは、ごみ処理施設に運ばれます。ここで、燃やしたり、つぶしたり、分解したりします。
- 最終処分:処理されたごみは、 最終的に埋め立て地に運ばれます。
ただし、資源ごみはリサイクル工場に運ばれて、新しい製品の材料になります。例えば、ペットボトルから新しい服ができたりするんです!
ごみのふしぎその1:生分解性プラスチック
プラスチックは便利な素材ですが、自然界で分解されにくいという問題があります。そこで登場したのが「生分解性プラスチック」です。これは、土の中の微生物によって分解される特殊 なプラスチックなんです。
例えば、とうもろこしやさとうきびから作られる生分解性プラスチックは、使い終わった後、コンポスト(堆肥)にすると、数か月で完全に分解されてしまいます。まるで魔法みたいですね!
ごみのふしぎその2:ごみから電気を作る
ごみを燃やすと、熱が出ます。この熱を利用して電気を作ることができるんです。これを「ごみ発電」と呼びます。
ごみ処理施設で燃やされたごみの熱で水を沸かし、その蒸気でタービンを回して電気を作ります。この電気は、施設内で使われたり、近くの家庭に送られたりします。ごみが電気に変わるなんて、すごいと思いませんか?
ごみのふしぎその3:海底ごみハンター
海にも多くのごみが捨てられています。これらは海の生き物たちに悪い影響を与えるので、何とかしなければいけません。そこで登場したのが「海底ごみハンター」です。
これは、ロボットのような機械で、海底を這いながらごみを集めます。カメラやセンサーを使って、ごみを見つけると吸い込んで回収するんです。まるで海の掃除機ですね!
ごみのふしぎその4:ごみから芸術が生まれる
ごみは、アーティストたちの創造力をかき立てる素材にもなります。「ごみアート」と呼ばれる芸術の分野があるんです。
例えば、海岸に打ち上げられたプラスチックごみを使って、巨大な魚の彫刻を作ったアーティストがいます。遠くから見ると美しい魚の形に見えますが、近づくとプラスチックごみでできていることがわかります。これは、海洋ごみ問題について考えてもらうためのアート作品なんです。
ごみのふしぎその5:リサイクルの驚くべき変身
リサイクルについて、もう少し詳しく見てみましょう。みなさんが普段使っているものの中にも、実はリサイクルされたものがたくさんあるんです。
- ペットボトルから洋服へ:ペットボトルを細かく砕いて、それを糸状にしたものから服が作られます。驚きですね!
- 紙からまた紙へ:古い新聞紙やダンボールは、水で溶かしてから新しい紙として再生されます。再生された紙はノートやティッシュペーパーになることもあります。
- アルミ缶の驚くべき再利用率:アルミ缶は、なんと90%以上の確率でリサイクルされ続けていると言われています。これは「最も多くリサイクルされた素材」として有名なんです。
はると
へぇー!ペットボトルが服になるのか!俺のサッカーユニフォームもペットボトルからできてる かも!?
ひまり
そうね。リサイクルってすごいわよね。今度、古くなった服でエコバッグを作ってみようかしら。
ごみに関する驚きの事実
ごみに関する驚きの事実をいくつか紹介しましょう:
- 日本では毎年およそ4,500万トン(象1億頭分!)以上のごみが出されています。
- プラスチックごみの中には、海で数百年も分解されずに残るものがあり ます。
- 1本のアルミ缶をリサイクルすると、テレビを3時間動かせるくらいの電気を節約できます。
- 世界中で1分間に100万本以上のペットボトルが売られています。
これらの事実を知ると、「どうすればもっとごみを減らせるかな?」という疑問がわいてきますね。
ごみを減らすために私たちにできること
ごみのふしぎを知ると、ごみって実はすごいものだと感じませんか?でも、ごみが増えすぎると環境に悪影響を与えてしまいます。だから、私たちにできることから始めて、ごみを減らす努力をすることが大切です。
- 物を大切に使う:おもちゃや文房具を丁寧に扱って、長く使いましょう。
- 必要なものだけ買う:本当に必要なものかよく考えてから買いましょう。
- リユース(再使用)する:使い終わったものでも、別の用途に使えないか考えてみましょう。
- ごみの分別をしっかりする:リサイクルできるものは、きちんと分別して出しましょう。
- マイバッグやマイボトルを使う:買い物袋やペットボトルのごみを減らすことができます。
- 食べ物を無駄にしない:食べ残しをなくし、必要以上のお菓子を買わないようにしましょう。
- リサイクルマークを探す:商品を買うときは、リサイクル可能なものを選びましょう。
これらのことを心がけるだけで、ごみはぐっと減らすことができます。みなさんも、今日からできることから始めてみませんか?
まとめ:ごみのふしぎを知って、環境にやさしい生活を
今回は「ごみのふしぎ」について、いろいろなことを学びましたね。ごみは単なる「いらないもの」ではなく、電気を作ったり、新しい製品の材料になったり、さらには芸術作品になったりする可能性を秘めています。
同時に、ごみを減らすことの大切さも分かりました。私たち一人一人が、ごみを減らす工夫をすれば、地球の環境をもっともっと良くすることができるんです。
ごみのことを知れば知るほど、もっと知りたくなりますよね。これからも、ごみや環境のことに興味を持ち続けてください。そして、みんなで力を合わせて、きれいな地球を守っていきましょう!
ごみのふしぎな世界、いかがでしたか?これからごみを捨てるとき、「このごみはこの後どうなるんだろう?」「もっと環境に優しい方法はないかな?」と考えてみてください。きっと、新しい発見があるはずです!
はると
ごみってただのいらないものだと思ってたけど、いろいろ役に立つんだな。これからは、ごみを減らすことも意識してみるよ!
ひまり
そうね、はると。私たち一人一人が少しずつ努力することで、地球がもっと素敵な場所になるわ。私も、もっとごみを減らす工夫をしてみる!
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