はじめに
テレビのニュースやおうちの人の会話で、「マイナンバー」や「マイナンバーカード」という言葉を耳にしたことはありませんか? お父さんやお母さんが「市役所に行ってカードを作ってきたよ」「病院で保険証の代わりに使ったよ」と話しているのを聞いたことがある人もいるかもしれません。
でも、こんな疑問を持ったことはないでしょうか? 「マイナンバーって、そもそも何のための番号なの?」 「みんなちゃんとした名前があるのに、どうしてわざわざ番号をつけるの?」 「小学生の私にも、マイナンバーってあるのかな?」
実は、マイナンバーは生まれたばかりの赤ちゃんからおじいちゃん・おばあちゃんまで、日本に住んでいるすべての人に「1人1つ」必ず配られている、とても大切な12桁の数字です。
この記事では、マイナンバーがなぜ必要なのか、どんなところで活躍しているのか、そしてカードを持つとどんないいことがあるのかを、学校の生活にたとえながら楽しくわかりやすく解説します!
俺、お母さんがお財布から顔写真のついたカードを出して「これがマイナンバーカードだよ」って見せてくれたことがあるんだよな。俺の分もあるって聞いてびっくりしたぞ!
私の家でも作ったわ。病院に行ったときに機械にカードをピッとかざして使っているのを見かけたの。名前とは別に番号があるなんて、なんだか不思議よね。一緒に仕組みを調べてみましょう!
マイナンバーってどんなもの?身近なたとえで理解しよう!
名前があるのに、なぜ国は全員に番号を配ったのでしょうか? それを理解するために、学校の「出席番号」を思い出してみましょう。
もし、学校に名前しかなくて出席番号がなかったらどうなるでしょうか? たとえば、同じ学年に「佐藤 翔太」くんという同姓同名の友達が2人いたとします。 先生が「佐藤翔太くん、算数のテスト85点だよ」と渡そうとしたとき、どちらの翔太くんのテストかわからなくなって困ってしまいますよね。健康診断の視力や身長の記録も、混ざってしまうかもしれません。
でも、「5年1組 12番の佐藤くん」「5年3組 8番の佐藤くん」とクラスと出席番号が決まっていれば、絶対に間違えることはありません。 サッカーの試合でも、ユニフォームの背中に「背番号」がついているから、遠くから見ても審判や味方が誰なのか一瞬で見分けられますよね。
日本には、約1億2000万人ものたくさんの人が住んでいます。 同じ苗字や同じ名前の人は日本中に何千人、何万人もいます。 そのため、国や市役所が「この人は誰か」を絶対に間違えずに確認できるように作られた日本全国共通の出席番号、それが「マイナンバー(個人番号)」なのです!
マイナンバーができる前とできた後で、私たちの暮らしがどう変わったのかを比べてみましょう。
市役所で
手続きするとき、
別々の
書類を
何枚も
集めて
出さなければならず
時間がかかった!
同じ
名前や
引っ
越しで
住所が
変わったとき、
人違いや
確認ミスが
起きる
心配があった!
1つの
番号で
国や
市役所のデータがつながり、
面倒な
書類の
提出がぐんと
減った!
同姓同名の
人でも
絶対に
間違えずに、
正確でスピーディーに
手続きできるようになった!
マイナンバーは、数字が全部で「12桁」あります。 この12桁の数字は、原則として生まれてから一生変わることはありません。日本に住むすべての人にとって、一生つきあう大切な番号なのです。
なるほど! サッカーのユニフォームの背番号や、ゲームのアカウントIDと同じなんだな! 1億人以上もいたら同じ名前の人もたくさんいるから、番号があれば絶対に間違えられないってわけか!
そうなの。名前や住所だけだと、引っ越しをしたときや字が似ているときに確認が大変だったのよね。番号のおかげで、市役所の人たちも素早く正確にお仕事ができるようになったのよ。
どこで使われているの?3つの大きな役割
では、このマイナンバーはどんな場面で使われているのでしょうか? 「ゲームを買うときに使うの?」「学校のテストで書くの?」と思うかもしれませんが、そうではありません。
マイナンバーは、人々のとても大切な個人情報なので、使える場所が法律で厳しく決められています。 主に活躍するのは、次の「3つの分野」です!
- 社会保障:病気やケガをしたときに病院で保険を使ったり、お年寄りに年金を届けたり、困ったときに生活を支えたりする手続きで使われます。誰がどんな助けを必要としているのかを正確に把握して、必要な支援をしっかり届けるためです。
- 税金:みんなが安全に暮らせるように、道路を作ったり警察や消防を動かしたりするためのお金(税金)が、公平に正しく集められているかを確認するために使われます。
- 災害対策:大きな地震や台風などの災害が起きたとき、被害を受けた人へお見舞金や支援物資を素早く届けるために使われます。誰がどこに避難しているのかを素早く確認するのに役立ちます。
どれも、国や街が私たちみんなの安全や暮らしを守るための、とても大切な仕事ばかりですね。
Q. 普段の買い物や学校のテストでもマイナンバーを使うの?
A. 使わないよ!マイナンバーは「社会保障・税金・災害対策」という、法律で定められた特別な手続きでしか使えない決まりになっているんだ。コンビニでお菓子を買ったり、友達と遊ぶときにマイナンバーを聞かれることは絶対にないよ!
困った人を助けたり、大きな地震が起きたときに素早く助けを届けるために使われているのか! 国や街の安心を守るための特別な番号なんだな。
ええ、特に病院の手続きや年金、災害のときの支援は命や暮らしに関わる大切なことよ。いざというときに一人ひとりを確実に見つけ出して助けるために、マイナンバーが役立っているのね。
「マイナンバーカード」でできること!
マイナンバーとセットでよく耳にするのが「マイナンバーカード」ですよね。 このふたつには、はっきりとした違いがあります。
- マイナンバー:国から一人ひとりに配られた「12桁の番号そのもの」
- マイナンバーカード:その番号と顔写真が載っている「プラスチック製のカード」
マイナンバーカードは、希望する人が市役所に申し込むと作ってもらえるカードです。赤ちゃんや小学生でも作ることができ、大人と同じように自分の顔写真が入ったカードがもらえます。 カードの表面には自分の顔写真・名前・住所・生年月日が書かれていて、裏面には12桁のマイナンバーが書かれています。
さらに、カードの中には小さな「ICチップ(コンピュータの部品)」が埋め込まれていて、これによってたくさんの便利なことができるようになっています。
主にどんなことができるのか、見てみましょう!
- 最高レベルの「身分証明書」になる:顔写真がついているので、銀行で自分の口座を作るときやパスポートを受け取るときに、「間違いなく私本人です!」とこれ1枚で証明できます。
- コンビニで公的な書類が手に入る:わざわざ市役所に行かなくても、近くのコンビニにあるコピー機にカードをかざせば、家族の証明書(住民票など)が夜でも休日でもパッと印刷できます。
- 病院の「保険証」として使える(マイナ保険証):病院の受付にある機械にカードをかざすと、今まで病院でどんなお薬をもらったかなどの情報をお医者さんと安全に共有でき、より正確な治療を受けられます。
コンビニのコピー機で市役所の書類が出せるのか! それは親も助かるよな。夜でもパッと取れるなんて、ゲームのセーブデータをどこでもロードできるみたいで、めちゃくちゃ便利じゃん!
ふふ、そうね! それに病院でマイナ保険証を使うと、過去に飲んだお薬のアレルギーなどもお医者さんにすぐ伝わるから、より安全にお手当てしてもらえるのよ。看護師を目指す私にとっても、すごく頼もしい仕組みだわ。
絶対に守ろう!マイナンバーの「3つの約束」
ここまで見てきたように、マイナンバーはとても便利で大切な番号です。 しかし、大切な番号だからこそ、絶対に守らなければならないルールがあります。
学校の出席番号はクラスの友達みんなに知られても問題ありませんが、マイナンバーは「一生変わらない超重要な個人情報」です。 次の「3つの約束」をしっかり覚えておきましょう!
友達やSNSで番号を教えたり見せたりしない!:
マイナンバーのカードや通知を写真に撮って、X(旧Twitter)やInstagram、TikTokなどのSNSに投稿することは絶対にダメです! インターネットに一度番号が流れてしまうと、悪い人に悪用される危険があります。
カードの「暗証番号」は心のカギ!誰にも教えない!:
マイナンバーカードを使うときには、自分で決めた数字の暗証番号(パスワード)を入力します。この暗証番号は、あなたのお金や大切な情報を守るカギです。友達や家族以外の誰かに教えてはいけません。
「マイナンバーを教えて」という電話やメールは100%詐欺!:
警察や市役所、銀行の人が「あなたのマイナンバーを電話で教えてください」「確認のためにお金を振り込んでください」と頼んでくることは絶対にありません。もし怪しい電話やメールが来たら、絶対に答えずすぐにおうちの人に相談しましょう!
マイナンバーは、ルールを正しく守って大切に使うことで、私たちの社会をもっと便利で安心な場所にしてくれる道具なのです。
出席番号とは違って、誰にでも見せちゃいけない番号なんだな! ゲームのアカウントのパスワードと同じで、絶対に秘密にして大切に守らないといけないぞ。
その通りよ、はると。便利で強力な道具だからこそ、正しい使い方を守ることが一番大切なの。「怪しい電話には教えない」「ネットに載せない」、このお約束を家族みんなでしっかり確認しておきましょうね。
まとめ
マイナンバーについて、どんな仕組みでどうして必要なのかがよくわかりましたね! 今日の重要ポイントをノートでおさらいしておきましょう。
📝 今日のまとめノート
1
マイナンバーは日本に住むすべての人に配られた「1人1つの12桁の番号」!
2
学校の出席番号のように、人違いを防いで手続きをスムーズ&正確にする!
3
社会保障・税金・災害対策という、みんなの暮らしを守る3つの仕事で使われている!
4
マイナンバーカードを作ると、身分証明書や保険証として便利に使える!
5
一生使う大切な個人情報だから、友達やSNSで見せたり教えたりせず秘密を守ろう!
🖍️ ✏️
マイナンバーは、日本中の人たちが公平に、そして安心して暮らせる社会をつくるための「大きな土台」です。 みなさんもこれから大人になるにつれて、アルバイトを始めたり、自分で銀行口座を作ったりするときなど、マイナンバーを使う機会が少しずつ増えていきます。
「どうして番号が必要なんだろう?」「どんなルールで守られているのかな?」という今日の学びを、ぜひおうちの人ともお話ししてみてくださいね!
マイナンバーのことがよくわかってスッキリしたぞ! 俺の背番号みたいに、一生大切にする俺だけの番号なんだな。お母さんにも「マイナンバーカードの秘密ルール、知ってるよ!」って教えてあげるぞ!
ふふ、頼もしいわね、はると! 正しい知識を持って大切に管理することが、デジタル社会を賢く生きていく第一歩よ。これからも身の回りの社会の仕組みに興味を持って、楽しく学んでいきましょうね!
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