はじめに
文房具屋さんやコンビニで100円のノートを買おうとしてレジに行ったら、「110円になります」と言われて「えっ、10円足りない!」と焦ったことはありませんか?
あのプラスされる10円の正体こそが、買い物をするときにかかる「消費税」という税金です。
「せっかくためた自分のお小遣いなのに、なんで余計なお金を払わなきゃいけないの?」 「税金なんてなくなれば、もっとたくさんお菓子やゲームが買えるのに!」
そう思ったことがある人も多いはず。でも実は、もし日本から税金が完全になくなってしまったら、私たちの毎日はとんでもなく恐ろしいことになってしまいます。
今回は、税金とはいったいどんなものなのか、もしなくなったら世界はどうなってしまうのかを、一緒にわかりやすく見ていきましょう!
お菓子を買うたびにお小遣いが減っちゃうから、税金なんてなくなればいいのにってずっと思ってたんだよな!
ふふ、その気持ちもよくわかるわ。でもね、はると。もし税金がなくなったら、毎日安心してサッカーを練習することすらできなくなっちゃうのよ?
もし税金がなくなったら?「税金ゼロ」の世界を予想!
もし明日から「日本中の税金をすべてゼロにします!」という法律ができたら、私たちの生活はどうなってしまうのでしょうか?
お小遣いから税金が引かれなくなるので、一見すると嬉しいことのように思えますよね。しかし、現実には街中が大パニックになってしまいます。「税金ゼロの世界」をシミュレーションしてみましょう。
火事になっても消防車が来ない!?
家が火事になったときや、急な病気や大ケガをしたとき、119番に電話をすれば消防車や救急車がサイレンを鳴らしてすぐに駆けつけてくれますよね。もちろん、助けてもらうのにお金はかかりません。
しかし、消防車1台を買うには何千万円ものお金がかかりますし、ガソリン代や消防士さんのお給料も必要です。これらはすべて税金から支払われています。
もし税金がなくなったら、消防署は民間の「会社」のようになってしまいます。火事を消してもらうために「出動代として50万円いただきます!」と請求され、お金が払えない家は燃え広がるのをただ見ているしかなくなってしまうのです。
警察がいなくなって街が危険だらけに!
泥棒や事件から街を守ってくれる警察官も、税金のお給料で24時間街をパトロールしてくれています。
税金がなくなると警察も有料になり、「パトロール代を毎月払っているお金持ちの家」しか守ってくれなくなります。信号機が壊れても直されず、街灯がつかない真っ暗な夜道が増え、安心して外を歩くこともできなくなってしまいます。
道路は大穴だらけ、公園はゴミ屋敷に!
私たちが普段歩いている通学路や道路、遊んでいる公園も税金で作られ、手入れされています。
税金がなくなると、道路に大きな穴があいても誰も直してくれません。車はタイヤがパンクして事故が起き、公園の遊具が壊れてもそのまま放置されます。掃除をする人もいなくなるため、公園はあっという間にゴミであふれかえってしまうのです。
火事の
消火や
救急車を
呼ぶのが
有料になり、お
金がないと
呼べない!
警察のパトロールがなくなり、
信号や
街灯が
消えて
犯罪が
増える
道路の
穴や
橋の
壊れが
放置され、
公園はゴミだらけで
遊べなくなる
税金がある世界(今の日本)
消防車や
救急車が24
時間いつでも
無料で
駆けつけてくれる!
警察官が
街の
安全を
守り、
夜道も
街灯や
信号機で
安全に
歩ける
壊れた
道路や
遊具がきれいに
修理され、
誰でも
気持ちよく
利用できる!
うわっ、火事を消してもらうのに50万円もかかるなんて怖すぎるぞ!警察や救急車が有料になったら、安心して外にも出られないじゃん!
そうなの。誰でも平等に助けてもらえるのは、みんなが税金を出し合って街の安全を支えているからなのよね。
税金はどうやって集まるの?「社会の会費」のしくみ
税金がどれほど大切なものかが分かってきましたね。では、そもそも税金とはどんな仕組みなのでしょうか?
一番わかりやすいたとえは「社会という大きなチームで生活するための会費」です。
たとえば、学校の運動会やクラスのお楽しみ会をするとき、みんなで少しずつお金を出し合って折り紙やペン、景品を買うことがありますよね。サッカーチームでも、みんなで使うボールやビブス、遠征用のバスを用意するために「部費」を集めます。
税金もこれとまったく同じです。日本という国に住むみんなが、安全で便利な暮らしを支えるために「みんなでお金を出し合って、みんなで使うサービスを準備しよう!」というルールでお金を集めているのです。
税金が集まってから私たちの手元に戻ってくるまでは、大きく3つのステップに分かれています。
STEP 1
みんなが働いて買い物をする(税金を納める)
大人が会社で働いてお給料をもらったり、お店で買い物をしたりするときに、決まった割合のお金(税金)を国や市役所に納めます。小学生がお菓子を買うときに払う消費税も、この大切なステップのひとつです!
STEP 2
国や市役所で使い道を話し合う(計画を立てる)
集まったたくさんのお金をどう使うかは、一部の人が勝手に決めるわけではありません。国民の代表である政治家たちが国会や市議会に集まり、「今、みんなが一番困っていることは何か」「どう使えば暮らしが良くなるか」をじっくり話し合って予算を決めます。
STEP 3
みんなの安心で安全な毎日に変身する(サービスとして戻る)
決定した使い道に沿って、警察や消防、病院のサポート、きれいな道路や公園、学校の設備など、みんなが毎日笑顔で安心して暮らせる形になって街中に戻ってきます!
このように、税金は「取られて終わり」ではなく、形を変えて毎日みんなのもとへ戻ってきているのです。
サッカーチームの部費と同じって考えるとすごくわかりやすいな!みんなでボールを買うみたいに、みんなの税金で街の安全を買ってるってことか!
ふふ、まさにその通りね!私たちが毎日通う学校の机や黒板も、みんなの会費である税金のおかげでそろっているのよ。
小学生も払ってる?いろいろな税金と使われ方Q&A
実は、日本にはおよそ50種類もの税金があります!
大人が働いて稼いだお給料から払う「所得税」、住んでいる街をきれいに維持するために払う「住民税」、車を持っている人が払う「自動車税」など、さまざまな種類があります。
その中で、小学生のみんなに最も身近な疑問についてQ&A形式で答えていきます!
Q. なんで小学生もお菓子を買うときに消費税を払うの?
A. 子どものみんなも、きれいに舗装された道路を歩き、信号機で守られ、公園で楽しく遊んでいるよね。街の便利なサービスをみんなで使っているから、年齢に関係なくみんなで少しずつ「社会の会費」を分担しているんだよ!
Q. 小学校や中学校の教科書がタダなのも税金のおかげ?
A. 大正解!日本には「教科書無償給与」という素晴らしい制度があって、小学生や中学生が使う教科書は全額税金でプレゼントされているんだ。未来を担うみんなの勉強を応援するために配られているんだよ!
実は教科書だけでなく、公立の小中学校で授業料がかからないのも、体育館や理科室の実験道具、教室のエアコンやタブレット端末が使えるのも、すべて税金のおかげです。
なんと、小学生1人が1年間学校に通うために、税金から約90万〜100万円ものお金が使われていると言われています。
私たちが当たり前のように勉強したり、友達と校庭を走り回ったりできるのは、日本中の大人たちが納めてくれた税金という大きな応援があるからなんですね。
ええっ!?小学生1人に年間100万円も税金が使われてるのか!?教科書がタダなのも当たり前じゃなかったんだな……!
そうなのよ。たくさんの人が応援してくれているからこそ、私たちは思いっきり学べるのよね。教科書や学校の道具は、大切に使わなきゃいけないわね!
まとめ
📝 今日のまとめノート
1
税金はみんなが安全で快適に暮らすための「社会の会費」!
2
税金がないと、消防や警察も有料になり道路や公園もボロボロになる!
3
お菓子を買うときの消費税も、未来の学校や街を支える大切なパワー!
🖍️ ✏️
買い物をするときに払う消費税は、一見するとお小遣いが減って損をしているように感じるかもしれません。
しかし、その小さな1円や10円が集まることで、街の信号機が光り、救急車が誰かを助け、学校で新しい知識を学ぶことができます。税金は、みんなが笑顔で助け合って生きていくための「思いやりのパス」のような仕組みなのです。
次に駄菓子屋さんやコンビニで消費税を払うときは、「俺も社会の一員として、この街を支えるチームに参加しているんだ!」と誇らしい気持ちでレジに向かってみてくださいね!
税金は取られて損するものじゃなくて、街のみんなを助けて自分にも返ってくるスーパーパスだったんだな!消費税を払うときの見方がガラッと変わったぜ!
ふふ、はるとが社会のしくみに興味を持ってくれて嬉しいわ!今日配られたプリントにも税金の力が詰まっているんだから、しっかり宿題を終わらせましょうね!
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