はじめに
普段、駄菓子屋さんやおもちゃ屋さんで買い物をするとき、私たちは当たり前のように「100円」や「500円」というお金を使っています。
でも、もしアメリカやヨーロッパ、お隣の中国や韓国へ行ったら、日本の「円」でそのままジュースやお菓子を買うことができるでしょうか?
実は、世界には国ごとに決まった「お金の単位(通貨)」があります。日本の「円」だけでなく、アメリカの「ドル」やヨーロッパの「ユーロ」など、世界中にはさまざまなお金が存在しているのです。
どうして国によってお金が違うのか、そしてどんな種類やマークがあるのか、世界のお金の仕組みを一緒に見ていきましょう!
外国のお店で日本の100円玉を出しても買い物できないのか!?世界中のお金がどうなっているのか、めちゃくちゃ気になるぜ!
ふふ、日本のお金は日本の中で使えるルールになっているのよ。世界中にはどんなお金の単位があるのか、順番に見ていきましょうね!
世界にはどんなお金があるの?
私たちが使っているお金は、国ごとに作られたルールによって価値が守られています。
もし世界中の人がバラバラのお金を勝手に作ってしまうと、どれが本物でどれくらいの価値があるのか分からなくなってしまいます。そのため、それぞれの国の政府や中央銀行(日本なら日本銀行)が、自分たちの国で安心して買い物ができるように独自のお金を発行しています。この国ごとに決められたお金のことを「通貨」と呼びます。
また、お金には一目でどのお金か分かるように専用の「記号(シンボル)」がついています。
💵 ドル($)
世界の中心で使われるお金
アメリカをはじめ、世界中の貿易や取引で一番たくさん使われている代表的なお金です。
💶 ユーロ(€)
ヨーロッパの共通マネー
フランスやドイツなど、ヨーロッパにある20カ国以上の国々が共通で使っているお金です。
💷 ポンド(£)
歴史あるイギリスのお金
世界で最も古い歴史をもつお金の一つで、イギリスで大切に使われ続けています。
💴 円(¥)
私たちが暮らす日本のお金
世界の中でも信用が高く、国際的な取引でも広く認められている安心のお金です。
外国へ行くときは、銀行や空港で日本の円をその国の通貨に「両替」して買い物をする仕組みになっています。
記号がみんな違ってかっこいいぜ!まずはいつも使っている日本の「円」から詳しく教えてくれ!
ええ、私たちが毎日使っているお金にも、たくさんの秘密や工夫が隠されているのよ。
日本の「円」の秘密とは?
私たちが毎日使っている日本の通貨単位は「円」です。英語では「YEN」と書き、記号は「¥」を使います。
なぜ「円」という名前になったの?
江戸時代までは「両」や「文」といった単位が使われていましたが、明治時代(1871年)に「新貨条例」という新しい法律が作られ、「円」という単位が誕生しました。
それまでの小判のような四角いお金から、世界基準に合わせて「丸い形(円形)」の硬貨に統一されたことから「円」と名付けられたといわれています。
硬貨とお札に込められた工夫
現在使われている日本の硬貨は6種類、お札は3種類あります。
- 1円玉: アルミニウムでできていて、重さはちょうど1グラム。水に浮かぶほど軽い硬貨です。
- 5円玉・50円玉: 真ん中に穴があいています。他の硬貨と手で触って区別しやすいように工夫されています。
- 10円玉・100円玉・500円玉: 銅やニッケルなどの金属を混ぜて作られており、自動販売機でも正確に見分けられるようになっています。
お札には、偽物を作られないように「透かし」や「ホログラム」といった世界最高峰の技術が詰め込まれています。
1円玉がぴったり1グラムで水に浮くなんて驚きだぜ!穴があいているのも触ってわかるための工夫だったんだな!
ふふ、目が見えにくい人でも指先で触るだけでいくらか分かるように、優しい工夫がされているのよ。
アメリカの「ドル」ってどんなお金?
世界で一番有名で大きな力を持っている通貨が、アメリカ合衆国の「ドル」です。記号は「$」と書きます。
世界の中心で使われる基軸通貨
ドルは、世界中の国同士が貿易(石油や飛行機、食べ物などの売り買い)をするときに最も多く使われています。このように世界共通の基準として使われる強いお金のことを「基軸通貨」と呼びます。
また、アメリカだけでなく、カナダやオーストラリア、シンガポールなど、自分の国のお金に「ドル」という名前をつけている国は世界にたくさんあります。
ドルより小さい単位「セント」
アメリカの買い物では、ドルのほかに「セント」という補助単位が使われます。記号は「¢」です。
コインにはそれぞれ親しみを込めた特別な名前がついています:
- 1セント = ペニー
- 5セント = ニッケル
- 10セント = ダイム
- 25セント = クォーター
1ドルより小さい単位をセントっていうのか!コインにペニーやクォーターって名前がついているのがかっこいいぜ!
アメリカの映画やお店でもよく出てくる名前よね。25セントのクォーターは自動販売機やコインランドリーでも大活躍するのよ。
ヨーロッパ共通の「ユーロ」とは?
ヨーロッパの多くの国々で使われているのが「ユーロ」です。記号は「€」と書きます。
どうして国が違うのに同じお金なの?
ヨーロッパにはたくさんの国が隣り合っています。以前は、フランスは「フラン」、ドイツは「マルク」、イタリアは「リラ」というように、国ごとに違うお金を使っていました。
しかし、国をまたいで移動するたびに両替をするのは大変ですし、手数料もかかって不便でした。そこで「ヨーロッパで1つのお金を使おう!」と協力して生まれたのがユーロです。1999年に誕生し、現在では20カ国以上の国で共通のお金として使われています。
コインの裏面は国ごとに違うデザイン!
ユーロのお札はどの国で作られても同じデザインですが、硬貨には面白い秘密があります。
表面はすべての国で共通のデザインですが、裏面には「その硬貨を発行した国オリジナルの絵柄」が描かれています。フランスなら国を象徴する木、ドイツなら伝統の鷲のマークなど、コインを見るだけでどこの国で作られたかが分かります。
国が違っても同じお金で買い物ができるなんて超便利だな!コインの裏側の絵が国ごとに違うのも集めたくなるぜ!
お買い物がとてもスムーズになったのよ。お財布の中にいろいろな国のデザインが混ざるのも楽しいわね。
イギリスの「ポンド」って何?
ヨーロッパにあるイギリスで使われているお金は「ポンド」です。記号は「£」と書きます。正式には「スターリング・ポンド」と呼ばれます。
最も古い歴史をもつお金
イギリスはヨーロッパに位置していますが、ユーロには参加せず、昔から受け継いできた自分たちの「ポンド」を使い続けています。ポンドは現在使われている通貨の中で世界最古の歴史を持っています。
ポンドより小さい単位は「ペンス」と呼ばれ、「1ポンド = 100ペンス」となっています。
お札とコインに描かれる国王の肖像
イギリスのお金には、伝統的にその時代のイギリス国王の肖像画が描かれています。
長年にわたってエリザベス女王の肖像画が親しまれてきましたが、現在はチャールズ国王のデザインへと新しく切り替えが進んでいます。
ヨーロッパなのにユーロを使わずにポンドを守り続けているなんて、伝統へのこだわりがすごいぜ!
ええ、自分たちの歴史や誇りをとても大切にしているのね。国王の顔が描かれているのもイギリスらしさの表れよ。
お隣の中国で使う「元」とは?
日本の西側にある大きなお隣の国、中国で使われている通貨は「元」です。正式には「人民元」と呼ばれます。記号は日本と同じ「¥」が使われることもあります。
元の細かな単位「角」と「分」
中国のお金には、元の下に2つの補助単位があります。
小さなお買い物のときに「角」や「分」のコインや紙幣が使われていました。
世界をリードするキャッシュレス社会
現在の中国では、お札や硬貨などの現金を町中で見かけることが少なくなりました。
スマートフォンを使ったQRコード決済が急速に普及し、スーパーや屋台、自動販売機に至るまで、スマホをかざすだけでお金を支払うキャッシュレス決済が当たり前になっています。
日本と同じ「¥」のマークを使うこともあるんだな!しかもスマホ決済がそこまで進んでいるなんて驚きだぜ!
屋台の果物ひとつでもスマホでピッと払うのが日常なのよ。お金の形そのものがデジタルに進化しているわね。
韓国のお金「ウォン」の秘密とは?
日本から飛行機ですぐに行けるお隣の国、韓国で使われているお金は「ウォン」です。記号は「₩」と書きます。
日本の円と数字の桁が大きく違う!
韓国でお買い物をするときに驚くのが「数字の大きさ」です。
例えば、韓国のお店でジュースを買うと「1,500ウォン」、本を買うと「15,000ウォン」といった大きな数字が値札に並んでいます。これは日本円でおよそ10分の1くらいの感覚(1,000ウォン=約110円〜120円程度)になります。
そのため、韓国のお札は「1,000ウォン札」「5,000ウォン札」「10,000ウォン札」「50,000ウォン札」など、桁の大きい紙幣が中心に使われています。
外国のお金の価値はどうやって決まるの?
外国のお金と日本のお金を交換するとき、その比率は毎日少しずつ変化しています。これを「為替相場」や「為替レート」と呼びます。
📈 円高
外国のお金に対して「円の価値が高くなる」こと。少ない円で外国のものが安く買えるようになり、海外での買い物がしやすくなります。
📉 円安
外国のお金に対して「円の価値が低くなる」こと。外国のものを買うときに多くの円が必要になり、輸入する商品の値段が上がります。
10,000ウォンって聞くと大金持ちになった気分になるけど、計算すると日本の1,000円くらいなんだな!
ふふ、数字が大きいから慣れるまでは計算が大変よね。為替レートを知っておくと、ニュースを見るのも楽しくなるわよ。
まとめ
📝 今日のまとめノート
・
世界には国ごとに決まった「お金の単位(通貨)」と専用の記号がある
・
アメリカの「ドル」、ヨーロッパ共通の「ユーロ」、イギリスの「ポンド」など歴史や特徴が異なる
・
日本の「円」をはじめ、硬貨の形やお札の偽造防止技術にはたくさんの工夫が詰まっている
・
外国のお金を交換するときは「為替レート」によって価値が計算される
🖍️ ✏️
世界中のお金の単位を知ると、外国のニュースやお店を見るのがすごく面白くなりそうだぜ!
ええ、お金の単位を通して世界中の歴史や文化を学ぶことができるわね。これからも身の回りのお金に注目してみてね!
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