小学生でもわかる!「投資家(とうしか)」

投資家

はじめに

お正月のお年玉やお小遣いをもらったとき、みなさんはどうしていますか?

欲しかったゲームや漫画を買う人もいれば、「将来のために大切に残しておこう!」と貯金箱や銀行の口座に預けている人も多いかもしれませんね。

お小遣いやお年玉を無駄遣いせずにコツコツ貯めるのは、とても素晴らしいことです。

でも、知っていますか?今、銀行に100円を1年間預けても、増えるお金はたったの「0.02円(1円未満)」くらいです。

「せっかく大切なお金を預けているのに、ほとんど増えないなんてもったいないな…」と感じる人もいるかもしれません。

でも実は、世の中には「自分のお金を使って会社や人を応援し、お金を大きく育てる人たち」がいます。

その人たちのことを、「投資家」と呼びます!

「お金を育てるなんて、大人の難しい話じゃないの?」「なんだかお金持ちの特別なゲームみたい」と思うかもしれません。

しかし、投資家はただ自分のお金を増やして贅沢をしているわけではありません。

新しい薬を作りたいお医者さんや、地球に優しいロケットを飛ばしたい科学者たちにお金を渡して、「未来の夢」を一緒に叶える心強いサポーターなのです!

もし投資家がいなかったら、スマートフォンも、面白いアニメも、便利なお店も、この世に生まれなかったかもしれません。

今回は、知れば知るほど面白い「投資家」のお仕事や仕組み、そして一流の投資家になるための秘密をわかりやすく解説します!

はると
はると
お金を育てるって、まるで植物に水をあげるみたいだな!貯金箱に入れておくだけじゃダメなのか?
ひまり
ひまり
ふふ、貯金もとっても大切よ。でも投資家は、お金を「未来をもっと良くするエネルギー」として世の中に送り出しているの。どんな仕組みなのか気になっちゃうわね!

投資家のお仕事ってどんなこと?「お金の種まき」

投資家のお仕事を一言で表すと、「未来の夢にお金の種をまく人」です!

たとえば、サッカーチームをイメージしてみましょう。

新しくできたサッカーチームが「世界一のチームになりたい!」と大きな夢を持っていたとします。

でも、夢を叶えるためには、練習グラウンドを借りたり、丈夫なボールやユニフォームを揃えたり、強い選手を呼んだりするためのたくさんのお金が必要です。チームができたばかりのときは、そんなお金はありませんよね。

そこで登場するのが「スポンサー(応援団)」です!

「このチームは絶対に強くなるぞ!応援しよう!」とお金を出してくれる人がいれば、チームは思い切り練習して、大会で大活躍することができます。

そしてチームが優勝して有名になれば、応援してくれたスポンサーも「応援して本当によかった!」と誇らしくなり、チームのグッズがたくさん売れて出したお金以上のお礼(利益)が戻ってくることもあります。

投資家は「未来の夢を咲かせる庭師」!
素晴らしいアイデアを持っていても、お金(栄養)が足りなければ会社は大きく育ちません。投資家は、おいしい果実が実ると信じた木にお金という栄養と愛情を注ぎ、一緒に大きな木へと育て上げる「庭師」のような存在です!

投資家と会社も、これとまったく同じ関係です。

「病気を治す新しい薬を作りたい!」「空飛ぶ車でみんなを笑顔にしたい!」という素晴らしいアイデアを持った会社に、投資家がお金を出して応援します。

会社はそのお金を使って研究を進め、素晴らしい商品を作って世の中に広めます。

そして会社がたくさん儲かったら、「応援してくれてありがとうございました!」と、儲けの一部を投資家にプレゼント(配当やお礼)としてお返しします。

投資家はお金をただ金庫に眠らせておくのではなく、世の中を便利で豊かにするために「働かせる」プロフェッショナルなのです。

はると
はると
俺たちのサッカーチームにもスポンサーがいてくれたら最高だよな!投資家って、会社の夢を一緒に追いかける熱いサポーターなんだな!
ひまり
ひまり
その通りね、はると!お金を出すだけじゃなくて、「この会社の技術でたくさんの人を救ってほしい!」という温かい願いも込められているのよ。
お金を育てる人

どうやってお金を育てるの?3つの応援方法

投資家は、いったいどうやって会社を応援し、お金を育てているのでしょうか?

代表的な「3つの応援方法」を見てみましょう!

  1. 会社の応援チケット「株」を買う
    会社がお金を集めるときに発行する「応援チケット」のことを「株式」といいます。投資家はこのチケットを買うことで、なんとその会社の「ミニ社長(共同オーナー)」のひとりになれるのです!もし応援したゲーム会社が大ヒット作を作って会社の価値が上がれば、チケットの値段(株価)もアップします。買ったときより高い値段でチケットを売ったり、会社からお礼のお金(配当金)をもらったりできます。
  2. 街の建物や土地を応援する「不動産」
    マンションやビル、お店などの建物や土地を買って応援する方法です。「ここに綺麗なマンションを建てて、みんなに気持ちよく暮らしてもらおう」「駅前に新しい本屋さんを作ろう」と場所を用意し、そこに住む人やお店から家賃(お部屋を使ってもらう代金)を受け取ります。街が便利になって人が集まれば、建物や土地の価値もどんどん育っていきます。
  3. 新しいアイデアを応援する「ベンチャー投資」
    まだ生まれたばかりの小さな会社だけど、「地球に優しいエネルギーを作りたい」「誰でも使える介護ロボットを作りたい」といった画期的なアイデアに賭ける応援です。まだ成功するか分からないので危険(リスク)もありますが、見事に大成功したときは世界中の暮らしを一変させる大ヒーローになります!

このように、投資にはいろいろな形がありますが、銀行の「貯金」とはどのような違いがあるのでしょうか?

貯金(お金を安全に守る)
銀行に預けて、いつでも使えるように大切に保管する!
預けたお金は減らないけれど、今の日本では利息が少なくてほとんど増えない!
突然の病気や怪我、毎日のお買い物に備える「守り」の役割!
投資(お金を使って未来を育てる)
頑張る会社やプロジェクトにお金を預けて応援する!
会社が成功すればお金が大きく増えるけれど、失敗すると減ることもある!
新しい技術やサービスを生み出し、未来を豊かにする「攻め」の役割!

貯金がお金を守る「ゴールキーパー」だとしたら、投資は点を取りに行って未来を切り開く「フォワード」です。

どちらか一方だけではなく、両方をバランスよく組み合わせることが大切なのです。

はると
はると
なるほど!守る貯金と攻める投資、サッカーのチームみたいにどっちも欠かせないポジションなんだな!
ひまり
ひまり
ふふ、はるとのサッカーのたとえ、すごくわかりやすいわ!大切なお金だからこそ、守りながら上手に育てることが大切なのね。
未来の夢を育てる投資家

投資家になるために大切な「3つのスーパーパワー」

「投資家ってお金持ちの大人しかできないんじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。

でも実は、本物の投資家になるために一番必要なのは、お金の多さではなく「3つの力」です!

  1. 世の中の変化に気付く「好奇心と情報力」
    普段からニュースを見たり、街を歩いたりして「今、何が流行っているのかな?」「みんなは何に困っているのかな?」とアンテナを張る力です。たとえば「友達がみんな新しい文房具を使っているな」「学校でタブレットを使う授業が増えたな」といった日常の小さな変化にいち早く気づける人が、未来に伸びる素晴らしい会社を見つけられます。
  2. 慌てずにじっくり待つ「冷静な判断力」
    会社の成績は、日によって上がったり下がったりします。少し株の値段が下がったからといって「大変だ!損しちゃう!」と慌てて売ってしまう人は、一流の投資家にはなれません。「この会社は素晴らしい目標を持っているから、10年後には必ず大きな花を咲かせるはずだ」と信じて、じっと待てる冷静で強い心が必要です。
  3. 約束を守り信じ抜く「責任感とパートナーシップ」
    投資家は、ただお金を出すだけのお客さんではありません。困っている会社にアドバイスをしたり、新しい仲間を紹介したりして、一緒に走るパートナーです。「お金を出したんだから儲けさせろ」という態度ではなく、お互いに信頼し合って約束を守る責任感が大切です。

世界的に有名な投資家たちも、このスーパーパワーを持っていました。

「投資の神様」と呼ばれるアメリカのウォーレン・バフェットさんは、なんと11歳のときに初めて株を買いました!

彼は子どもの頃からコーラを売ったり新聞配達をしたりしてお金を貯め、自分が本当によく理解できて、世の中の役に立ち続ける会社だけを何十年もじっくり応援し続けました。

また、日本のソフトバンクを作った孫正義さんも、まだ誰もインターネットを知らなかった時代に「これは世界を大きく変える!」と確信し、新しい会社を全力で応援して世界的な大企業へと押し上げました。

ふたりに共通しているのは、目先のお金儲けではなく「未来の世界を良くしたい」という強い情熱を持っていたことです。

Q. 小学生でも今から投資家になれるの?
A. 大人になるまで本物の株を買うことはできませんが、ニュースを見たり「なぜこの商品が大ヒットしたんだろう?」と考えたりする練習は今すぐできます!それこそが、未来の一流投資家になるための最高の第一歩です。
はると
はると
11歳で株を買ったなんてすげー!俺も日頃からニュースを見て、どんな会社が世の中を便利にしているのか調べてみるぞ!
ひまり
ひまり
バフェットさんも孫さんも、目先のお小遣い稼ぎじゃなくて「未来の世の中をどう良くするか」を真剣に考えていたのね。すごくかっこいいわ!
ニュースを見て経済の勉強をする少年

投資家の楽しいところと注意すること

ここまで読むと、「投資家ってすごく面白そう!早くやってみたい!」とワクワクしてきたのではないでしょうか?

投資には大きなやりがいと楽しさがありますが、同時に絶対に忘れてはいけない「注意点」もあります。

投資のワクワクする楽しさ

自分が応援した会社が、新しいお薬を作って病気の人を助けたり、宇宙に行くロケットを打ち上げたりしたときの感動は格別です。

「自分が渡したお金が、地球の未来を良くする力になったんだ!」と、大きな誇りを感じることができます。

また、世界中の最新技術や面白いサービスに誰よりも早く出会えるのも、投資家の大きな魅力です。

絶対に知っておくべき注意点(リスク)

銀行の貯金と違って、投資したお金は必ず増えるとは限りません。

応援した会社の新商品がうまく売れなかったり、ライバルの会社に負けてしまったりすると、株の値段が下がって自分のお金が減ってしまうことがあります。

この「お金が減ってしまうかもしれない危険」のことを、経済の世界では「リスク」と呼びます。

だからこそ、本物の投資家は「無くなったら毎日のご飯が食べられなくなるような大切なお金」は絶対に投資に使いません。

また、ひとつの会社だけに全部のお金を注ぎ込むのではなく、いくつもの違う会社に分けてお金を預ける「分散投資」という工夫をして、リスクを小さく抑えているのです。

STEP 1 身の回りの「なぜ?」に気付く!
「どうしてこのお店には行列ができているんだろう?」「どうしてこのゲームはみんな夢中になっているんだろう?」と疑問を持つことが、会社を見極める第一歩です!
STEP 2 「欲しいもの」と「必要なもの」を分ける!
お小遣いを使うとき、「本当に今必要なもの(Needs)」か「ただ欲しいだけのもの(Wants)」かを一呼吸置いて考えましょう。お金を正しくコントロールする強い心が育ちます!
STEP 3 世の中のニュースや算数に強くなる!
テレビや新聞で世界のニュースを見て、未来の社会を想像してみましょう。そして学校の算数で割合(パーセント)や計算をしっかり学ぶことが、将来の大きな武器になります!
はると
はると
算数の勉強って、将来の投資家になるためにも超重要だったんだな!今日の宿題の計算ドリル、後回しにしないでしっかりやるぜ!
ひまり
ひまり
ふふ、その計算ドリル、まさか昨日やり残した分じゃないでしょうね?でもその意気よ、はると!お小遣いの使い方を真剣に考えることも立派な経済の第一歩だから、一緒に楽しく学んでいきましょうね!
未来の社会について楽しく勉強する子どもたち

まとめ

📝 今日のまとめノート
1 投資家は「未来の夢にお金の種をまき、会社と一緒に大きく育つ」心強いサポーター!
2 株式・不動産・ベンチャー企業など、いろんな方法でお金を働かせて社会を豊かにする!
3 世の中の変化を知る好奇心、冷静な心、責任感という「3つのスーパーパワー」が大切!
4 お金が増える楽しさがある反面、減るリスクもあるため、しっかり勉強して備えることが重要!
🖍️ ✏️

投資家とは、何もないところからお金をポンと生み出す特別な人ではなく、自分の知恵と勇気で「未来の社会をより良くする」応援団です。

みなさんが毎日使っている文房具やタブレット、大好きなゲーム、街を走る電車やバスも、すべて誰かがお金を出して会社を応援してくれたからこそ、形になって世の中に届きました。

そして、みなさん自身が毎日勉強したり、スポーツを頑張ったり、新しい本を読んだりすることも、実は「自分自身への一番の投資(自己投資)」です!

今日学んだことをきっかけに、身の回りの商品やニュースに「どんな会社が、どんな想いで作っているのかな?」と興味を持ってみてくださいね。

はると
はると
俺、サッカーでも投資でも、仲間を信じてパスを繋ぐことが一番大事なんだってよくわかったぜ!未来の自分にもしっかり投資して、今日のサッカー練習も全力で頑張るぞ!
ひまり
ひまり
素敵な目標ね、はると!自分の知識や体を鍛えることも、一番身近で価値のある投資だものね。私も看護師さんの夢に向かって、一生懸命勉強を続けるわ!
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