小学生でもわかる！「原子力発電所（げんしりょくはつでんしょ）」

原子力発電所げんしりょくはつでんしょって何なにだろう？ ～未来みらいのエネルギーを作つくる不思議ふしぎな施設しせつ～

みなさん、こんにちは！今日きょうは「原子力発電所げんしりょくはつでんしょ」について、いっしょに探検たんけんしていきましょう。普段ふだん何気なにげなく使つかっている電気でんきが、どうやって作つくられているのか、ワクワクしながら学まなんでいきましょう！

巨大きょだいな施設しせつの秘密ひみつに迫せまろう！

原子力発電所げんしりょくはつでんしょは、私わたしたちの生活せいかつに必要ひつような電気でんきを作つくる特別とくべつな施設しせつです。大おおきな建物たてものの中なかには、とても不思議ふしぎな設備せつびがたくさん入はいっています。外そとから見みると、大おおきな箱はこ型がたの建物たてものと、まるで巨大きょだいな煙突えんとつのような「冷却塔れいきゃくとう」が目印めじるしです。

みなさんは、この1つの施設しせつでどれくらいの電気でんきが作つくれると思おもいますか？なんと、100万まん世帯せたい分ぶんもの電気でんきを作つくることができるんです！これは小学校しょうがっこう10,000校こう分ぶんの電気でんきと同おなじくらいの量りょうなんですよ。すごいですね！

不思議ふしぎな電気でんきの作つくり方かた

原子力発電所げんしりょくはつでんしょでの電気でんきの作つくり方かたは、とてもユニークです。まるで科学かがくの実験じっけんのような工程こうていを経へて、電気でんきが作つくられていきます。

まず主役しゅやくとなるのは「ウラン」という特別とくべつな物質ぶっしつです。このウランの原子げんしを細こまかく分わけると（これを「核分裂かくぶんれつ」と言います）、とても大おおきなエネルギーが出でてきます。このエネルギーを使つかって水みずを温あたため、強力きょうりょくな蒸気じょうきを作つくります。

その蒸気じょうきの力ちからで、大おおきな風車かざぐるまのような「タービン」を回まわします。タービンが回まわると、それにつながった発電機はつでんきも回まわって、電気でんきが作つくられるんです。

実じつは、お母かあさんがお湯ゆを沸わかすときのやかんと似にているんです。ただし、やかんは火ひを使つかいますが、原子力発電所げんしりょくはつでんしょはウランの力ちからを使つかうところが違ちがいます。

原子力発電所げんしりょくはつでんしょのスゴイところ

1.いつでも電気でんきが作つくれる

太陽光発電たいようこうはつでんは夜よるになると発電はつでんできませんし、風力発電ふうりょくはつでんは風かぜが吹ふかないと発電はつでんできません。でも原子力発電所げんしりょくはつでんしょは、昼ひるも夜よるも、雨あめの日ひも風かぜの日ひも、ずっと電気でんきを作つくり続つづけることができます。

2.地球ちきゅうにやさしい発電はつでん方法ほうほう

石油せきゆや石炭せきたんを燃もやす発電所はつでんしょは、地球温暖化ちきゅうおんだんかの原因げんいんとなる二酸化炭素にさんかたんそ（CO2）をたくさん出だします。でも原子力発電所げんしりょくはつでんしょは、発電はつでんするときにCO2をほとんど出だしません。地球環境ちきゅうかんきょうを守まもる味方みかたなんです。

3.少すくない燃料ねんりょうでたくさんの電気でんきが作つくれる

ウラン1グラムで、石油せきゆドラム缶かん3本ぼん分ぶんものエネルギーを作つくることができます。とても効率こうりつの良よい発電はつでん方法ほうほうなんです。

安全あんぜんのために気きをつけていること

原子力発電所げんしりょくはつでんしょでは、安全あんぜんが何なにより大切たいせつです。そのために、たくさんの工夫くふうや対策たいさくが取とられています。

1.頑丈がんじょうな建物たてもの

建物たてものは、大おおきな地震じしんにも耐たえられるように特別とくべつに設計せっけいされています。まるで巨大きょだいな要塞ようさいのように、分厚ぶあついコンクリートで作つくられているんです。

2.24時間にじゅうよじかん体制たいせいの監視かんし

たくさんの専門家せんもんかが交代こうたいで施設しせつを見守みまもっています。まるでヒーローたちが街まちを守まもるように、昼ひるも夜よるも安全あんぜんを確認かくにんし続つづけているんです。

3.何なん重じゅうもの安全装置あんぜんそうち

もしも異常いじょうが起おきたときのために、たくさんの安全装置あんぜんそうちが設置せっちされています。まるでベルトとサスペンダーを同時どうじにつけているように、何なん重じゅうもの安全対策あんぜんたいさくをしているんです。

未来みらいのエネルギーについて考かんがえよう

原子力発電げんしりょくはつでんには、良よいところも気きをつけなければいけないところもあります。だからこそ、これからの未来みらいのために、どんなエネルギーを使つかっていくのがいいのか、みんなで考かんがえていく必要ひつようがあります。

例たとえば：

• お日様ひさまの光ひかりを使つかう太陽光発電たいようこうはつでん
• 風かぜの力ちからを使つかう風力発電ふうりょくはつでん
• 水みずの力ちからを使つかう水力発電すいりょくはつでん

など、自然しぜんの力ちからを使つかった発電はつでん方法ほうほうもどんどん増ふえています。

また、私わたしたち一人一人ひとりひとりができることもあります：

• 使つかっていない電気でんきはこまめに消けす
• エアコンの温度おんどを適切てきせつに設定せっていする
• 水みずを出だしっぱなしにしない

こうした小ちいさな心こころがけが、大おおきな節約せつやくにつながるんです。

夢ゆめが広ひろがる未来みらいのエネルギー

科学技術かがくぎじゅつは日々ひび進歩しんぽしています。もしかしたら、みなさんが大人おとなになるころには、もっと安全あんぜんで環境かんきょうにやさしい発電はつでん方法ほうほうが見みつかっているかもしれません。

そして、その新あたらしい発電はつでん方法ほうほうを発明はつめいするのは、もしかしたらみなさんかもしれませんね！今日きょう学まなんだことをきっかけに、エネルギーについてもっと興味きょうみを持もってもらえたら嬉うれしいです。

家族かぞくや友達ともだちと「未来みらいのエネルギー」について話はなし合あってみるのも面白おもしろいかもしれません。「こんな発電はつでん所しょがあったらいいな」という夢ゆめを描えがいてみましょう。みなさんのアイデアが、きっと明あかるい未来みらいにつながっていくはずです。