はじめに
みなさんは、大人になったらどんなお仕事をしてみたいですか?
プロサッカー選手、お医者さん、学校の先生、ケーキ屋さん、ユーチューバー、ゲームクリエイターなど、世の中にはかっこいいお仕事がたくさんありますよね。
多くの大人は、すでにある会社に入って「会社員」として働いています。
でも、知っていますか? 世の中には、「働きたい会社がないなら、自分で会社を作っちゃおう!」「まだ誰もやっていない新しい仕事を、自分でゼロから始めよう!」と決意して、自分で新しいお仕事を生み出す大人たちがたくさんいるのです。
これを、「起業」と呼びます!
起業する人のことは「起業家」や「アントレプレナー」とも呼ばれ、世の中をあっと驚かせる新しいサービスを次々と生み出しています。
「でも、会社を作るのってすごく難しそう…」 「社長さんになるってこと? お金持ちになれるの?」 「小学生の自分には、まだまだ遠い世界の話じゃないのかな?」
そう思う人も多いかもしれません。
しかし実は、起業の基本はとてもシンプルで、小学生のみなさんの毎日の生活や遊びのなかにも、たくさんの「起業のヒント」が隠れているのです!
今回は、起業ってどんな仕組みなのか、どうやって新しいお仕事が生まれるのかを、どこよりもわかりやすく楽しく解説します!
俺、将来はプロサッカー選手になるのが夢だけど、自分で新しいサッカースパイクを作ったり、大好きな仲間と新しいクラブチームを立ち上げたりするのも面白そうだな!
ふふ、素敵な夢ね、はると! 起業っていうのは、困っている人を助けたり新しい便利さを作ったりする、とてもやりがいのある挑戦なのよ。一緒に基本から学んでみましょう!
起業ってなに?「会社員」とどこが違うの?
「起業」という言葉を漢字でよく見てみると、「業(ごう・ぎょう=事業やお仕事)を起こす」と書きますよね。
つまり起業とは、「これまでにない新しい仕事や会社を、自分の力で立ち上げること」を意味します。
世の中の多くの大人は「会社員」として働いています。では、会社員として働くことと、起業して働くことにはどんな違いがあるのでしょうか?
学校のクラブ活動でたとえてみましょう。
すでにあるサッカー部に入って、決められた練習メニューをみんなでこなしたり、キャプテンや顧問の先生の指示を聞いてチームのために全力を尽くすのが「会社員」のイメージです。チームの看板や道具がすでに揃っていて、みんなで協力してゴールを目指します。
一方で、「この学校にはまだドローンを飛ばすクラブがないから、自分で仲間を集めて新しいクラブを作ろう!」と、ゼロからルールを決めて練習場所を探し、新しいチームを立ち上げるのが「起業家」のイメージです!
どちらが良い・悪いということではなく、それぞれの働き方に素敵な特徴があります。
会社員(チームで力を合わせる)
すでにある
会社のチームに
入って、
決められた
役割をしっかり
果たす!
毎月決まったお
給料がもらえるので、
生活が
安定しやすい!
大きな
会社の
設備や
仲間たちと
一緒に、
大きなプロジェクトに
挑戦できる!
起業家(新しいお仕事を生み出す)
ゼロから
自分で
仕事や
会社を
立ち
上げて、
自分がリーダーになる!
どんな
商品を
作るか、
何時に
働くかもすべて
自分で
決められる
自由がある!
うまくいけば
大きな
成功をつかめるけれど、すべての
責任を
自分で
背負う!
会社員は、すでにある仕組みのなかで自分の得意なことを発揮して安定して働けます。
一方で起業家は、自分が「世の中にこんなものがあったら絶対に便利だ!」「みんなを笑顔にしたい!」と思ったアイデアを、誰の許可も待たずに自由に形にできるワクワクがあります。
その代わり、もし商品が売れなかったり失敗したときは、自分で工夫して乗り越えなければならない責任もあります。自由と責任がセットになっているのが、起業家の大きな特徴なのです。
すでにある強いチームでレギュラーを目指すのもかっこいいけど、自分だけの新しいチームをゼロから作って優勝を目指すのが起業家なんだな! 自由ですごく燃えるぜ!
その通りね。自分でルールを決めて自由に挑戦できる分、うまくいかないときの責任も全部自分で引き受ける覚悟が必要なのよ。どちらの働き方にもそれぞれの魅力があるのね。
起業のキホン!どうやってお仕事を作るの?
「会社を新しく作る」と聞くと、「お金儲けがすごく得意な人がやるのかな?」と思う人がいるかもしれません。
でも実は、大成功している世界中の起業家たちが一番最初に考えているのは、お金のことではありません。
起業で一番大切なこと、それは「誰かの困りごとを解決して、ありがとうをもらうこと」なのです!
私たちが普段使っている便利なものやサービスを思い出してみてください。どれも誰かの「困ったな」「もっとこうなったらいいのにな」という悩みから生まれています。
- 雨の日に大きな傘を持つと手がふさがって大変 ➔ 「カバンに入る折りたたみ傘を作ろう!」
- 遠くに住んでいるおじいちゃんやおばあちゃんにすぐ顔を見せたい ➔ 「スマホで無料のビデオ通話ができるアプリを作ろう!」
- 忙しくて夜遅くにスーパーへ買い物に行けない ➔ 「ボタンひとつで温かいご飯を届けてくれるデリバリーサービスを作ろう!」
このように、誰かの悩みや不便を解決するアイデアを思いつき、それを商品やサービスにして届けることがビジネス(仕事)の正体です。
起業は、次の「3つのステップ」で進んでいきます。
STEP 1
みんなの「困った!」や「不便」を見つける
普段の生活のなかで、家族や友達、自分自身が「これって不便だな」「もっとこうなったら嬉しいのにな」と感じている悩みや困りごとをじっくり観察して見つけます。
STEP 2
アイデアを出して解決する方法(商品やサービス)を作る
「どうすればその悩みを解決できるかな?」と知恵を絞り、新しい商品やアプリ、便利な仕組みを仲間と一緒にアイデアを出し合って形にします。
STEP 3
喜んでもらって「ありがとう」と対価を受け取る
困っていた人にその商品やサービスを使ってもらい、「すごく助かった! ありがとう!」と喜んでもらい、その感謝の証としてお金(売上)を受け取ります。
たくさんの人を助けて「ありがとう!」と喜んでもらえればもらえるほど、その会社は社会から必要とされ、大きく成長していきます。
つまり、起業とは「誰かを笑顔にするための発明や工夫」そのものなのです!
そっか! 雨の日のサッカー練習のあと、泥だらけのユニフォームをお母さんが洗うの大変そうだったんだよな。泥汚れが一瞬で落ちる石鹸を作ったら、みんなに喜ばれるかもしれないぞ!
ふふ、はると、それすごく素敵な着眼点ね! 「身近な誰かを助けたい」という優しい気持ちこそが、世の中を変える大ヒット商品を生み出す一番のエネルギーなのよ。
お金はどうするの?「投資家」とタッグを組む仕組み
素晴しいアイデアを思いついて、「よし、起業しよう!」と決意したとします。
でも、実際に新しい商品を作ったりお店を開いたりするには、たくさんのお金が必要になりますよね。
- 新しい商品を開発するための材料費
- お店や工場、オフィスを借りるための家賃
- 一緒に働いてくれる仲間に支払うお給料
- 商品をみんなに知ってもらうための宣伝費
「でも、新しく仕事を始める起業家は、最初からそんな大金を持っているわけじゃないよね? お金がないと起業できないの?」
そんな疑問が湧いてきますよね。
ここで登場するのが、起業家の心強い味方である「投資家」です!
投資家とは、「あなたのアイデアは世の中を便利にして、たくさんの人を幸せにする素晴しい挑戦だ! ぜひ応援したい!」と共感して、自分のお金を差し出してくれる人や会社のことです。
起業家と投資家の関係を、船の航海にたとえてみましょう。
起業家は、投資家からお金を受け取ることで、自分一人では買えない機械を買ったり、優秀な仲間を集めたりして思い切った挑戦ができます。
そして、事業が大成功してたくさんの利益が出たら、応援してくれた投資家にお礼として利益の一部を分配します。
投資家という頼もしい味方がいるからこそ、最初はお金を持っていなくても、情熱とアイデアさえあれば誰でも世界を変えるような会社を作ることができるのです!
お金がなくても、熱い情熱とすげーアイデアがあれば、応援してくれる仲間が集まるんだな! サッカーの試合でスタンドから大声援を送ってくれるサポーターみたいで心強いぜ!
ええ! 投資家はただお金を出すだけじゃなくて、「こうすればもっと上手くいくよ」とアドバイスをくれたり、人を紹介してくれたりして、一緒に夢を追いかけてくれる大切なパートナーなのよ。
小学生でも起業できる?未来の社長へのヒント
ここまで読んだみなさんは、「起業ってすごく面白そう! でも、スーツを着た大人になってからじゃないと無理だよね?」と思っているかもしれません。
しかし驚くことに、日本でも世界でも、小学生や中学生のうちに起業して会社を作った「キッズ起業家」がたくさん活躍しています!
例えば、アメリカのある女の子は、ひいおばあちゃんから教わったレモネードのレシピに、絶滅しそうなミツバチを助けるためのハチミツを加えて「ハチミツレモネード」を作りました。
最初はお家の前で小さな屋台を開いて売っていましたが、「美味しいし、ミツバチも助けられる!」と大評判になり、なんと全米のスーパーマーケットに並ぶ大人気飲料メーカーの社長になったのです!
日本でも、小学生が「おじいちゃんのゴミ出しを楽にしたい」と考えて新しいゴミ箱のフタを発明して特許を取り、家族と一緒に会社を立ち上げた例などがあります。
「子どもだからできない」ということは絶対にありません。むしろ、大人が思いつかないような自由で柔らかい発想こそが、起業の世界では最強の武器になるのです!
Q. 小学生でも本当に自分の会社を作れるの?
A. 作れるよ! 日本の法律には会社を作る年齢制限はないんだ。ただし、正式な書類を作ったり銀行の口座を開いたりするときに親(保護者)の同意が必要になるから、家族と力を合わせて挑戦するキッズ社長が多いんだよ!
「未来の社長」を目指すために、今から小学生のみなさんができる3つのトレーニングを紹介します!
身の回りの「困ったこと」にアンテナを張る
家族や友達が「困っていること」「面倒くさがっていること」をよく観察してみましょう。「どうしたらもっと楽になるかな?」と考える癖が、ビジネスの種になります。
自分の「大好きなこと」をとことん極める
ゲーム、お絵かき、料理、工作、スポーツ、昆虫観察…なんでも構いません。「これなら何時間でも熱中できる!」という好きのパワーは、誰にも負けない専門知識になります。
アイデアをノートに書いて誰かに伝えてみる
「こんなものがあったらいいな」と思いついたら、絵や言葉でノートに書いて、家族や友達に見せてみましょう。「それすごくいいね!」と言ってもらえたら、起業家への第一歩です!
俺たち小学生でも社長になれるチャンスがあるなんてワクワクするな! まずはサッカーの練習がもっと楽しくなる新しい練習ゲームのアイデアをノートに書いてみるぞ!
ふふ、素晴しい意気込みね、はると! でも、未来の社長になるにしても、まずは目の前の宿題をしっかり終わらせておくことが大切よ。毎日の勉強も、将来の大きな土台になるんだからね!
まとめ
今回は、自分で新しい仕事を作り出す「起業」の仕組みについて勉強しました。
最後にもう一度、大切なポイントをおさらいしてみましょう!
📝 今日のまとめノート
1
起業とは、自分で新しい仕事や会社を作り、リーダーとして挑戦すること!
2
ビジネスの基本は「誰かの困りごとを解決して、ありがとうをもらうこと」!
3
投資家からお金(資金)を応援してもらうことで、大きな夢にも思い切って挑戦できる!
4
小学生ならではの自由な発想も大きな武器! 身近な「困った」を見つけることから始めよう!
🖍️ ✏️
起業とは、ただお金を稼ぐことではなく、「世の中をもっと便利に、もっと楽しくしたい!」という情熱で新しい未来を切り拓くことです。
みなさんが普段感じている「こうなったらいいな」という小さな願いが、いつか世界中の人々を笑顔にする大企業に育つかもしれません。
自分の「好き」や「ひらめき」を大切にして、ワクワクする未来へ一歩を踏み出してみましょう!
起業って、単なるお金儲けじゃなくて、みんなの困りごとを解決して笑顔にするすげー挑戦なんだな! 俺も周りのみんなを喜ばせるアイデアをいっぱい探してみるぞ!
そうね! 困っている人に寄り添って新しい解決策を見つけるのは、看護師のお仕事とも通じる素敵な心構えだわ。みんなも身近な発見を楽しんで、素敵な未来を作っていきましょうね!
楽天ブックス
¥1,760 (2026/10/13 04:22時点 | 楽天市場調べ)
ポチップ