小学生でもわかる!「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」

SDGs

はじめに

テレビのニュースや街中のポスター、電車の広告で、まるで虹色のドーナツみたいなカラフルな17色の丸いバッジやマークを見かけたことはありませんか? そこに書かれているアルファベットが「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」です。

最近では学校の教科書や授業でもよく登場するので、「言葉は知っているけれど、本当は何のことなのかよくわからない……」「大人がやる難しいお仕事の話じゃないの?」と思っている人も多いかもしれません。

でも実は、SDGsは私たち一人ひとりの毎日の暮らし、そしてこれからの未来にものすごく深く関わっている「地球規模のスーパー大作戦」なのです。

想像してみてください。もし私たちが乗っている1隻の大きな船に穴が空いて水が入ってきたり、みんなで食べるごはんや飲み水が底をつきそうになったりしたらどうなるでしょうか?「自分は関係ないから」と知らんぷりをしていたら、船は沈んで全員が困ってしまいますよね。

地球もまったく同じです。空気や水、豊かな森、食べ物、そしてみんなの平和や安全は、地球に乗っている全員で協力して大切に守っていかなければ、あっという間になくなってしまいます。

この記事では、SDGsという言葉の本当の意味から、17個ある目標をカンタンに整理して覚えるコツ、そして小学生のみなさんが明日からすぐにできる「地球を救うカッコいいアクション」まで、楽しくわかりやすく解説します!

はると
はると
SDGsって、テレビや学校で最近めちゃくちゃよく見るよな!カラフルなマークがかっこいいから、最初はサッカーの新しい大会かゲームのチーム名かと思ったぜ!
ひまり
ひまり
ふふ、はるとらしいわね!でもこれはゲームじゃなくて、世界中の人たちがずっと安心して平和に暮らせるようにみんなで決めた「世界共通の大作戦」なのよ。私たちが大人になったときの地球を守るために、すごく大切なことなの!

SDGsってどんな意味?「ずっと続く世界」をつくる合言葉

SDGsは、英語の「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった言葉です。 日本語では「持続可能な開発目標」と訳されます。

「持続可能(サステナブル)」という言葉は少し難しく聞こえますが、わかりやすく言うと「今だけじゃなく、未来のずっと先までずっと続けられる」という意味です。

なぜ今、世界中でSDGsが必要なの?

なぜ今、世界中の国々が慌ててSDGsに取り組んでいるのでしょうか? それは、これまでの人間が「今自分たちさえ便利で豊かになればいい」と、地球の自然や資源を使いすぎてしまったからです。

たとえば、工場を動かしたり車を走らせたりするために石油や石炭をたくさん燃やした結果、空気中の二酸化炭素(CO2)が増えて、地球の気温がどんどん上がる「地球温暖化」が進んでしまいました。夏には命に関わるような猛暑が続き、巨大な台風や大雨による洪水などの自然災害が世界中で増えています。

さらに、プラスチックのごみが海に流れ出してウミガメや魚たちを苦しめたり、世界には毎日食べるごはんが足りない人や、戦争や貧しさのせいで学校に通えない子どもたちが何億人もいます。

「このままの暮らしを続けていたら、地球がボロボロになって、人間も動物も住めなくなってしまう!」 そんな強い危機感から、2015年に国連(世界中の国々が集まる大きな会議)に集まった193カ国のリーダーたちが話し合い、「2030年までに世界みんなで達成しよう!」と一致団結して決めたのがSDGsなのです。

SDGsの一番大切な合言葉は、「誰一人取り残さない(No one will be left behind)」。お金持ちの国だけでなく貧しい国も、大人だけでなく子どもたちも、地球上の全員が幸せに生きられる世界を目指しています。

今だけ良ければいい世界
資源やエネルギーを使い放題にして、ゴミや汚れた空気をそのまま放置!
目先の便利さは手に入るけれど、地球がボロボロになって未来の子どもたちが暮らせなくなる!
未来もずっと続く世界
太陽光や風力など地球にやさしいエネルギーを使い、ゴミを減らしてリサイクル!
豊かな自然や生き物を守りながら、100年後の未来までみんながずっと安心して笑顔で暮らせる!
はると
はると
なるほどな!「今だけ自分たちさえ良ければいい」ってサッカーで自分勝手なプレーばかりしてたら、チームがバラバラになって試合に負けちゃうのと同じだな。地球チーム全員で未来につなぐパスを回すってことか!
ひまり
ひまり
はると、すごくいい例えね!地球の資源や自然はみんなのものだから、未来に生きる人たちの分まで大切に残しておかないといけないのよね。
持続可能な地球の未来と自然のバランス

17の目標は大きく4つに分けられる!地球を救う大作戦

SDGsには、全部で「17個の目標(ゴール)」が設定されています。 それぞれの目標にはカラフルなアイコンと番号がついていて、貧困、飢餓、健康、教育、エネルギー、海の環境、平和など、世界が解決すべき大切なテーマがぎっしり詰まっています。

「17個も全部覚えるなんて無理だよ!」と思った人も安心してください。実は、この17個の目標は「4つのグループ」にスッキリ整理すると、驚くほど直感的に理解できるようになります!

17の目標を整理する「4つのグループ」

  1. 人々のくらしと命を守る作戦(目標1〜6):人間が生きていくための「基本的な安心」を守るグループです。貧困をなくす(1)、飢餓をゼロにして誰もお腹いっぱい食べられるようにする(2)、病気を治してみんなが健康に暮らせる(3)、誰でも公平に良い教育を受けられる(4)、男の子も女の子も性別で差別されないジェンダー平等(5)、そして安全な飲み水ときれいなトイレを世界中に届ける(6)という目標が集まっています。
  2. 地球の自然と生き物を守る作戦(目標12〜15):私たちが暮らす「地球の環境そのもの」を守るグループです。モノを大切に使ってゴミを減らす「つくる責任・つかう責任」(12)、異常気象を止めるための「気候変動に具体的な対策を」(13)、プラスチックごみから海の生き物を守る「海の豊かさを守ろう」(14)、そして森を育てて動物や植物を守る「陸の豊かさも守ろう」(15)が含まれます。
  3. 便利で豊かな社会をつくる作戦(目標7〜11):人々が便利に、そして安心して働きながら暮らすためのグループです。太陽や風など地球を汚さない「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」(7)、みんながやりがいを持って働ける「働きがいも経済成長も」(8)、災害に強い道路や新しい科学技術をつくる「産業と技術革新の基盤をつくろう」(9)、国や人々の間の格差を減らす「人や国の不平等をなくそう」(10)、そして地震や大雨に強く住みやすい街をつくる「住み続けられるまちづくりを」(11)です。
  4. 平和とみんなの協力を広げる作戦(目標16・17):上の3つの作戦を成功させるための「土台とチームワーク」となるグループです。戦争や暴力をなくし、誰もが公平に守られる「平和と公正をすべての人に」(16)、そして世界中の国や人、企業、子どもたちみんなが手を取り合って協力する「パートナーシップで目標を達成しよう」(17)です。
地球という「巨大な宇宙船」を守る4本の大黒柱!
SDGsの17の目標は、宇宙を進む地球号を修理して守る「4本の大黒柱」です。乗組員の命と健康(くらし)を守り、エンジンや空気・水(自然と環境)を手入れし、船内の快適な設備(社会と経済)を整え、乗組員全員が仲よく手をつなぐ(平和とチームワーク)ことで、宇宙船はずっと安全に宇宙を進み続けられます!
はると
はると
17個バラバラに見えたけど、4つのグループに分けるとすごくスッキリするな!人間が元気に暮らすためにも、そもそも地球の自然が元気じゃないとダメなんだな!
ひまり
ひまり
その通りよ!17個の目標はお互いに全部つながっているの。自然を守ることが人々の健康を守ることにつながるし、世界中のみんなが協力するからこそ達成できるのよ。
SDGsの17の目標一覧

明日からできる!小学生のSDGsアクション3選

「世界中の大統領や国連が決めた目標なんて、小学生の自分には関係ないんじゃないかな……」 「子どもができることなんて、小さすぎて意味がないんじゃ……」 そう思っていませんか?実は、それは大きな間違いです!

SDGsを達成するために一番大切なのは、特別な大発明だけではなく、世界中の人々の一人ひとりの小さな行動の積み重ねです。 小学生のみなさんが明日から学校やおうちですぐに始められる、カッコいい「SDGsアクション」を3つ紹介します!

小学生にすぐできる3つのアクション

  1. ごはんを残さず食べる(食品ロスをなくそう!):世界では食べ物が足りなくて困っている人がたくさんいる一方で、日本ではまだ美味しく食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス(フードロス)」が毎年たくさん出ています。ごはんを残さず美味しく食べることや、自分が食べられる分だけよそうこと。これだけで、目標2(飢餓をゼロに)や目標12(つくる責任・つかう責任)に直結する素晴らしいアクションになります!
  2. 使っていない電気や水をこまめに止める(省エネ名人になろう!):誰もいない部屋の明かりをこまめに消したり、テレビをつけっぱなしにしないこと。また、歯磨きをするときに水道の水を出しっぱなしにせず、コップに水を汲んでゆすぐこと。電気を節約すると火力発電所で燃やす燃料が減り、二酸化炭素(CO2)を減らせます。これは目標7(エネルギー)や目標13(気候変動)を救う立派な行動です!
  3. 身の回りのものを大切に最後まで使う(3Rを実践しよう!):鉛筆が短くなるまで使い切ったり、ノートを最後の1ページまで使うこと。小さくなった服や読まなくなった本は、弟や妹、友達にお下がりであげたり、リサイクルに出すこと。お買い物に行くときはマイバッグを持っていくのも大活躍です。ゴミを減らす工夫は、目標14(海)や目標15(陸)の生き物たちを守ることにつながります!
Q. 小学生の私がちょっと電気を消しただけで本当に地球は救えるの?
A. 大正解!一人ひとりの行動は小さく見えても、日本中の小学生約600万人がみんなで電気を消したら、巨大な発電所が1つ止まるくらいのすごいパワーになるんだ。「自分の行動が未来の地球を作っている」と自信を持って続けよう!
はると
はると
俺、たまにごはんを少し残しちゃったり、部屋の電気をつけっぱなしでサッカーに行っちゃうことがあったよな……。今日から給食も完食して、使ってない電気はダッシュで消す省エネキャプテンになるぞ!
ひまり
ひまり
ふふ、頼もしいわね!私もノートは最後の1ページまで大切に使って、マイボトルを持ち歩くようにするわ。身近な工夫を楽しむことが、地球を守る第一歩なのよね!
小学生が日常でできるエコアクション

まとめ

📝 今日のまとめノート
1 SDGsは2030年までに「誰一人取り残さないずっと続く世界」をみんなで作るための17の目標!
2 17の目標は「くらし」「自然」「まち・経済」「平和・協力」の4つのグループに分けるとよくわかる!
3 ごはんを残さない・電気をこまめに消す・ものを大切にするなど、小学生の日常の行動が地球を救う大きな力になる!
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はると
はると
SDGsって世界規模の難しい話だと思ってたけど、俺たちの毎日の生活とがっちりつながってたんだな!地球というワンチームの選手として、今日からできることをバシバシやっていくぞ!明日学校で、サッカー仲間にも「17個の目標は4つに分けるとすぐ覚えられるぞ!」って教えてやるんだ!
ひまり
ひまり
ええ、その意気よ!みんなが少しずつ思いやりを持って行動すれば、地球の未来はもっと明るく素敵になるはずよ。未来の地球のために、今日から一緒にアクションを起こしていきましょうね!
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