小学生でもわかる!「クリスマスのひみつ」

クリスマスのひみつ

はじめに

12月になると、街中がキラキラ光るイルミネーションで彩られて、なんだかワクワクしてきますよね! 「今年のプレゼントは何をお願いしよう?」「ケーキもチキンも楽しみだな!」と、カレンダーを見つめて指折り数えて待っている人も多いのではないでしょうか。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。 「クリスマスは、イエス・キリストの誕生日じゃない」 「サンタクロースは昔、緑色の服を着ていた」 ……って聞いたら、びっくりしませんか?

「えっ、ウソでしょ!?」「じゃあサンタさんって一体だれなの!?」と思いますよね。 実は、私たちが当たり前のように楽しんでいるクリスマスの行事には、1000年以上前の心温まる伝説や、世界中をあっと言わせる面白い「ひみつ」がたくさん隠されているのです!

この記事を読めば、今年のクリスマスが100倍ワクワクして、学校の友達や家族に思わず話したくなっちゃいますよ。 さっそく、はるととひまりと一緒にクリスマスのひみつをのぞいてみましょう!

はると
はると
もうすぐクリスマスだな!俺、今年は絶対に新しいサッカーボールをお願いするって決めてるんだ!
ひまり
ひまり
ふふ、気が早いのは相変わらずね、はると。でもその前に、冬休みの宿題をしっかり終わらせておかないと、サンタさんも困っちゃうかもよ?
はると
はると
うっ……それを言われると痛いな。でもさ、クリスマスってごちそうを食べてプレゼントをもらう、最高にハッピーなお祝いの日だろ?ちがうのか?
ひまり
ひまり
もちろんそれも楽しいけれど、実はびっくりするような深い歴史やひみつがたくさん隠されているのよ。一緒に解き明かしてみましょう!

クリスマスはキリストの誕生日じゃないの?

クリスマスといえば、「イエス・キリストの誕生日」だと思っている人がとても多いのではないでしょうか。 学校の友達に聞いてみても、「キリストが生まれた日でしょ!」と答える人がほとんどかもしれません。

ところが、びっくりする事実があります。 実は、聖書(キリスト教の大切な教えが書かれた本)には、イエス・キリストが生まれた「月日」は一言も書かれていないのです!

キリストが春に生まれたのか、秋に生まれたのか、本当の誕生日は現代の学者たちにもわかっていません。 では、クリスマスとは一体何の日なのでしょうか?

正解は、「イエス・キリストがこの世に生まれてきてくれたことを記念してお祝いする日」です。これを教会では「降誕祭」と呼びます。 自分の誕生日パーティーのように「生まれた日付そのもの」をお祝いするのではなく、「生まれてきてくれた命の恵みに感謝する日」なんですね。

なぜ「12月25日」にお祝いするようになったの?

では、どうして日付が「12月25日」に決まったのでしょうか? それには、古代ローマ時代の「太陽のお祭り」が深く関係しています。

北半球では、12月下旬になると「冬至」を迎えます。冬至は、1年の中で一番昼(太陽が出ている時間)が短く、夜が一番長い日です。 昔の人々は、冬至を過ぎると少しずつ昼が長くなっていくことから、「一度弱まった太陽が新しく生まれ変わる日!」と考え、盛大なお祭りを開いていました。

キリスト教がヨーロッパに広まっていく中で、「暗い世の中をあたたかく照らす光のような存在」であるキリストの誕生をお祝いする日として、この「太陽の復活を祝う冬至のお祭り」の日(当時の暦で12月25日ごろ)が選ばれたと言われています。 「寒くて厳しい冬を乗り越え、新しい光を迎えよう!」という昔の人々のあたたかい願いが、クリスマスの日に重なっていたのですね。

生まれた日「誕生日(バースデー)」
実際に赤ちゃんとして生まれた正確な日付をお祝いする!
聖書にはキリストが生まれた月日は書かれていない!
命に感謝する日「降誕祭(クリスマス)」
この世に生まれてきてくれたことや命の恵みに感謝する日!
「太陽の復活」を祝う冬至のお祭りと重なって12月25日に定まった!
はると
はると
ええっ!?俺の誕生日みたいに、本当に12月25日に生まれたわけじゃなかったのか!キリストの本当の誕生日がわからないなんて、全然知らなかったよ!
ひまり
ひまり
そうなのよ。昔の人たちにとって、冬の寒さを乗り越えて太陽の光が戻ってくる日は特別な希望だったの。だからキリストの誕生をお祝いする日としてぴったり重なったのね。
クリスマスの教会

サンタクロースのモデルは実在した人物!?

クリスマスの夜、世界中の子どもたちにプレゼントを届けてくれる「サンタクロース」。 「絵本やアニメの中だけのキャラクターでしょ?」と思っていませんか?

実は、サンタクロースには本当に実在したモデルがいます! その人物の名前は、「聖ニコラウス(セイント・ニコラウス)」です。

聖ニコラウスは、今から約1700年前(4世紀ごろ)に、現在のトルコにあたる地域で活躍していたキリスト教の心優しいお坊さん(司教)でした。 彼はとても慈悲深く、貧しい人や困っている子どもたちを助けるために、自分の財産を使ってたくさんの良い行いをしていました。

靴下にプレゼントを入れるようになった伝説

聖ニコラウスには、今でも語り継がれているとても有名な伝説があります。

ある町に、とても貧しくて生活に困っている3人姉妹の家族がいました。貧しさのあまり、娘たちを身売りしなければならないほど追い詰められていたのです。 それを知った聖ニコラウスは、家族のプライドを傷つけないよう、夜中にこっそりその家を訪れました。 そして、煙突(または開いていた窓)から、金貨が入った袋を部屋の中に投げ入れたのです!

すると、投げ入れられた金貨は、暖炉のそばに干してあった靴下の中にすっぽり入りました。 この金貨のおかげで、家族は借金を返すことができ、娘たちも幸せに暮らすことができました。

この伝説がもとになって、「クリスマスの夜に靴下を下げておくと、サンタさんがプレゼントを入れてくれる」という素敵な風習が生まれたのです!

「聖ニコラウス」が「サンタクロース」になるまで

ヨーロッパでは、聖ニコラウスは子どもたちを守る優しい聖人として長く愛され、オランダ語では「シンタクラース」と呼ばれていました。 その語り継がれた伝説が、オランダの人々がアメリカに移住したときに伝わり、英語の発音で「サンタクロース」と呼ばれるようになったのです。

STEP 1 心優しい聖ニコラウスの伝説
今から約1700年前、聖ニコラウスが貧しい家族を救うために夜中に投げ入れた金貨が、暖炉の靴下にすっぽり入ったことがプレゼントの始まりです!
STEP 2 オランダからアメリカへ伝わる
聖ニコラウス(オランダ語で「シンタクラース」)の伝説がアメリカに伝わり、英語の発音で「サンタクロース」と呼ばれるようになりました。
STEP 3 世界中の子どもたちのヒーローへ!
「優しい心で子どもたちに幸せを届けるおじいさん」として、世界中で親しまれるクリスマスの主役になりました!
はると
はると
煙突から投げた金貨が靴下にナイスシュートしたってわけか!困っている人を誰にも言わずにこっそり助けるなんて、めちゃくちゃかっこいいな!
ひまり
ひまり
ふふ、サッカーにたとえるのははるとらしいわね。でも、困っている人をそっと助けようとする温かい優しさは、看護師を目指す私にとっても心から憧れちゃうわ。
サンタクロース

なぜ赤い服?トナカイがそりを引くひみつ

サンタクロースといえば、白くてフサフサのひげに、真っ赤な服、白い毛皮のふちどりがトレードマークですよね。 でも実は、昔のサンタクロースは赤い服を着ていたわけではありませんでした!

19世紀(100〜200年ほど前)の絵本やイラストを見ると、サンタクロースは緑色や青色、茶色、さらには白色の服を着ていたり、背の高いやせ型の姿で描かれていたりしたのです。 では、なぜ今のような「赤い服を着た太っちょの優しいおじいさん」になったのでしょうか?

コカ・コーラの広告が世界中に広めた!

今のサンタクロースのイメージを世界中に定着させたのは、なんと世界的に有名な飲み物「コカ・コーラ」の広告でした!

1931年、コカ・コーラ社は冬の宣伝のために、画家のハッドン・サンドブロムにサンタクロースのイラストを描いてもらいました。 そのとき、コカ・コーラのブランドカラーである「赤と白」の服を着せ、白い大きなひげを生やした、笑顔が温かくてふくよかなサンタクロースを描いたのです。

このイラストが大人気となり、雑誌などを通じて世界中に広まったことで、「サンタクロース=赤い服を着た優しいおじいさん」というイメージが世界共通のものになりました!

トナカイと空飛ぶそりのひみつ

サンタクロースの相棒といえば、夜空を走るトナカイたちです。 実は、そりを引くトナカイにはそれぞれ名前があり、全部で9頭いるのを知っていますか?

もともとは1823年にアメリカで発表された詩『聖ニコラウスの訪問』に登場した8頭(ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、コメット、キューピッド、ドナー、ブリッツェン)でした。 そこに、1939年に書かれた物語『赤鼻のトナカイ』の主人公である「ルドルフ」が加わって、9頭のチームになったのです!

真っ赤に光る鼻をみんなにからかわれていたルドルフが、暗い嵐のクリスマスイブにその鼻で夜道を明るく照らし、サンタさんのそりの先頭を任されるお話は、世界中で歌や絵本として親しまれていますよね。

Q. どうしてトナカイがそりを引いているの?
A. トナカイは雪の上をすいすい歩くのが得意で、暗い吹雪の中でも迷わず進める北極圏の力強い動物だからだよ!実はトナカイのひづめはかんじきのように雪に沈まない特別な形をしていて、寒さに負けず世界中を駆け巡るサンタさんにとって最高の相棒なんだね。
はると
はると
昔のサンタは緑や青の服を着てたのか!それに赤鼻のトナカイのルドルフも、自分の武器を活かしてチームのエース(先頭)になったんだな!
ひまり
ひまり
ええ、コンプレックスだった光る鼻が、みんなを助ける大きな力になったのよね。自分らしさを大切にすることの素晴らしさも教えてくれる素敵な物語だわ。
赤鼻のトナカイ「ルドルフ」

本場ヨーロッパのクリスマス!光のマーケットとサンタの村

クリスマスが近づくと、世界中の街が美しく彩られますが、その過ごし方は国によって全く違います! まずは、クリスマスの伝統が深く根づく本場ヨーロッパの風景をのぞいてみましょう。

ドイツ:クリスマスマーケット発祥の地!

ドイツは、世界中で大人気の「クリスマスマーケット」が始まった国です。 11月の終わりから、街の広場にはキラキラした屋台がずらりと並び、木で作られた温もりあるオーナメント(飾り)やお菓子が売られます。 また、ドイツでは「シュトーレン」というドライフルーツがたっぷり入った伝統的なパン菓子を食べます。クリスマスを待つ間に少しずつスライスして食べるのが冬の楽しみです。

フィンランド:サンタクロースの故郷とクリスマスのサウナ!

北欧のフィンランドには、サンタクロースが住んでいると言われる「サンタクロース村」があります。世界中から届く子どもたちの手紙に、サンタさんたちが毎日返事を書いているんですよ! また、フィンランドの人々はクリスマスイブの夕方に家族みんなで「サウナ」に入り、心と体をきれいに清めてから静かにごちそうを食べる特別な風習があります。

はると
はると
サウナで汗を流してからごちそうを食べるなんて、スポーツの試合の後みたいで気持ちよさそうだな!
ひまり
ひまり
ふふ、家族みんなで心と体を清めて、静かに感謝する神聖な時間なのね。キラキラ輝くマーケットも、まるで絵本の世界のようで憧れちゃうわ。
ドイツのクリスマス

真夏のサンタにフライドチキン!?世界と日本のびっくり風習

ヨーロッパからさらに海を越えると、私たちがびっくりするようなクリスマスの風景が広がっています!

アメリカ:家族が集まって大きな七面鳥を食べる日!

アメリカでは、クリスマスは日本のお正月のように「家族みんなで家で静かに過ごす日」です。遠くに住んでいる親戚も実家に集まります。 ごちそうのメインはチキンではなく大きな「七面鳥(ターキー)」のロースト! プレゼントはツリーの下にたくさん並べておき、25日の朝に家族みんなで一斉に開けるのが定番です。

オーストラリア:真夏の海でサーフィンするサンタクロース!?

南半球にあるオーストラリアは、日本とは季節が真逆で、12月はなんと真夏です! その熱気あふれるビーチでは、雪どころかみんな水着姿! サンタクロースも海パン姿でサーフボードに乗って波を乗りこなしてやってきたり、砂浜でバーベキューを楽しんだりするのがオーストラリア流のクリスマスです!

日本:どうしてフライドチキンとショートケーキを食べるの?

日本では、クリスマスといえば「フライドチキン」と「白い生クリームにいちごがのったショートケーキ」が定番ですよね。 でも実は、この組み合わせでクリスマスをお祝いするのは日本独自の文化なんです!

欧米では手に入りやすい七面鳥が、日本ではなかなか手に入らなかったことから、あるチキン専門店が「クリスマスにはチキンを食べよう!」と宣伝したことが大ヒットのきっかけでした。 また、いちごのショートケーキも、日本の洋菓子店が「サンタクロースの赤と白」にちなんで広めた、日本生まれの素敵なお祝い文化なんですよ!

Q. 日本のお祝いスタイルは世界でも珍しいの?
A. そうなの!外国では「おうちで手作りの七面鳥や伝統菓子を静かに食べる」のが一般的だから、お店のフライドチキンやデコレーションケーキを買ってにぎやかに祝う日本のスタイルは、海外の人からとてもユニークで楽しそうに見えるんだよ!
はると
はると
ええっ!?フライドチキンもショートケーキも、日本ならではの文化だったのか!でも、どっちもうまいから大賛成だぞ!真夏のサーフィンサンタも一度見てみたいな!
ひまり
ひまり
ふふ、はるとは本当に食いしん坊ね。でも、世界中で気候や食べるものが違っても、「大切な人と笑顔で過ごしたい」という温かい想いはどこも同じなのね。
日本のクリスマス

まとめ:大切な人に「ありがとう」を届ける日

クリスマスの歴史やサンタクロースのひみつ、世界の風習について見てきましたが、いかがでしたか?

クリスマスは単に「プレゼントをもらってケーキを食べる日」ではありません。 困っている人を助けた聖ニコラウスの優しさや、新しい光の訪れに感謝した昔の人々の温かい心が、形を変えて今に受け継がれている特別な日なのです。

今年のクリスマスは、プレゼントをもらうワクワクだけでなく、いつもお世話になっているお父さんやお母さん、仲良くしてくれる友達に「いつもありがとう!」と言葉や手紙で伝えてみませんか? あなたの温かい「ありがとう」の気持ちこそが、誰かにとって一番のクリスマスプレゼントになるはずですよ!

📝 今日のまとめノート
1 クリスマスはキリストの誕生日ではなく、誕生に感謝してお祝いする「降誕祭」!
2 太陽の復活を祝う冬至のお祭りと重なって、12月25日に定まった!
3 サンタクロースのモデルは、困った人をこっそり助けた実在の人物「聖ニコラウス」!
4 赤い服は広告イラストで世界中に広まり、トナカイのルドルフは9頭目の相棒!
5 国によって風習は違うけれど(日本はチキン、外国はターキーなど)、大切な人に感謝と思いやりを届ける特別な日!
🖍️ ✏️
はると
はると
クリスマスのひみつを知ったら、今年のクリスマスがますます楽しみになってきたぞ!俺、いつもサッカーの練習に付き合ってくれるお父さんやお母さんにも「ありがとう」を伝えるつもりだ!
ひまり
ひまり
とっても素敵な考えね、はると!大切な人を思いやる優しい心こそが、クリスマスの本当の宝物ね。みんなも素敵なクリスマスを過ごしてね!
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