はじめに
もし、東京と大阪を行き来する新幹線が「1回走ったら丸ごと海に捨てて終わり!」だったら、びっくりしませんか?
でも、昔のロケットは本当にそれと同じで、一度宇宙へ飛んだら海に落ちて使い捨てになってしまうのが普通でした。
そこで、「飛行機のように何度も宇宙と地球を行ったり来たりできる乗り物を作ろう!」という夢のような計画から生まれたのがスペースシャトルです!
30年間で135回も宇宙へ飛び立ち、宇宙ステーションの建設やさまざまな実験で大活躍した伝説のマシン。その驚きの仕組みや宇宙での暮らしをのぞいてみましょう!
新幹線を毎回使い捨てるなんて大もったいないよな!ロケットみたいに宇宙へ飛んで、飛行機みたいに滑走路に戻ってくるなんてカッコよすぎる!俺のシュートもそれくらい遠くまで飛んでいかないかな!
はるとのシュートが宇宙まで飛んだら大変よ!でも、一度きりで捨てずに何度も再利用できる乗り物を作ったのは、本当にすごい技術だよね。
どんな形をしているの?
発射台に立つスペースシャトルを見ると、実は「3つのパーツ」が合体した高さ約56m(25mプール2個分以上!)の巨大な姿をしています。
- オービター(宇宙船本体):宇宙飛行士が乗り込み、翼がついた飛行機のような形をしています。宇宙から地球に戻るときは、グライダーのように滑空して滑走路に着陸します。
- 外部燃料タンク(オレンジのタンク):真ん中にある一番大きなタンクです。オービターのメインエンジンを動かすための液体燃料(液体水素と液体酸素)がたっぷり入っています。
- 固体ロケットブースター(2本の白いロケット):両脇についている白いロケットです。打ち上げの最初の2分間、すさまじい力で全体を空高く押し上げる役目を持ちます。
真ん中のオレンジ色のタンク、めちゃくちゃ大きいな!まるで巨大な水筒を背負っているみたいだ!
あのタンクの中に、宇宙まで一気に飛び上がるための燃料がぎっしり入っていたのね。3つのパーツが力を合わせているのがよくわかるわ。
▲ スペースシャトルを構成する3つの巨大パーツ(オービター・外部燃料タンク・固体ロケットブースター)
どうやって宇宙へ飛び立つの?
重さが2000トン(大型ジャンボジェット機約5機分!)もある巨体を宇宙へ打ち上げる瞬間は、まさに大迫力です。
発射台から宇宙へ到達するまでの劇的な流れを見てみましょう!
📋 打ち上げから宇宙へ行くまでの流れ
STEP 1
メインエンジン点火(発射6秒前)
発射台の上でオレンジのタンクから燃料が送り込まれ、オービターのメインエンジンに火がつきます。
STEP 2
ロケットブースター点火&発射(0秒)
カウントダウンがゼロになった瞬間、2本の白いロケットに点火!まぶしい光とともに一気に空へ飛び立ちます。
STEP 3
ブースターの切り離し(発射2分後)
燃料を使い切った白いロケットは空中で切り離され、パラシュートで海へ着水して船で回収・再利用されます。
STEP 4
宇宙へ到達(発射約8分後)
オレンジ色のタンクを切り離し、時速約2万8000km(新幹線の約100倍!)というとてつもないスピードで地球をまわる軌道に到着します。
打ち上げの音は「雷が100回同時に鳴ったような轟音」と言われ、発射台のまわりには音の衝撃を和らげるために約340トン(小学校のプール1杯分以上!)もの水が一気に流されます。
たった8分で新幹線の100倍のスピードになるなんて凄すぎる!雷100回分の音って、耳が吹っ飛んじゃいそうだな!
だから発射台の周りにプール何杯分もの水をまいて、音の振動からロケットや建物を守っていたのね。すごい工夫だわ。
▲ 巨大な煙と炎を上げて宇宙へと飛び立つスペースシャトル
宇宙の中ではどうやって暮らすの?
無重力の宇宙空間に到着すると、机も鉛筆も体もふわふわと浮かび上がります。
スペースシャトルの中では、宇宙飛行士たちが快適に過すためにたくさんの工夫がされていました。
- ごはんはどうやって食べるの?:ごはんやスープが空中に飛び散ると機械のすき間に入って故障の原因になるため、スープはストローで吸い、おかずはスプーンにくっつく特別なレトルト食品を食べます。コショウなどの調味料も液体になっています。
- 寝るときはどうするの?:寝ている間にふわふわ漂って壁やスイッチにぶつからないよう、壁に寝袋をしっかり固定して中に入って眠ります。
- お風呂やトイレはどうするの?:水が丸い粒になって飛び散ってしまうためシャワーは使えず、濡れタオルで体を拭きます。トイレは掃除機のように空気で吸い込む特別な仕組みです。
無重力では足や背中の筋肉を使わなくなるため、宇宙飛行士は毎日2時間も専用のマシンで筋トレをして健康を保っていました。
壁に寝袋を固定して立ったまま寝るなんて忍者みたいで面白い!でも、毎日2時間も筋トレするのはサッカーの練習並みにハードだな!
宇宙に行くと重力がないから筋肉や骨が弱くなっちゃうのよね。看護師さん目線で見ても、健康管理は本当に大切だと思うわ。
▲ 無重力の船内で壁に寝袋を固定して眠る宇宙飛行士(NASA提供)
どうやって地球へ戻ってくるの?
宇宙でのミッションを終えたスペースシャトルは、普通の宇宙船のように海にカプセルで落ちるのではなく、飛行機のように滑走路へ滑空して着陸します。
しかし、地球のまわりを包む空気の層(大気圏)へ突入するとき、超ハイスピードで空気を押し縮めるため、機体の表面は約1600℃(ドロドロに溶けた溶岩以上!)という猛烈な熱さに包まれます。
この火の玉状態から宇宙飛行士を守ったのが、機体の底に敷き詰められた約2万7000枚もの耐熱タイルでした。
大気圏を抜けた後はエンジンを使わず、風に乗って滑空しながら時速約350kmで滑走路へスーッと見事に戻ってきます。
スペースシャトルは2011年に引退しましたが、そこで生まれた技術は民間の「クルードラゴン」や新型ロケット、未来の月・火星探査へとしっかり受け継がれています。
1600℃の猛烈な熱を耐熱タイルで防いで、最後はエンジンなしで滑走路にピタッと着陸するなんて、パイロットの腕前もマシンも神技だな!
30年間の挑戦があったからこそ、今の新しい宇宙船や月面探査の夢につながっているのね。科学のバトンタッチって素敵だわ。
▲ スペースシャトルの技術を受け継ぎISSへ向かう新型宇宙船クルードラゴン(NASA提供)
まとめ
📝 今日のまとめノート
・
スペースシャトルは、ロケットのように飛び立ち飛行機のように戻る「世界初の再利用型宇宙船」!
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オービター・外部燃料タンク・2本のロケットブースターが合体し、約8分で時速2万8000kmに到達!
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宇宙では壁に寝袋を固定して眠り、食事やトイレも飛び散らない特別な工夫がいっぱい!
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1600℃の大気圏突入を耐熱タイルで耐え、その技術は現代の新型宇宙船に受け継がれている!
🖍️ ✏️
ロケットと飛行機のいいとこ取りをしたスペースシャトル、知れば知るほどワクワクするな!よし、今日の宿題をパパッと終わらせて、宇宙飛行士目指してリフティングの練習だ!
ふふっ、宿題を先にやる気になっただけでもスペースシャトル効果ね!体力をつけながら、宇宙の不思議をたくさん学んでいこうね!
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