小学生でもわかる！「ガリレオ・ガリレイ」

みなさん、夜空よぞらの星ほしを見みたことありますか？今日きょうは、その星ほしのヒミツを解とき明あかした、とってもすごい科学者かがくしゃのお話はなしをしたいと思おもいます。約やく400年ねん前まえ、望遠鏡ぼうえんきょうを使つかって宇宙うちゅうの謎なぞに挑戦ちょうせんした科学者かがくしゃ、ガリレオ・ガリレイです！

好奇心こうきしんいっぱい！小ちいさな頃ころのガリレオ

ガリレオは1564年ねん、イタリアのピサという町まちで生うまれました。お父とうさんは音楽家おんがくかで、ガリレオも音楽おんがくが大好だいすきな子こどもでした。でも、それ以上いじょうに「自然しぜんの不思議ふしぎ」が大好だいすきだったんです。

小ちさい頃ころのガリレオは、みなさんと同おなじように「なんで？」「どうして？」をたくさん考かんがえる子こどもでした。教会きょうかいで長ながいロープにつけられたランプがゆらゆら揺ゆれるのを見みていたとき、ガリレオは面白おもしろいことに気づきました。

「あれ？このランプの揺ゆれ方かた、なんだかリズムがあるぞ？」

これが後のちに「振ふり子この法則ほうそく」という大発見だいはっけんにつながったんです。振ふり子時計こどけいの仕組しくみの元もとになった大切たいせつな発見はっけんなんですよ！

Justus Sustermans, Public domain, via Wikimedia Commons

びっくり！ガリレオの大発見だいはっけん

重おもいものと軽かるいものはどっちが早はやく落おちる？

昔むかしの人ひとは「重おもいものの方ほうが早はやく落おちる」と信しんじていました。でも、ガリレオは「本当ほんとうにそうかな？」と思おもって、実験じっけんをしてみることにしたんです。

ピサの斜塔しゃとうという高たかい塔とうから、重おもさの違ちがう2つの球たまを同時どうじに落おとしてみました。すると、なんと2つの球たまは同おなじ速はやさで落おちたんです！空気くうきがなければ、重おもいものも軽かるいものも同おなじ速はやさで落おちることを、ガリレオは世界せかいで初はじめて証明しょうめいしました。

望遠鏡ぼうえんきょうで見みつけた宇宙うちゅうのヒミツ

ガリレオは、オランダで発明はつめいされた望遠鏡ぼうえんきょうをもっと良よくして、夜空よぞらを観察かんさつすることにしました。そして、驚おどろくような発見はっけんをたくさんしたんです。

まず、月つきを見みてみると、表面ひょうめんにはでこぼこがたくさんありました。「月つきは完璧かんぺきな球きゅうだ」と思おもわれていた当時とうじ、これは大発見だいはっけんでした！

木星もくせいを観察かんさつすると、なんと4つの星ほしが木星もくせいの周まわりを回まわっているのを見みつけました。これらは今いまでも「ガリレオ衛星えいせい」と呼よばれています。

天あまの川がわを望遠鏡ぼうえんきょうで見みると、モヤモヤした帯おびは実じつは無数むすうの星ほしでできていることが分わかりました。さらに、金星きんせいにも月つきのような満みち欠かけがあることも発見はっけんしたんです。

真実しんじつを守まもり抜ぬいた勇気ゆうき

ガリレオの時代じだい、多おおくの人ひとは「地球ちきゅうが宇宙うちゅうの中心ちゅうしんで、太陽たいようや星ほしが地球ちきゅうの周まわりを回まわっている」と信しんじていました。でも、ガリレオは望遠鏡ぼうえんきょうでの観察かんさつから「実じつは地球ちきゅうが太陽たいようの周まわりを回まわっているんだ！」ということを発見はっけんしました。

これは大変たいへんな問題もんだいになってしまいました。当時とうじの教会きょうかいは「地球ちきゅうが宇宙うちゅうの中心ちゅうしん」という考かんがえを正ただしいとしていたからです。ガリレオは裁判さいばんにかけられ、自分じぶんの説せつを取とり下さげなければならなくなってしまいました。

でも、ガリレオは最後さいごまで真実しんじつを信しんじ続つづけました。「それでも地球ちきゅうは回まわっている」というガリレオの言葉ことばは、真実しんじつを追究ついきゅうする勇気ゆうきの象徴しょうちょうとして、今いまでも語かたり継つがれています。

ガリレオから学まなぶ大切たいせつなこと

ガリレオの一番いちばんすごいところは、「みんなが正ただしいと思おもっていることでも、自分じぶんの目めで確たしかめて、実験じっけんして、本当ほんとうのことを探さぐる」という姿勢しせいです。これは今いまの科学かがくの基本きほんになっています。

ガリレオから学まなべる大切たいせつなことをまとめてみましょう：

• 「なぜだろう？」という好奇心こうきしんを大切たいせつにすること
• 自分じぶんの目めで確たしかめ、実験じっけんしてみること
• 真実しんじつを追究ついきゅうする勇気ゆうきを持もつこと
• 新あたらしい発見はっけんのために工夫くふうすること

今いまに残のこるガリレオの影響えいきょう

ガリレオの偉大いだいな業績ぎょうせきは、今いまでもたくさんの形かたちで残のこっています：

• 宇宙うちゅうを調しらべる望遠鏡ぼうえんきょうに「ガリレオ」という名前なまえがつけられました
• 木星もくせいの4つの衛星えいせいは「ガリレオ衛星えいせい」と呼よばれています
• 科学かがくの実験じっけん方法ほうほうの基礎きそを作つくったので「科学かがくの父ちち」と呼よばれています
• 多おおくの科学者かがくしゃがガリレオの研究けんきゅう方法ほうほうを参考さんこうにしています

みなさんへのメッセージ

今夜こんや、空そらを見上みあげてみませんか？ガリレオが400年ねん前まえに見みた月つきや星ほしは、今いまも私わたしたちの上うえで輝かがやいています。そして、まだまだたくさんの謎なぞが、みなさんの発見はっけんを待まっているんです。

もしかしたら、この記事きじを読よんでいるみなさんの中なかから、ガリレオのような大発見だいはっけんをする人ひとが現あらわれるかもしれません。大切たいせつなのは、「なぜだろう？」という気持きもちを大切たいせつにして、自分じぶんの目めで確たしかめてみることです。

宇宙うちゅうには、まだまだ私わたしたちの知しらないヒミツがたくさんあります。みなさんも、ガリレオのように好奇心こうきしんを持もって、身みの回まわりの不思議ふしぎを探さがしてみませんか？きっと、すてきな発見はっけんがあるはずですよ！